10日~夏の交通安全運動 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2022年7月10日発行

10日~夏の交通安全運動

~自転車もルールを守るドライバー~
地元4市の取り組み 県下一斉に展開

~自転車もルールを守るドライバー~をスローガンに「令和4年夏の交通安全運動」が、7月10日(日)~19日(火)までの10日間、県下一斉に展開される。
新型コロナウイルス感染拡大から3年目の夏。
収束の兆しは未だ見えず、千葉県下でも「第7波」の感染拡大状況が危惧されている。
さらに、暑さや解放感による、安全意識や集中力の低下、夏休みに伴う交通の流れの変化、路地などから子どもの飛び出し等々も予測され、重大な交通事故の発生が懸念されている。
地元の木更津署、君津署、富津署や木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市では、横断幕・懸垂幕、立て看板、ポスター、広報紙、防災無線、HP、メール配信等様々な方法で同運動の周知を図っているほか、交通安全活動を推進している各種団体等の協力を得て、同運動の種地徹底、特に飲酒運転根絶に力を注いでいる。
交通事故はドライバー、歩行者など県民一人一人がルールを守り、正しい交通マナーの実践で防ぐことができる。
今運動の重点項目は、
①自転車の安全利用の推進
②飲酒運転や速度超過など悪質危険な運転の根絶
③子どもや高齢者をはじめとする歩行者の安全確保
④後部座席を含めたすべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
地元4市での取り組みは次の通り。
【木更津市】
▽12日(火)午前10時から、木更津消防署脇従事を交差点にて「アクション10」「飲酒運転根絶活動」
▽15日(金)午後5時から、木更津駅で啓発活動
▽出動式なし
【君津市】
▽11日(月)午前10時から、味楽囲おびつ店周辺道路にて「シートベルト、チャイルドシート着用推進啓発活動」、雨天時は14日
▽12日(火)午後4時から、アピタパワー君津店周辺道路及び自転車駐輪場にて「街灯啓発活動及び自転車無料点検キャンペーン」、雨天中止
▽15日(金)午後6時から、君津署集合で、繁華街飲食店舗を訪問して、「飲酒運転撲滅街頭キャンペーン」、雨天中止、
▽出動式なし
【富津市】
▽出動式なし
▽メールおよび各種広報媒体を活用して同運動の周知・徹底
▽子どもたちの登下校の見守り活動の推進ほか。
【袖ケ浦市】
▽15日(金)午後5時から、袖ケ浦駅自由通路にて、飲酒運転根絶キャンペーン
▽出動式なし

東間岳優さん全国3位

南房総誠吟会所属 全国俳諧吟詠大会

公益社団法人日本詩吟学院主催「第8回全国俳諧吟詠大会」が今月2日(土)、長野県諏訪市の諏訪市文化センターで3年ぶりに開催された。
千葉県南房総誠吟会所属、同会から唯一参加した東間岳優さん(とうまがくゆう、女性、木更津市大久保)が、全国第3位に当たる「市民新聞グループ賞」に輝いた。
東間さんは同大会で3位入賞は今回で2回目、このほかに、これまで特別賞に2回入賞している。
同大会は例年、近代吟詠の祖といわれている祖宗範・木村岳風(1899~1952)の生誕地、長野県諏訪市で開催されてきたが、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に2020年、2021年と自粛し、今年は3年ぶりの開催。
コロナ感染防止策を徹底して、入場者数も総収容人数の3分の1の300人に限定して開催した。
詩吟は日本固有の気品とゆかしさを持った芸術といわれ、俳諧歌吟詠は、面白みを込めた和歌を明るい旋律で吟じるもの。
大会は独吟と複数で行う合吟で自慢ののどを競った。

