外国人市民へ情報提供 他【新千葉新聞】
- 2021/2/20
- ニュース
新千葉新聞2021年2月20日発行
外国人市民へ情報提供
木更津市が不安解消へ ガイドラインを策定
木更津市は、外国人市民の不安を少しでも解消するため、市役所における窓口対応や通知文書、市所有施設のサインなど、外国人市民に和k里安井情報提供を行うための「外国人市民への情報提供ガイドライン」を、このほど策定した。
同市には、令和3年1月1日現在、56か国の2689人の外国人市民が生活している。
篠人口に占める外国人市民の比率は1.98%。
国籍別のトップ3は、ベトナム581人、フィリピン496人、中国425人(令和3年1月1日現在の住民基本台帳人口による)。
昨年7月に実施した「令和2年度外国人市民対象アンケート調査」の結果によると、災害時の対応や言葉の伝達、病気やケガをした時の対応、新型コロナウイルス感染症などの不安を抱えている外国人市民が多数いることが分かった。
その不安を解消するためのガイドラインを策定したもので、今後同ガイドラインに基づき、外国人市民が安心して働き暮らせる多文化共生社会の地域づくりを推進していくとしている。
ガイドラインでの、情報提供の基本的な考え方として、
▽やさしい日本語や英語、その他の言語により分かりやすく情報を提供
▽必要な情報をどこで取得できるか、わかりやすく周知する。
そのほか、
▽情報提供媒体や方法、各種印刷物等の表示・提供場所
▽情報提供する各部署の役割
▽窓口や電話対応、文書作成などの方法
▽市職員についてなどが表されている。
掲載webサイトは
https://www.city.kisarazu.lg.jp/kurashi/kokusai/oshirase/1007890.html
また、同ガイドラインの策定に合わせ、外国人市民が抱える市役所に関する困りごとなどをメール相談できる窓口を設置した。
https://www.city.kisarazu.lg.jp/kurashi/1004864/1004894/1007700.html
プロスポーツ選手から学ぶ
「夢の教室」「夢って何だ?」に参加
清川中2年生 リモート形式で開催
木更津市立清川中学校(中務公明校長 生徒数345人)では、16日(火)・17日(水)に、元プロスポーツ選手を迎え、2年生(107人)を対象とした「夢の教室」を、リモート形式で開催した。
同教室は、日本サッカー協会が推進する「JFAこころのプロジェクト」の一環として行われたもの。
夢をかなえた選手たちによる体験談を通し、夢を持つ大切さを実感するとともに挑戦する意欲を向上することがねらい。
同校での「夢の教室」の受講は2年前にさかのぼる。
一流アスリートの話を生で聴ける絶好の機会であり、コロナ禍に見舞われた今年度も、体験活動の自粛や3密の回避等、感染予防対策を整えたうえで開催された。
3人の
講師の、
▽西山淳哉(日本IBMラグビー)、
▽梅田翼(日本フットサル連盟)
▽野田恭平<元Jリーガー>)
の各氏は、3つの学級を分担し、生徒に向けて自信の経験を熱く語った。
「24歳の時にニュージーランドでプロのラガーマンになりたいという夢を持ち、32歳で夢が叶った。8年間あきらめず挑戦したから、道は開けた」
「夢が叶わず別の進路を選んだこともある。それでも、目の前のことに一生懸命取り組み、心に夢を抱いていた。それがフットサル選手という夢の実現につながった」
「夢がある人には目指したい自分の姿がある。夢があればどの姿に毎日近づける。夢を持ち、自分を変えるアクションを起こせる人は、夢に近づくことが出来る」–あらゆる困難と真摯に向き合い、万難を排して夢をつかんだ選手たち。
画面越しに思いを語る”ゆめせん”の力強い言葉に、生徒たちは背筋を伸ばして聞き入っていた。
授業のむずびに、生徒たちは質問や感想を「夢シート」というワークショップに記入する時間があった、ここでコメント一つひとつに、後日、講話に挑んだ選手からのメッセージが返されるという。
夢の教室を受講した生徒からは、「自分を見つめて、苦手なことを克服したい」、「今できることは何かを考えて、小さなことから変えていきたい」、「今は夢がなくて何をすればよいかわからない。でも、目の前のことを頑張ろうと思った」、といった素直な感想が寄せられた。
様々なことを思い、考え、体験しながら成長していく中学生たち。
中務校長は「『夢の教室』を通して表現された等身大の夢が、これからの人生の中で、少しずつ花開いていくことを心から願っている」と話していた。
2年度補正予算
木更津市議会可決分
今月12日に召集された木更津市議会3月定例会の初日、令和2年度一般会計補正予算(第9号)など議案第1~第9号の令和2年度関係議案が可決されたが、令和2年度一般会計補正予算の概要は次の通り。
国の補正予算に伴う事業、ジムの市向上不足が生じる経費の補正、事業の施行残によるそうがくからそれぞれ15憶6012万円を減額し、予算総額を623憶4816万7千円とした。
内訳の事業は次の通り。
▽ITC活用事業費(▼2363万4千円)
▽ふるさと応援寄付金事業費(▼2922万2千円)
▽障がい者自立支援給付事業費(3790万円)
▽子どものための教育・保育給付費(1憶3725万2千円)
▽被災農業者向け経営体育成支援事業費(▼2憶5129万8千円)
▽地籍調査事業費(▼2748万8千円)
▽金田西特定土地区画整理事業負担金(2322万9千円)
▽給食賄材料費翔・中学校単独校分(▼3664万1千円)
▽同給食センター分(▼3560万7千円)
▽市債・定期償還元金(1憶7766万円6千円)。
木更津と君津で各4人
警部補や乳児、児童、10代会社員も
18日県発表コロナ 県内は新たに149人
県によると18日、君津地域4市では木更津市と君津市で各4人、計8人の新型コロナウイルス感染が確認された。
このうち5人ンが無症状。
富津市と袖ケ浦市からは出ていない。
18日現在における地元各紙の累計感染者数は、木更津市が395人、君津市は133人に増えた。
袖ケ浦市164人と富津市48人は変わらない。
県警は、富津署刑事課の40代の男性警部補(君津市居住)が感染したと発表した。
感染経路は不明。
14日に38度の熱がありPCR検査を受け、17日に判明した。
同所では約20人が自宅待機しているが、本部から応援派遣しており、業務に影響はないという。
感染者概要は次の通り。
①推定感染経路②発症日(無症状者は検体採取日)③検査確定日④(無症状は検体採取)2日前からの行動歴
【木更津市】
▽70代女性(職業調査中)①調査中②調査中③16日④調査中
▽50代会社員男性①不明②15日③16日④自宅、職場、医療機関
▽20代会社員男性(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、職場、医療機関
▽10歳未満女児<乳児>(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、医療機関
【君津市】
▽40代公務員男性①不明②13日③17日④自宅、職場、医療機関
▽30代自営業男性(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、職場、医療機関
▽10代会社員男性(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、医療機関
▽10代女子<児童>(無症状)①患者接触②16日③16日④自宅、医療機関。
県内では感染者10人の死亡と、119人の感染が判明した。
18日現在の県内の感染者数は25144人、死者数は383人。