交通事故撲滅へ決意 他【新千葉新聞】
- 2023/1/15
- ニュース
新千葉新聞2023年1月15日発行
交通事故撲滅へ決意
関東管区連名表彰や交通栄誉賞緑十字銅章
木更津交通安全協会 初出式で連携深め
新年に苦痛事故撲滅を期す、木更津交通安全協会(会長・竹内義一)主催、「令和5年第47回木更津交通安全協会初出式」が13日(金)午前10時30分から、木更津市民会館中ホールで開催された。
これは同協会新春恒例の年頭行事で、官民の連携を深め、決意も新たに今年1年の交通安全と苦痛指導員の士気の高揚を図るもの。
3年余りのコロナ禍のもと、今年も昨年同様に、感染防止対策の万全を期し、規模を最大限に縮小して実施された。
式典には、渡邉優木更津警察署長、井上宣之君津地域振興事務所長、渡辺芳邦木更津市長、粕谷智浩袖ケ浦市長、髙橋浩県議、江野澤吉克県議、森岳県議、永田陽一郎県交通安全協会専務理事、重城正義木更津市議会議長、榎本雅司袖ケ浦市議会議長等の来賓及び、木更津・袖ケ浦両市の交通安全指導員19支部代表40人が参加した。
国歌演奏に続き、昨年全国での交通事故犠牲者2610人(うち千葉県124人、木更津警察署管内6人)に対し、黙とうを捧げ冥福を祈った。
竹内会長は式辞で、昨年千葉県下の交通事故死者数は前年比3人増で全国ワースト4位、木更津署管内で2人増など憂慮する状況であることを示しながら「今年も交通弱者(高齢者や子どもたち)を守り、飲酒運転根絶を目指し、警察などと連携して交通道徳、交通安全への啓蒙等をより一層推進していきたい」とし、交通安全協会会員の減少と高齢化等にも触れながら、同協会発展のため協力を願った。
視閲申告・巡閲に続く表彰では、長年にわたる顕著な活動で交通安全啓蒙などに尽力した細田勝義氏に「関東管区連名表彰・優良運転功労」が贈られ、平野泰治氏・阿部徳氏・原田豊氏・坂本重雄氏に「交通栄誉賞緑十字銅章」が伝達された。
来賓を代表して渡邉署長は、「長引くコロナ禍ながら、社会活動が徐々に戻ってる状況であり、交通事故の増加も懸念されている」と、一層の協力を要請した。
また、井上振興事務所長、粕谷市長、髙橋県議、永田専務理事などは交通指導員に対し、コロナ対策を講じながら年間を通して、日々、交通安全活動等への真摯な尽力に深く感謝し、今後も《交通安全県ちば》を目指し、さらなる理解と支援を願った。
最後に、拾雄精二交通安全協会副会長が、「交通安全の重要性を深く認識し、社会奉仕の精神に立脚し、万難を排し、全力を挙げて交通事故のない明るい住みよい社会を築き挙げつよう努力することを誓う」などと、力強く『交通事故防止決意宣言』を行った。
令和5年表彰者は次の通り。(敬称略)
大学共通テスト始まる
各会場ではコロナ感染防止に注意を払い
2日間にわたり 清和大学でも実施
大学入試センター試験の後継テストで、3回目となる2023年「大学入学共通テスト」が、14日(度)と15日(日)の2日間の日程で、全国679会場で一斉に始まった。
新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染が急拡大する中での実施。
受験生全員がマスクを着用し、家族や試験会場が感染防止に万全を尽くす入試シーズンが幕を開けた。
大学入試センターによると今回、志願者数は、前年より17786人(3.4%)少ない、51万2581人。
このうち今春に高校を卒業する現役生は、43万6873人(85.2%)で、現役生のうち共通テスト志願者の割合は前年同様(過去最高)の45.1%となった。
共通テストは国公立大の一次試験に当たるほか、利用するのは多くの私立の大学や短期大学で、参加大学は前年度より6校増えて870大学になる。
千葉県内では、初日、小雨降る中、千葉大学のの5会場を含む29会場で行われ、前年度より1427人少ない2万4144人(男13,863人、女10,281人)が志願した。
その内の一つが県南の会場・清和大学(法学部・木更津市)。
