最優秀賞に伊藤卓さん2年連続 他【新千葉新聞】
- 2022/10/22
- ニュース
新千葉新聞2022年10月22日発行
最優秀賞に伊藤卓さん2年連続
「木更津産米」食味分析コンクール
木更津市とJA木更津市 15点は国際大会へ
令和4年度「木更津産米」食味分析コンクールが20日(木)、木更津市農業協同組合(代表理事組合長・石渡繁、以下JA木更津市)本店2階大会議室で開かれた。
主催は、木更津市・JA木更津市・木更津市農業委員会で組織する同コンクール実行委員会(委員長・渡辺芳邦木更津市長、委員11人)。
これは、令和元年度に込めの食味にこだわった国内最大を誇るコンクール『第21回米・食味分析鑑定コンクール国際大会in木更津』をかずさアカデミアパークで開催したことを契機に、さらなる高品質の木更津産米生産への生産者意識の高揚、木更津市産米の付加価値向上やブランド化、販路の拡大などを目的に、市独自で継続開催しているもの。
国際大会前年のプレ大会を含めると今回で5回目。
同会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止への理解と協力を長い実施した。
今年度の同コンクールへは、木更津市に住所を有し、木更津市内で米を栽培している人を対象に「令和4年木更津産うるち米(玄米2キロ、品種の限定なし)」を募ったところ、97個人と3団体(中郷小・高柳小・東清小)から合計118検体の応募があった。(前年度は91個人・1団体から110検体の出品)
午前11時からの開会式では渡辺市長が多くの参加(応募)や学校給食米栽培(有機栽培)への協力に感謝したほか、木更津産米の消費及び販路拡大などに努めていく方針を示し主催者挨拶を行った。
続く「食味官能審査」には、米・食味鑑定師の資格を有する石川善雄氏((有)石川商店)、岡本光代氏((株)スズヤス)、今関喜明氏(今関農法ステビア研究会)をはじめ、渡辺芳邦実行委員長、石渡組合長、Miss SAKE JAPAN千葉オニギリストの阿部さくらさん、白坂英義市議、JA木更津市稲作研究会・中村行雄氏、君津農業事務所・小山ほなみ氏、佐伯浩一木更津市経済部長、磯野枝里子木更津市健康こども部栄養士の11人が全15検体の食味を鑑定し美味しいお米3品を選び投票した。
同審査は最終審査で、1次審査では、全出品検体を静岡精機(株)の食味計測器で~水分、タンパク質、アミラーゼ、脂肪酸~などの数値分析を行い、上位15検体(一経営体当たり上位1検体)により最終審査(食味官能審査)が行われた。
同コンクール当日は、同審査炊飯基準に基づき炊飯された米を、「外観(色・つや)、香り、味、粘り、硬さ(食感)」の、5項目の食味審査方式で評価し、各審査員が美味しいと感じた米3検体を選出した。
投票の結果、「最優秀賞」には伊藤卓さん(中郷地区)生産の『ゆうだい21』が選ばれた。
このほか優秀賞3人、優良賞6人、美味しいお米賞5人が選出された。
伊東さんは昨年度(にこまる)に続き2年連続最優秀賞に輝いた。
最終審査に出品された15点(入賞者)は、このあと12月2日~3日に長野県で開催される「第24回米・食味分析鑑定コンクール国際大会in小諸」へ出品することができる。
最優秀賞を受賞した伊藤さんは、「今年は梅雨がなく、6月も猛暑で水野管理に苦労したが、努力の成果が認められた」と笑顔が輝いた。
入賞者は次の通り。
◎最優秀賞=伊東卓(中郷・ゆうだい21)
◎優秀賞=鳥海裕信(中郷・コシヒカリ)、鈴木恒太郎(中郷・コシヒカリ)、森信子(鎌足・コシヒカリ)
◎優良賞=石川理平(波岡・粒すけ)、斉藤高根(金田・ひとめぼれ)、宮崎孝行(中郷・コシヒカリ)、石崎幸弘(中郷・ゆうだい21)、中郷小学校(中郷・コシヒカリ)、杉山美恵子(中郷・コシヒカリ有機)
◎美味しいお米賞=鈴木雅雄(中郷・コシヒカリ)、竹内和義(鎌足・コシヒカリ)、本多正一(岩根・コシヒカリ)、半沢友洋(波岡・コシヒカリ)
接種間隔を3か月に短縮
オミクロン株に対応 新しいワクチン
厚生労働省は19日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新しいワクチンの接種感覚を前回接種から少なくとも3か月にすることを決めた。
同日開かれた専門部会の議論を踏まえ、現在の5か月から短縮する。
20日のワクチン分科会でも認められ、接種感覚を3か月に短縮することを正式に決定した。
早ければ今月21日から適用。
冬場を前に国民井接種を呼びかけ、感染拡大防止を図る。
日本の楽器のひびき味わう
スクールコンサート、木更津RC協力
木更津市立南清小学校 尺八や箏の演奏
木更津市立南清小学校(校長・熊切和也、児童数360人)では、20日(木)午前20時30分から11時50分まで、箏(こと)、尺八等5人の演奏syを招き、「邦楽スクールコンサート」を同校体育館で開催した。
