秋晴れのもと海を走る 他【新千葉新聞】
- 2022/11/9
- ニュース
新千葉新聞2022年11月9日発行
秋晴れのもと海を走る
アクアラインマラソンの約15000人出場
地元の応援も力に 4年ぶり盛大に開催
海を走ろう!アクアラインの風にのって~ちばアクアラインマラソン2022~が6日(日)、4年ぶりに盛大に開催された。
千葉県と千葉県教育委員会主催。
木更津市と袖ケ浦市を会場に、スポーツの振興と千葉県の魅力発信などを目的に2012年(平成24年)に初開催、隔年で行われてきたが、前回の2020年は新型コロナウイルス感染拡大で中止した。
5回目の今回はフルマラソンに男女10394人、ハーフ男女4595人、車椅子ハーフ男子5人、合計14994人が、秋晴れのもと健脚を競った。
木更津市の潮浜公園前のスタート地点での開会セレモニーでは、午前9時15分から県警音楽隊の歓迎演奏及びファンファーレでセレモニー開式。
熊谷俊人千葉県知事が「4年ぶりの開催に、早くから準備してくれたたくさんの人々に感謝して、今日は走りを楽しみましょう」と開会宣言を行い、PR大使の千葉真子さんが力強くランナーにエールを送った。
来賓や正体ランナー・ゲストランナーの紹介に続き、熊谷知事の号砲で、9時45分に車椅子ハーフ、9時50分にハーフ、フルが一斉にスタートした。
コースは潮浜公園前から約9キロ地点で、東京湾アクアラインに入り海の上を走り、海ほたるパーキングエリアで折り返し、袖ケ浦市内から木更津市内に戻り、旧木更津市役所にゴール。
ハーフは木更津市の牛込海岸でフィニッシュした。
熊谷知事はハーフに出場、2時間21分9秒で完走。
渡辺芳邦木更津市長・粕谷智浩袖ケ浦市長は共にフルに出場して完走した。
完走率は、フル男子91.31%、女子84.57%、全体では92.10%で、前回(88.6%(より高い完走率だった。
木更津市・袖ケ浦市のコース沿道では約21万人(実行委員会発表)が、郷土芸能や和太鼓演奏をはじめ、横断幕を制作しての学校ぐるみ、ランナーの家族・職場仲間・友人、地域住民、木一小児童などが工夫を凝らして、拍手や鳴り物で応援する姿が途切れることなく続き、ランナーを元気づけた。
実行委員会では、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、ランナーには競技以外はマスク着用、大声を出さない、ハイタッチの禁止などを呼びかけるなど慎重な対策を講じて実施、コース周辺の交通規制も大きなトラブルもなく無事終了した。
熊谷知事は完走後のインタビューで2年後の次回開催にも意欲を見せていた。
同日午後5時50分に、アクアラインマラソンがむじ、盛大に終了したことを祝い、木更津市の住民より、中の島大橋周辺から花火が約4分間打ち上げられた。
安全・安心の米を給食に
農薬や化学肥料無使用の環境にやさしい栽培
中郷小学校で学校給食米の試食会
農薬や化学肥料を一切使用せず生産された安心・安全な『きさらづ学校給食米』の給食試食会が、4日(金)正午から木更津市立中郷小学校(校長・長島則彦、児童数・94人)で行われた。
市では、平成28年度(2016)に制定した《木更津市と自然が調和した持続可能なまちづくりの推進に関する条例》(通称・オーガニックなまちづくり条例)に基づき、「オーガニックなまちづくり」を推進している。
また同年に制定した《木更津産米を食べよう条例》に基づき、市内で清算された米等の消費拡大に努めている。
同市では、オーガニックなまちづくりの一環として、木更津市有機農業推進協議会(会長・安藤一男)の協力を得て「きさらづ学校給食米」の生産に力を入れている。
4年目を迎えた同給食米の生産は、今年度協議会メンバー14人が約20ヘクタールの圃場で約71トン(玄米)を収穫し、11月1日から令和5年4月までに半年間(1日当たり最大930キロ使用)、給食献立の「ごはん食の日」に提供されることになった。
市では1日も早く全給食米を有機米で提供できるように生産者の協力を求めていく方針。
この日の試食会には、同協議会の活動を応援している(今年度100万円の寄付)、ポルシェジャパン(株)のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ代表取締役など同社関係者を来賓に迎えて開催された。
木更津市からは、安藤会長以下生産者7人、石渡善則JA木更津市営農部長、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長など多数が参加した。
精機上、安藤会長(77)は、「農薬を使用しない有機米の栽培は除草との戦いですが、手を掛ければ掛けた分、作物はそれに応えてくれる。農業は楽しくなければ後継者は育たない。これからも子供たちの成長を楽しみに、美味しい米を作っていきたい」などと話していた。
この日の献立は、~市制施行80周年を記念したお祝い給食~で、「ごはん」は、令和4年度きさらづ学校給食米・中郷産の粒すけ、中郷産米粉のからあげ、ひじきの煮物、お祝いすまし汁(祝いという文字入りのなると、花形人参、硬派のはんぺん)など、千葉県産の恵みをたっぷり味わえ、目でも楽しめる特別メニューが用意された。
また同校の給食時間に合わせ、中郷地区生産者の鈴木義彦さんが、校内のテレビ放送に出演して、この日の美味しいごはんについて話をした。
地元2力士上がる
九州場所の新番付
日本相撲協会はこのほど、今月13日(日)から福岡国際センターで行われる大相撲九州場所の新番付を発表した。
強度力士の、幕下・千代嵐(木更津市出身、九重部屋)は、西十五枚目から東十二枚目に上がった。
先場所の秋場所では4勝3敗で勝ち越しを決めた。
序二段・雅(君津市出身、二子山部屋)も。西七十四枚目から東四十一枚目に上がった。
秋場所の成績は4勝3敗の勝ち越しだった。
シアン再検出
東日本製鉄所排水口
県は7日、日本製鉄の東日本製鉄所君津地区内の排水口1か所で、既定の基準値(1ミリグラムあたり、0.1ミリグラム未満)を超えるシアンが堅守留されたと発表した。
県水質保全課などによると、同社が6日午前3時15分頃に実施した検査で、雨水や生活排水が流れる排水口で1ミリリットルあたり、0.1ミリグラムのシアンが検出された。
県は7日、立ち入り検査を実施し、同日午後2時ごろの水質検査では、試案は検出されなかった。
同社が原因の究明を進めている。
県内997人
7日のコロナ感染
県内では7日(月)、新たに997人が新型コロナウイルスに感染しあ、3人が死亡したと発表された。
感染者数が前週の月曜日から263人増加。
3日連続で前の週の同じ曜日を上回った。
累計感染者数は100万955人。
新規クラスター(感染者集団)は8件確認された。
市政発展雄協力に感謝
木更津市市制施行80周年記念式典 表彰の功労者①
木更津市制施行80周年記念式典が3日にかずさアカデミアホールで開催されたが、席上表彰された8部門222人の功労者(団体)は次の通り。
(敬称略、50音順、順不同)