栽培した小麦を使って

かまたり工房の協力で石臼で挽くなど
鎌足小学校 小麦粉づくりに挑戦

木更津市立鎌足小学校(校長・泉隆史・児童数88人)は、きあらづ特認校として、食育教育をその特色に中心に捉え、学校独自の教育を推進している、
中でも、生活科・総合的な学習の時間を活用した、様々な種類の野菜の栽培、収穫、調理などの活動を地元の企業や地域・保護者の協力を得てすべての学年で年間を通じて実施している。
これらの活動を通して、子どもたちに食べ物への関心を高め、食べものを大切にするこころを育て、心身の成長や健康の保持増進の上で、望ましい食事のとり方を理解し、自ら管理していく能力を身につけさせることを目指している。
4年生は、野菜の栽培と並行して、昨年から学校前の畑を借りて、小麦の栽培を行っている。
今月6日(水)収穫した小麦を粉にして小麦粉を作る授業を行った。
この授業実施にあたって、使用する道具や当日の作業方法について地域の「かまたり工房」より多大な協力を得た。
作業工程は大きく分けて3段階。
第1段階は、足踏み脱穀機を使って、刈り取った小麦から脱穀する作業。足踏みをしながら、手に持った小麦の束を回転させながら上手に穂から実を落とすことが必要な作業である。
第2段階は、穂から落とした実や穂軸、殻などが混じっているので、これらをふるいにかけ、そのあと、唐箕と呼ばれる道具を使って、殻や小さく、軽い実を取り除く作業。
最終の第3段階は、第2段階で選別した飴色の小麦を石臼で挽いて小麦にしていく作業だった。
教師も含めて、全員が小麦を引く作業は初めての体験であり、その作業工程の多さや、丁寧で地味とな作業が要求されることに皆、驚いていた。
小麦粉に挽いた後は、2学期に学校で栽培した野菜をトッピングして「鎌足産オリジナルピザ」をつくることを計画している。
ある4年生児童は、「小麦粉になるまでこれほど多くの作業があるとは思いませんでした。作ってくれる人たちの苦労がよく分かりました」と話していた。

4市合計80人が感染

県8日発表コロナ 県内2258人

県によると、君津地域4市で8日(金)、新型コロナウイルスの新規感染者が計80人確認された。
約1か月半ぶりに75人を超えた7日(79人)よりさらに1人増え、今月最も多かった。
内訳は、木更津市が33人、袖ケ浦市24人、君津市16人、富津市7人。
木更津市は今月最も多く、30人を上回るのは6月10日(31人)以来で約1か月ぶり。
1週間前の金曜日・1日(木・14人、君・14人、富・1人、袖・17人、地域総数・46人)と比較すると、何れも増えた。
増加人数は木更津市が19人、君津市2人、富津市6人、袖ケ浦市7人、地域総数34人。
君津警察署では、女性2人(10代、30代)の感染が確認された。
同日現在における地元各市の累積感染者数は、木更津市が8974人、君津市4542人、富津市2124人、袖ケ浦市4464人となっている。
千葉県内では同日、2人の死亡と2258人の感染が新たに判明。
1週間前の金曜日(1026人)から約2.2倍に増えた。
前週の同じ曜日を上回るのは21日連続。
新たなクラスター(感染者集団)は4件発生した。

地産地消の旬の野菜で

三心庵・大井雄一さん 公民館で料理教室

木更津市鎌足公民館、中郷公民館でこのほど3年ぶりに、木更津市内在住でオーガニックアクションパートナーズとしても活動しいる三心庵・大井雄一さんを講師に迎え、『三心庵精進料理教室』が開かれた。
コロナ禍で料理教室も延期や中止が続く中、『新型コロナ感染症』の感染対策を講じた上での開催となった。
「地産地消の旬の野菜を使用しての料理を作りたい」、「身近な食材で創意工夫すればだれでも料理は作れる」という大井さんのモットーに従い『心も身体も健康に』をテーマに、食材は上望陀の中川農園さんのトウモロコシ、下望陀・吉田敏雄さんのインゲンなど、木更津市内の農家さんの協力を得て実施された。
料理内容はトウモロコシご飯と、いんげんと白滝の胡麻和え。
メインは『精進酢豚』で、肉の代わりに厚揚げを使用しての献立に取り組んだ。
参加者の中には親子での参加も見られ、子どもは大井さんの助手として野菜の切り方やゆで方などを一緒に行った。
皆楽しく、笑顔で取り組んでいた。
参加者アンケートからは、「このコロナ禍の中、このような楽しい時間が取れて良かった」、「次回もぜひ参加したい」、「地元野菜を使っての地域貢献が素晴らしい」などの感想が聞かれた。
大井さんは、「このコロナ禍で外食も制限されてきた。少しでも料理を通して地元野菜を使えば、農家さんの労をねぎらうこともできる。それをおいしく戴くことでみなさんの笑顔にもなる。今後も継続したい」と話していた。

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