自転車で房総路を巡る 他【新千葉新聞】
- 2022/10/12
- ニュース
新千葉新聞2022年10月12日発行
自転車で房総路を巡る
「ツール・ド・ちば2022」4年ぶり
初秋の絶景堪能 木更津を発着点に
自転車で房総半島を駆け抜ける県内最大級のサイクルイベント「ツール・ド・ちば2022」(実行委員会主催、実行委員会会長・飯沼善市郎観光物産協会長)が8日(土)、4年ぶりに開催された。
17回目を迎える今回は、木更津市のイオンモール木更津(同市築地1-4)を発着点に、県内外から集まった参加者(エントリー508人)は愛車のペダルを踏みこみ、初秋の絶景を堪能しながら、内房地域の海岸線や丘陵地帯など約111キロのコースを駆け抜けた。
イオンモール木更津での出発式では、新型コロナウイルス感染防止対策をしっかりと行い、サイクリストを迎えたいとしたうえで、千葉日報社社長で実行委員会の大澤克之助副会長が「エイド・ステーションでは、千葉を味わえる・感じられるおもてなしを用意しました。秋の房総の海岸、里玉野風景を楽しみながら走行して下さい」などと挨拶した。
木更津市の渡辺芳邦市長も挨拶し、その後、同市長の号砲を合図に次々とコースにこぎ出した。
コースは、イオンモール木更津を午前8時に出発後、君津市-イオンモール富津(富津市)を経て、クルックフィールズ(木更津市矢那)で昼食、高滝ダム野外御音楽堂(市原市)と、ひらおかの里農村公園(袖ケ浦市)を回ってゴールした。
昼食会場となった農業と食、アートがテーマの体験型施設「クルックフィールズ」では、イノシシを使った特性ジビエ(キーマ)カレーが、施設内の農場で採れた有機野菜を練りこんだソーセージなどとともに提供された。
参加者は清々しい空気にひと息つき、エネルギーを補給すると再び感想を目指して元気に走り出した。
同大会は、美しい自然と人情あふれる房総路を自らの体力と気力で走ることを目的とし、スピードを競わず、交通法規(道路左走行)と大会規則を守り、完走した人を賞する大会。
2019年は台風接近、2020年、2021年はコロナ感染拡大で中止だった。
今回も東日本大震災の復興支援として、参加料の一部を福島県に寄付する(前回は約75万寄付)。
またシアン検出
日鉄君津敷地内
日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(君津市)の周辺で有害物質シアンが検出された問題で県水質保全課は8日、製鉄所内の排水口1か所で、既定の基準値を超えるシアンが検出されたと発表した。
製鉄所外への流出は確認されていないが、同社と県が原因を調べている。
県によると、同社が8日午前2時に実施した検査の結果、高炉から出るガスを処理した水が流れる排水槽で、1リットルあたり0.25ミリグラムのシアンが検出された。
協定値の1リットルあたり0.2ミリグラムを超えていた。
その後、シアンの値は0.1ミリグラム未満に下がった。
紅陵2年連続関東大会へ
秋季高校軟式野球 22日群馬県で開催
秋季県高校軟式野球大会は8日、ゼットエーボールパーク(市原市)で決勝が行われ、石川が4-3で拓大紅陵を破り、47年ぶり5度目の優勝を果たした。
拓大紅陵は僅差で敗れ、2連勝達成を逃した。
決勝は接戦となり、拓大紅陵は0-2で迎えた6階に3連打して逆転したが、リードを守れなかった。
市川と拓大紅陵は、今月22日(土)から群馬県で開催される関東大会に出場する。
市川は3年ぶり14度目、拓大紅陵は2年連続13度目の関東大会出場となる。
県内491人
10日のコロナ感染
圏内では10日(月・祝)、新たに491人が新型コロナウイルスに感染したと発表された。
死者の発表はなかった。
感染者数は前週の月曜日から122人減少。
新規クラスター(感染者集団)は2件判明した。
9日(日)は893人が感染し、1人が死亡、クラスターは2件。
8日(土)の感染者数は1108人で、死亡1人、クラスター1件だった。
米を19袋
須藤正敏さん寄贈
須藤正敏さんは、今月1日、社会福祉事業(こども食堂等)で役立ててもらいたいと、米(30キロ×19袋)を、社会福祉法人木更津社会福祉協議会に寄贈した。
同協議会では「有難く、有効に使わせていただきます」と感謝した。