看護師の道へ決意新たに 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年11月26日発行

看護師の道へ決意新たに

国保直営総合病院君津中央病院附属看護学校
第48回生 59人が「継灯式」

国保直営総合病院君津中央病院(病院長・海保隆)附属看護学校(学校長・木村博昭)の「令和3年度第48回生継灯式」が24日、同校4階体育館で厳粛に挙行された。
同校では例年、4月の入学式以降約7か月間にわたり看護の基礎知識と看護師としての心構え等、主に机上で学びを深め、その後新たに患者と向き合う臨床実習を許可された学生に対し、その「象徴であるナースキャップを授ける儀式「戴帽式」を行ってきた。
しかし長引く新型コロナウイルス感染症拡大のため、昨年度は感染拡大防止を目的に戴帽式は行わず、看護の灯を受け継ぐ「継灯式」を実施した。
今年度も昨年同様の「継灯式」として、来賓等の出席はなく、学校関係者のみで行った。
式典では、継灯生59人(うち男性6人)の一人一人を呼名、続いてナイチンゲール像の手元に点る「看護の灯」を継承し、ナイチンゲールの精神に倣い自分たちで考えた「誓いの言葉」を全員で朗読。
看護師としての責任や氏名を自覚し、地合いの心をもって学び続けることを誓い、清々しい心で、夢の実現に向け大きな一歩を踏み出した。
木村学校長は式辞で、現在も減少傾向にあるもののコロナ禍への警戒は続いていることに触れながら「十種では患者さんや、現場でなければ体験できないことをたくさん学ぶことが出来る」などと実習に向けてエールを送り、厳粛な継灯式を祝った。
田中正企業長、海保病院長、金綱はるみ看護局長等はそれぞれに、「患者様一人一人に寄り添った看護ができるよう、応用力を身に付けてほしい」などと期待を込め、祝辞を述べた。
上級生代表の坂田楓華さん(3年)が、「きょうの感激を忘れず、一緒に夢の実現に向けて頑張ろう」などお祝いの言葉を送った。
最後に全校生徒で『ナイチンゲール賛歌』と『校歌』を斉唱して、心ひとつに式典を締めくくった。
継灯式に挑んだ緑川眞愛さん(19、畑沢中卒)は、「自分が生まれた中央病院に務めたかった。祖父の入院中には看護師さんから暖かい頃早心遣いを沢山いただき嬉しかったので、ここで看護師になりたいと思った」などと看護師志願の同期に触れ、「今日が迎えられたことは先生方のお陰、夢がかなえられるように頑張りたい」と気持ちを引き締めていた。
今年の継灯式も保護者などの出席はなかったことから、全校で祝意を表そうと、2,3年生の先輩たちも看護の火を手元に灯して、初心に立ち返り、思いを新たに1年生の実習スタートを祝った。

木更津ブルーベリーRUN

ポルシェコースで約900人は市営楽しむ

きさらづスポーツコミッション(代表・篠田清隆)主催、(株)新昭和・ポルシェジャパン(株)協賛、「第6回木更津ブルーベリーRUN」が21日(日)、木更津市伊豆島のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で開催された。
これは、1チーム小学生以上2~10人が、1周2.1キロの車の走るコースを仲間とタスキをつなぐ「3時間耐久リレーマラソン」やい会で、制限時間の3時間内にコースを何周出来るかを競うもの。
同会場では初めての開催。
今年は145チーム(選手912人)がエントリー。紅葉の始まった豊かな大自然の中で、選手たちは快い風に吹かれながら、それぞれのペースでは市営を楽しんだ。
開会式で篠田代表は、厳重なkジャンセン症対策を講じて実施している旨を説明し、「昨年は中止したが、今年は素晴らしい会場で開催できて嬉しい」と、多くの参加を歓迎し、コロナ対策への理解と協力を強く求めた。
渡辺芳邦木更津市長、浜田靖一衆議院議員、共産の松田芳巳(株)新昭和社長や、関本清人ポルシェジャパン(株)代表代理等は、「長期にわたるコロナ禍での閉塞感を打ち破る大会にしてほしい」などと、大会成功を祈念した。
続いて恒例の参加者全員記念写真では、ドローンが空撮を行い、参加者はドローンに手を振り、記念写真に納まった、
午前11時に松田(株)新昭和社長のスタート合図で145人に第1走者が一斉にスタート、高低差40メートルのコースに果敢に挑戦した。
参加チームのなかには手作りの甲冑に身を包んだ「久留里甲冑隊(4人)や、着ぐるみで走る人など様々、1回目を走り終えた30代女性は「こんなコースを走れるなんて夢みたい。すごーく楽しかった」と汗を拭っていた。
なおコース途中では、木更津市観光ブルーベリー園協議会(代表・江澤貞雄)の冷凍ブルーべり^がふるまわれ、選手を激励した。

