火災が発生しやすい状況 他【新千葉新聞】
- 2021/2/26
- ニュース
新千葉新聞2021年2月26日発行
火災が発生しやすい状況
「その家事を防ぐあなたに金メダル」
3月1日から 春の全国火災予防運動
「その家事を防ぐあなたに金メダル」(令和2年度全国統一防災標語)を合言葉に、「令和3年春の全国火災予防運動」が、3月1日(月)~7日(日)ませ全国一斉に展開される。
火災は一瞬にして生命や財産などを奪う。
空気が乾燥し、強い風の吹く日も多いこの季節は、火災が発生しやすい気象状況にある。
同運動を通して、火災予防思想の一層の普及を図り、火災の発生を防止し、高齢者を中心に犠牲者を出さない、財産の損失を防ぐなど尾を目的に、例年この時期に実施されている。
君津地域4市でも、市・消防本部・消防団・防災安全協会・危険物安全協会・県消防協会など様々な関係機関が連携して、子供から高齢者まで全ての住民を対象に開催予防を呼びかけていく。
しかし今年は、新型コロナウイルス感染予防を目的に各種機関が集い・連携してのイベント等はほとんどが自粛、中止されているがそれぞれの機関が独自に同運動の周知・啓蒙を図っていく。
各市・消防等では、防災無線での広報、消防車両による夜間巡回譼ら活動、横断幕・懸垂幕等の掲示、防災対象物・危険物施設等の立ち入り検査、林野周辺への山火事防止啓発看板の設置。
1人暮らしの高齢者宅などを訪問しての防火安全指導では、住宅用火災報知機の設置義務告知や、警報器の電池切れ、正常に作動するかの点検も実施する。
特に現在は、新型コロナウイルス感染拡大ん防止を目的に「緊急事態宣言」が発令中でもあり、アルコールによる手指の消毒、施設内等の共有スペースの消毒も推奨されていることから、消毒直後にその手でガスコンロ、石油ストーブ等を着火するとアルコールに引火して発火、やけどなどをする危険性があるほか、火の気のある場所でのアルコール類の仕様には十分な注意が呼びかけられている。
また消毒液などを設置・保管する際は、直射日光が当たる場所や高温になる場所は避けるよう願っている。
さらに飛沫防止シートは、燃えにくい素材を選び、コンロや白熱灯などの火気や熱が出る機器から話居て設置するほか、火災報知器・誘導等・避難経路には設置しない。
(各市の実施事業等は後日)
ワクチン接種体制など
個別接種と福祉会館での集団接種
木更津市が専用の コールセンターを設置
木更津市は新型コロナウイルスワクチンの接種体制について、24日の定例記者会見席上で、《3月1日からコロナワクチン関連の『専用コールセンターTEL0570-036-567(ナビダイヤル)』を設置して市民からの問い合わせ等に対応する》、と発表した。
渡辺芳邦市長も、「今、市民の一番の関心ごとだと思うので、万全の準備を整えている」などと話した。
▽接種体制は、市民のかかりつけ医による「個別接種」を基本として、市民総合福祉会館での「集団接種」を並行して進める。
接種協力医療機関(かかりつけ医)は2月19日現在、市内53の医療機関のほか、君津木更津医師会の協力により他市の医療機関でも可能となっている。
▽接種券は、3月下旬から65歳以上の対象者(約39000人)に、ワクチン接種についての説明初頭と共に送付される。
▽接種は、4月以降、国の優先順位とスケジュールに合わせて実施予定。
優先順位は、65歳以上の高齢者からで、早くても4月1日以降。
▽集団接種は、市民総合福祉会館で5月中旬ごろからを予定。
▽問い合わせは3月1日以降『専用コールセンターTEL0570-036-567(ナビダイヤル)』へ。
午前9時から午後5時まで対応。
▽接種予約は、接種券が手元に届いてから、「専用コールセンターからの予約」「市独自のシステムによるスマホ、タブレットからの予約(現在システム開発中)」「かかりつけ医などに(直接窓口、電話、インターネットなど)」を活用して、原則自分で予約する。
なお同市では、「対象者へ個別通知」「広報きさrづ(臨時号を含む)」「市ホームページ」「安心安全メール、らづナビ」等を利用して市民への周知を図っていく。
また、米製薬大手ファイザー社製のコロナワクチンを保存するマイナス70℃対応の冷凍庫は、人口比で木更津市には9庫配置される予定で、病床を持つ病院等に配置する。
なお同情報は24日現在のもので、国からの情報が日々、更新・変更等があるほか、ワクチンの配分量も不明なため、日程変更等も予想されることから理解と協力を願っている。
土産スイーツ『夢ごこち』
女生徒と卒業生の協力で考案・販売
せんねんの木 拓大紅陵で新商品発表会