この日、演奏を聴いたのは4年生(61人)と5年生(71人)。
このスクールコンサートは、小中学生の情操の涵養を図ることを目的に、木更津市教育委員会文化課が主管する事業。
今回、木更津ロータリークラブ(会長・木村富良)が協力した。
演奏会に入る前に熊切校長は「皆さんの耳と心で素晴らしい演奏を味わってくれたらうれしいです。演奏を楽しみにしています」などと話し、木村ロータリークラブ会長も「日本の伝統的な音楽を聴いてほしいと思い企画しました。実際に箏や尺八を見たり演奏を聞いて、今日の感動が心に残りよい思い出になってくれたらいいですね」と挨拶した。
邦楽スクールコンサートでは、カリフォルニア生まれの米国人、鴨川市在住で、日本の代表的な尺八奏者のジョン・海山(かいざん)・ネプチューン氏を中心に、箏・三弦・十七絃奏者の、溝口五百子氏、井上歌真氏、松本ひろみ氏が、『六段の調べ』『春の海』等の古典的な名曲から、『花は咲く』、ジョン・海山・ネプチューン氏の作曲による『森の道』『忍者』など、幅広いレパートリーを奏で、児童たちの耳と心を惹きつけた。
また、ジョン・海山・ネプチューン氏が自ら製作したさまざまな大きさの尺八や竹で作った打楽器、溝口さんによる箏などの楽器の説明もあり、間近に本物を見ることができ、児童達の興味をひいた。
演奏後の質問コーナーでは児童からは「尺八では、どのように息を出しているのですか」など代表4人が思っていることを質問した。
海山氏は、一番感動するような音がでるといいなと思って50年間、集中力を使って毎日1時間、練習していると答えた。
最後のお礼の言葉で児童は「箏や尺八が重なり合った音を聞いて豊かな気持ちになりました。お忙しい中、私たちのためにおいで下さりありがとうございました」と感謝した。
木更津ロータリークラブからは、木村会長のほか、能城京子感じや各会員、小高幸男市文化課長などが出席した。
県1414人
20日のコロナ感染
兼ニアでは20日(木)、新たに1414人が新型コロナウイルスに感染し、4人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の木曜日から331人減少、2日連続で前週の同じ曜日を下回った。
19日現在の累計感染者数は97万2117人。
新規クラスター(感染者集団)は3件確認。
アクアコインのアイデア
木更津市・普及推進協 今月31日まで募集
アクアコイン普及推進協議会(事務局・木更津市役所経済部産業振興課)では、木更津市制施行80周年記念事業「AQUA COIN アイデアコンテスト2022」のアイデアを今月31日(月)まで募集している。
これは、地域経済及びコミュニティの活性化を目的に導入した電子地域通貨「アクアコイン」を使って、木更津市の発展やr地域課題の解決、豊かさの創出等の同市を活性化するアイデアを募るもの。
優れたアイデアについては事務局との連携のもと、アイデアのブラッシュアップ(さらによくすることの意)を図りながら、事業化に向けて取り組んでいく予定という。
詳細は次の通り。
◎応募内容
▽1次審査(書類審査)結果発表=11月中旬。最終審査会へ進む3組を選出する
▽ブラッシュアップ期間=11月中旬~令和5年1月29日(日)。
事務局(市や君津信用組最職員等)との連携のもと、最終審査会に向けてアイデアをブラッシュアップする
▽最終審査会=令和5年1月29日。
審査員(アクアコイン普及推進協議会役員等を予定)の前でプレゼンテーションを行い、大賞1組、入賞2組を決定する。
◎応募資格
▽15歳以上であること(中学生を除く)。※市内外の個人(5人までのグループも可)、団体・法人誰でも応募可
▽最終審査会に出席が可能であること。
◎審査基準
▽「実現性」。
考案したアイデアが法規制等に触れず、技術的に実現が可能であり、アイデアに具体性(実施主体・役割分担、必要経費等)があること。
▽「共感性」。
同市の地域課題に即し、需要が見込め、アクアコイン利用者の増加につながること
▽「新規性」。
発送が新しくユニークなアイデアであり、ほかのキャッシュレスサービスとの差別化につながること
▽「持続性」。
一時的なものでなく、持続的に運営可能なアイデアであること
▽「プレゼンテーション力(最終審査のみ)」。
史料がわかりやすく、説明が優れていること。
◎応募方法=QRコードからアクセス。
◎世スキン
▽大賞=アクアコイン10万円分(1組)
▽入賞=アクアコイン2万円分(2組)。
問い合わせは同協議会へ(TEL0438-23-8460、午前8時30分~午後5時15分。土日除く)。
今年8月8日時点のアクアコイン利用状況は、アプリインストール件数24176件、加盟店数774店、利用金額9億7576万円。