県内2人の感染

コロナ地元はゼロ

県によると、24日、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
千葉県内では2人の感染が新たに判明。
10月24日、11月19日、23日と並び今年最少。
死者の発表はなかった。
24日現在における県内の累計感染者は100449人に増えた。

相手の身になって考える

車いす体験と目の見えない人の立場で
波岡小学校5年生 福祉体験学習を実施

木更津市立波岡小学校(校長・増田一秀、生徒数220人)では、18日に5年生児童(在籍38人)が福祉体験学習を行った。
木更津市社会福祉協議会から、14人のボランティアが参加して、コロナウイルス感染症予防に務めながら実施された。
体育館で車いす体験とタオル等で目を隠し、目の見えない人の立場に立った体験を行った。
車いす体験では、乗り手と操作する人の両方を体験し、坂道や的野上を通ることで、乗る側の不安やオス側の苦労の両面を知ることができた。
また、目隠しをした体験では、目が見えないことの恐怖を感じることができたようだった。
児童からは「この体験をして、障害を持っている人の大変さや苦労がわかりました」「もし、身の回りにいたら、助けたいと思いました」などの感想が聞かれた。
担任の菅野教諭は「ここでの体験をもとに、今後、福祉についてより深く考えることができるような学習を進めていきたいです。私も貴重な体験ができました」と話していた。

地域の環境美化に貢献

木一中学区住民会議 生徒ら花いっぱい運動

木一中学区住民会議(会長・高木厚行)主催の「花いっぱい運動」が20日(土)に行われ、木更津第一中学校生徒33人、教職員が参加した。
同事業は、木更津市が、子どもたちが、心豊かで的確な判断を持ち、生きる力を備えたくましい人間として成長していくためには、体験活動機会を意図的に作り出し、自主的に体験活動を促進する地域環境の整備を図ることが必要としていることから、「青少年育成木更津市民会議」に対する委託事業として実施し、各地区住民会議が、地域の実情に即して事業を展開している。
当日は、朝9時に木一中昇降口前に集合し、美会員が中心となり始めの会を開き、その中で高木会長や中央公民館副館長の挨拶や作業の説明があった。
その後、参加した先生とと教職員でプランターへのパン時^の苗植え作業を行い、完成したプランター20台を、吾妻郵便局、木更津市中部知己包括支援センター、はぎわら病院、千葉信用金庫中央支店に届けた。
今後も届け先を増やしていく予定。
活動終了後の終わりの会では、安田美化委員長が「コロナ禍の影響で、様々な行事やイベントが見合される中、このボランティア活動が実施で木、感謝しています。地域の美化活動に貢献し、充実した時間を過ごすことができてよかったです」と語った。

講演&ミニコンサート

西かずさ憲法集会

にしかずさ9条の会は、『2021年西かずさ憲法集会~講演&ミニコンサート~』を、あす27日(度)午後1時30分から4時まで、木更津市金田地域交流センター・多目的ホール(2階)で開く。
参加費500円。
講演(2時~)では中央大学経済学部教授の松丸和夫氏が、「立憲主義を取り戻すたたかいの新たな階段‐コロナ禍によって増幅された新自由主義のもろさー」を演題に話す。
ミニコンサート「弦楽五重奏」(1時半~)の演奏者は、バイオリン・鮎川朝子、小泉有、ビオラ・田畑誠治、チェロ・杉田一芳、コントラバス・木村亜由美ーの各氏。
曲目は「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲よりイタリアーナ」ほか。

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