バウムクーヘン専門店「せんねんの木」(木更津市永井作)などを運営する信栄開発(株)(曽根晃社長、本社・市原市)は、長引くコロナ禍の影響で活気がなくなっている地元木更津市を元気づけたいと、曽根社長の母校でもある拓大紅陵高校の協力を得て、童謡『証城寺の狸囃子』の狸をモチーフにした、木更津市を代表するお土産スイーツ『夢ごこち』を考案し3月2日(火)から同店の系列店舗等で販売を始める。
販売開始に先駆け24日(水)、拓大紅陵高校で「新商品発表会」が行われた。
この新スイーツ開発には、同校・家庭科部(菊池鈴歌部長・部員9人)と漫画アニメーション部(緒形瞳部長・部員5人)の生徒と、同校卒業生で人気漫画家・むぎわらしんたろう氏が協力した。
席上、曽根社長は「高校生のアイディアと行動力がなければ完成しなかった。若者感覚により、これまでにない素晴らしいスイーツが完成した」と喜びを語り、協力に感謝した。
続いて菊池部長が「味、商品名、パッケージデザインを考えた。難しかったがワクワク感もあり楽しかった。いい思い出が出来ました」などと話し、緒形部長は「リーフレットのストーリーを考えた。短くまとめることは難しかったが、完成してよかった。これからもいろいろなことにチャレンジしたい」などと意欲を見せた。
むぎわら氏は、「現役の高校生徒の発子ラビ事業は楽しかった。木更津といえばタヌキの街だから、これからも応援していきたい」などと挨拶した。
新商品は同社ブランドのFinancierParty(フィナンシェ パーティー)木更津のフィナンシェをベースに開発。
外側はカリっと香ばしく、中はしっとり。
濃厚なバターのコクとアーモンドプードルの風味がある。
隠し味には九十九里伝統の手づくり塩『山武の塩』で旨みとアクセントを付け焼き上げ、カラフルなチョコでコーティングした。
チョコの味はキャラメルピーナッツ、ラムネ、ブラックココアクッキー、ブルーベリー、レモンの5種類で、楽しく贅沢なスイーツ。
商品名は『夢ごこち』。
パッケージのタヌキの名前は「ポコ太五兄弟」。
定価は5つの味5個入りで1512円(税込)。
3月2日(火)から木更津駅西口階段下の「BAACUS」で、3月6日(土)から久留里線祇園駅前に「FinancierParty」(土曜のみ開店)で販売を始める。
ネット販売も準備中。
なお同社では、この新商品『夢ごこち』の売り上げの一部を、一般社団法人まちづくり木更津(会長・鈴木克己木更津商工会議所会頭)に寄付する予定で、曽根社長は、「この寄付は高校生からの提案。生まれ育った木更津のために使ってほしいとの思いかがこめられています」などと紹介した。
また同企画は、木更津市産業・創業支援センターらづBiz(瀬沼健太郎センター長)が応援した。
万羽鶴に願いをのせて
青少年相談員連協 木市役所朝日庁舎で
君津地区青少年相談員連絡協議会による、子どもたちの『万羽鶴』の展示が24日から木更津市役所浅井庁舎2階で行われており、来朝者らが鮮やかな折鶴に見入っている。
新型コロナウイルスにより子どもたちの活動が自粛・延期・中止となり、本来の子どもたちの100%の笑顔が見られない日々が続いたことから、「万羽鶴に願いをのせて」~新型コロナをふきとばそう~と、子どもたち一人ひとりが願い(思い)を込めて千羽鶴を折り、君津地区4市で構成される同連絡協議会の青少年相談員がひとつにつながるよう「万羽鶴」として形にしたもの。
木更津市青少年相談員連絡協議会の森廣賢一氏は、「密を避けて過ごすことが続きますが、一人でも多くの人たちに、子どもたちの願いが込められた万羽鶴を見ていただけたら幸いです」としている。
同店時は3月5日(金)まで。
君・富で各3人、袖1人
24日県発表コロナ 知事、再拡大警戒宣言
県によると24日君津地域では君津市と富津市で各3人、袖ケ浦市で1人の新型コロナウイルス感染が確認された。
同日現在における地元各市の累計感染者数は、木更津市が398人、君津市137人、袖ケ浦市167人、富津市53人。
地元各市の感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
◎君津市
▽60代自営業男性①不明②21日
▽60代会社員女性①職場②22日
▽50代医療関係者女性①不明②22日
◎富津市
▽60代会社員男性①同居家族②20日
▽50代教職員女性(市内の公立学校に勤務する教職員ではない)①その他②20日
▽80代無職男性①同居家族②22日
◎袖ケ浦市
▽20代女子学生①不明②22日。
24日、県内では患者10人の死亡と、127人の感染が判明した。
同日現在の県内の感染者数は25892人、死者数は426人。
森田知事は同日「再拡大警戒宣言」を発令した。