主に君津と安房地域を中心とした志願者480人のうち、午前9時30分からの「地理歴史」「公民」の2科目選択者と、午前10時40分からの1科目選択者では、2科目選択の265人がかく1時間の試験に臨んだ。
(受験科目により受験数は変わる)
午後から国語(1時~2時20分)、外国語(3時10分~4時30分、同)の試験が行われ、最後に例年通り、IC(集積回路)プレーヤーを使い英語の聞き取りを行う「リスニング」(5時10分~6時10分までの1時間)が実施された。
また、きょう15日(日)も理科と数学の試験がある。
科目は理科(「物理」「化学」「生物」「地学」)、数学は「数学I」、「数学Ⅱ」、「簿記・会計」、「簿記・会計」「情報関係基礎」等。
新型ことなの感染や事項等で欠席した受験生向けの追試験は1月28日、29日にあり、47都道府県に会場を設ける。
「鷹の爪」全ゲノム解読
DNA研究所等 トウガラシの改良へ
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)は11日、近畿大学、京都大学、国立遺伝学研究所と共同で日本を代表するトウガラシのひとつ「鷹の爪(タカノツメ)」のゲノムを解読したと発表した。
南米原産のトウガラシは、室町時間後期に日本にわたり、各地でさまざまな地域品種が誕生している。
「タカノツメ」は江戸時代から栽培されていた在来系統のひとつだが、数あるトウガラシの中でも「鷹の爪」が香辛料として人気を博した理由や、どのような経緯で日本全国に広まったのかはわかっていない。
今回、「鷹の爪」の全ゲノムを解読し、12本の染色体のDNA配列(合計30億塩基対)を高精度に決定した。
そして、「鷹の爪」以外の14系統のトウガラシのゲノム情報と比較して、染色体構造の稚貝や塩基配列の違いを多数明らかにした。
これらの情報から、「鷹の爪」が日本で広がった経緯が明らかになるかもしれないという。
さらに、
鷹の爪」がもつ強い抗ウイルス活性の利用や、多様なトウガラシを生み出すための品種改良が進むと期待される。
研究成果は国際学術雑誌DNA Researchにおいて、昨年12月25日にオンライン公開された。
木更津1週間で1353人
直近のコロナ感染 君津市は計837人
木更津市と君津市は13日(金)、直近7日間(1月6日~12日)における新型コロナウイルスの新たな感染者状況を発表した。
両市の詳細は次の通り。
【木更津市】
〇新規感染者数=合計1353人(医療機関等で診断・995人、陽性者登録センターに登録・358人)
▽内訳=入院中・24人、自宅・ホテル療養者数(推計)1329人。
※感染者数は、県からの感染者発生情報の提供方法が変更され直近7日間の感染者数を週に1度更新するようになった令和4年9月27日以降で最多。
【君津市】
〇新規感染者数=合計837人(医療機関等で診断・639人、陽性者登録センターに登録・198人)
▽内訳=入院中13人、自宅・ホテル療養者数(推計)824人。
県内では13日、新たに5845人が感染し、27人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の金曜日から3000人以上減少したが、死者数は12日(29日)に次いで過去2番目の多さになった。
累計感染者数は136万7072人。
年代別では10~29歳が最も多く978人だった。
新規クラスター(感染者集団)は24件発生。
君津地域では木更津市内の医療機関で38人、袖ケ浦市の高齢者施設で9人の感染が確認された。
ウクライナ救援金
木・貝渕区が寄付
日本赤十字社で実施している「ウクライナ人道危機救援金」へ12日、木更津市の貝渕区が7646円を寄付した。
日赤木更津地区事務局は市役所朝日庁舎・社会福祉課。
このほか、同募金箱を企画課(駅前庁舎)、市内各公民館、金田地区交流センター、市民活動支援センターに設置している。