食品ロス軽減運動『30・10(サンマル・イチマル)運動』『ちば食べきりエコスタイル』
- 2022/12/14
- 木更津市役所
食品ロスってよく聞きますが、どんな意味かご存じですか?
本来はまだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物を「食品ロス」といいます。
家庭での食事や外食時の「食べ残し」は食品ロスの要因の1つです。
日本では年間約522万トンの食品ロスが発生しています。
これを日本人1人当たりで考えると、毎日お茶碗約1杯分のごはんの量を捨てていることになります。
木更津市では「オーガニックなまちづくり」を推進しています。
持続可能な未来を創るために、大切な食べ物を無駄なく消費して、食品ロスを減らすためにわたしたちにできる取り組み『30・10(サンマル・イチマル)運動』を紹介します。
そして、千葉県では、食品ごみを削減するために、『ちば食べきりエコスタイル(ちば食べエコ)』を展開しています。
食材の価格も高騰しています。
家庭でも、上手に買い物して、食品ロスを少なくし、外食時にも食べ残しを出さない注文の仕方など工夫していきませんか?
◇30・10(サンマル・イチマル)運動とは
「もったいない」をキーワードに「宴会などの開始後30分間と終了前10分間は席について料理を楽しむ」という運動です。
木更津市では「オーガニックなまちづくり」の取り組みのひとつとして、「おいしく、楽しく、食べきる」を意識して食品ロスを削減する取り組みを推進します。
- 乾杯をしたあとお酌に回る前、最初の30分間はまず自分の席に座り料理を楽しみましょう。
- そろそろお開きになる、最後の10分間も自分の席に戻って料理をいただきましょう。
新型コロナウィルスの拡散、流行により、宴会の機会も減っていると思いますが、外食をする際には、残さず食べて、料理と会話を楽しみ、気持ちのよい食事会にしましょう。
◇ちば食べきりエコスタイル
「ちば食べきりエコスタイル」(略称:ちば食べエコ)とは、家庭での食事の際や、レストランや宴会での食事の際に「食べきり」をすすめていくことで、食べ物がごみになる量をできるだけ減らしていくための取組です。
では、食べきりをすすめるために、具体的にはどのようなことに取り組めばいいのでしょう?
取り組んでいただきたい項目の事例
これらの項目に限らず、「食べきり」「食べ残しの削減」につながる取り組みをしましょう!
- 買い物のときは・・・
家に食材が残っていませんか?買い物をする前に冷蔵庫の中身を確認しましょう。
たくさんの量を必要としないときは、「ばら売り」「量り売り」「少量パック」などを有効に利用して、必要以上に購入しないよう心がけましょう。
賞味期限を見て奥の方から商品を取っていませんか?
すぐ食べるものは「手前取り」することで、食品ロスの削減につながります。
事業者と連携した「てまえどり」啓発について「見切り品」なども上手に活用しましょう。 - 保存するときは・・・
食材が長持ちするよう適切に保存しましょう。
冷蔵庫の中身を整理し、定期的にチェックするよう心がけましょう。
賞味期限と消費期限の違いを正しく理解し、食材を賢く利用しましょう。 - 料理をするときは・・・
作りすぎに注意し、食べきれる量だけ食卓に並べるようにしましょう。
余った料理はリメイクなどの工夫をして食べきりましょう。
食材を有効に使えていますか?食べられる部分を無駄にしていないか、考えてみましょう。 - 外食をするときは・・・
「食べきれないかな」と思ったとき、小盛やハーフサイズがある場合は利用しましょう。
小盛やハーフサイズがないときは、「量を減らせませんか?」と店員さんに相談してみましょう。
苦手な食材が入っているときは、「○○を入れないでもらえませんか?」と相談してみましょう。
宴会などでは、幹事や司会の方は、会の始まりや途中に「食べきりに協力してください」と声をかけ、出された料理を「食べるための時間」をつくりましょう。
※持ち帰りについては、条件やお互いの責任について、お店の人と十分話し合ってから行いましょう。
※持ち帰ったものは早めに食べてください。
※食中毒などの危険を感じたときは、食べないで廃棄をしてください。 - その他にも・・・
食品ロスの削減に取り組んでいるお店を利用してみましょう。