早くも新米検査を実施 他【新千葉新聞】
- 2022/8/18
- ニュース
新千葉新聞2022年8月18日発行
早くも新米検査を実施
早生品種の『ふさおとめ』414袋等
JA木更津市畔戸等6会場 すべて一等級合格
首都圏の穀倉地帯で早生米の産地、木更津市農業協同組合(代表理事組合長・石渡肇、以下JA木更津市)で15日(月)「令和4年度産米初検査」が市内6会場で実施された。
中郷経済センター、菅生倉庫、馬来田孫の台倉庫、畔戸倉庫、下郡倉庫、西山倉庫には早朝より農家が手塩にかけ育て収穫した新米早生品種の「ふさおとめ」「飼料用米」などが30キロ入りの復路で持ち込まれた。
金田・畔戸倉庫には、「ふさおとめ414袋(1袋30キロ)」「資料毎430袋(同)」が搬入された。
婦早乙女検査は1袋ずつ穀差しで玄米を抜き取る「抽出検査方式」で行われ、色・つや・水分などの整粒具合や、青未熟米・カメムシなどの被害米混入の有無などを同地区担当の藤浪徹検査員が厳正に審査した。
生産者ごとに検査終了後、「すべて一等米!」と報告されると、生産者に安堵の笑顔が広がった。
検査を見守った石渡組合長は「一昨日の台風8号では、倒伏した稲も少なく安堵した。
まだまだコロナ禍と酷暑のなかの収穫作業は続きますが、組合員の皆さんには体調管理のもと、安全な作業をお願いしたい」などと高品質維持への理解と協力を願った。
生産者のひとり斉藤高根市議は、近年の米価下落、農家の高齢化、農業機器類の高騰等で離農者も増加しているなどの現況を苦慮しつつも、「我々は今後も消費者に美味しい米を届けたい思いで、みなさんから選ばれる木更津産米作りを行っていく。木更津の米をたくさん食べてください」と話した。
この日出荷された新米「ふさおとめ」は、当日中に全農ちばを通して県内・首都圏などで販売される。
JA木更津市の直売所・生活館(長須賀、TEL0438-23-8022)でも、「新米」を1日も早く消費者に届けたいと準備中だが、発売開始日は15日現在まだ確定していない。
オスプレイ2機
米国から海上輸送
木更津市は10日、陸上自衛隊が導入した輸送機V-22オスプレイが新たに2機、暫定配備先の木更津駐屯地に到着する予定を明らかにした。
防衛省北関東防衛局から連絡があった。
同駐屯地に配備される機体は10、11機目となる。
今月15日の周以降に米国から2機が海上輸送を始め、同下旬~9月上旬に米軍岩国基地(山口県)陸揚げ予定。
点検・整備、試験飛行が終了次第、1機ずつ木更津駐屯地に配備される。
コロナ防止のため岩国での作業実施時期は未定で木更津への輸送時期は確定していない。
暫定配備(17機)は2020年7月に始まり、防衛相は「5年以内を目標」に佐賀空港への最終的な配備を目指す。
華麗な花火に歓声上がる
木更津港まつり 戦没者追悼と港の発展願い
この夏14、15日に予定されていた「第75回木更津港まつり」の、「花火の打ち上げ」(15日)は、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「規模縮小」「日程分散」で、全7回、行われている。
先月23日(土)午後7時20分から中の島公園打ち上げで初日の花火がスタートした。
この後、7月30日(土)、8月6日(土)と打ち上げられたが、8月13日(土)は、台風8号のため中止となった。
終戦記念日の8月15日(月)は、スポンサー・共栄運輸(株)の厚意もあり、午後7時20分から予定10分間のところ、15分間、約700発が木更津港の夜空に大輪の花(大きいのは4号玉、福山花火工場・君津市)を咲かせた。
戦没者追悼と木更津港の発展、先覚者に感謝の意を捧げた。
コロナ禍の折り、観覧席は設置せず、自宅及び内港周辺の公園等で蜜を避けての観覧をお願いしている。
今後の打ち上げは次の2日間。
▽8月20日(土)
▽同27日(土)
4市合計348人感染
県16日発表コロナ 県内4848人
県によると、君津地域で16日(火)、新型コロナウイルスの感染者が新たに木更津、君津、富津、袖ケ浦の4市合わせて348人確認された。
各市の新規感染者数は木更津市が141人、君津市91人、富津市50人、袖ケ浦市66人。
前週の火曜日(木・169人、君・87人、富・44人、袖・73人、地域総数373人)と比較すると、木更津市は28人減、君津市4人増、富津市6人増、袖ケ浦市7人減、地域総数は25人減った。
木更津市は今月1日から16日連続で100人を超えている。
16日現在における地元各市の累積感染者数は、木更津市が14728人、君津市7915人、富津市3868人、袖ケ浦市7652人。
千葉県内では同日、12人の死亡と4848人の感染が新たに確認された。
感染者数は前週の火曜日(7057人)から2209人減少。
新規クラスター(感染者集団)は計17件発生した。