マレーシアの児童と交流 他【新千葉新聞】
- 2025/5/17
- ニュース

新千葉新聞2025年5月17日発行
マレーシアの児童と交流

『国際交流教育ネットワーク』を構築
木更津市教委 請西小に22人
木更津市では、グローバルな視野を持ち、自ら考え、他者を受容し共生しながら、主体的に行動できる児童生徒及び学生の育成を目的に、このほど市内すべての小中学校、高等学校、工業高等専門学校を国際交流の輪でつなぐ、『国際交流教育ネットワーク』を構築した。
市では、このネットワークを活用し、アジアを中心とする様々な国から児童生徒・学生の国際交流の依頼があった際、授業・部活動体験等を通じた積極的な文化交流を図るためのプログラムを、教育委員会学校教育課が中心になって作成していく。
その第一弾として、今月15日(水)に、マレーシアのアラーミン校の小学生(22人、引率の教諭など4人)が来日し、木更津市立請西小学校(校長・長島則彦)の6年生児童95人と交流した。
午前10時過ぎ、民族衣装を身にまとい、請西小を訪れた一行は、体育館で請西小主催の「歓迎セレモニー」に参加。
両校が学校紹介を行った後、請西小児童会会長の松井旦斗(あきと)君が歓迎のあいさつを行い、記念品や「交流証明書」を交換、その後、全員で記念写真に収まった。
続いて文化交流では双方児童による歌やダンスの披露、日本文化の伝達として「おりがみ」や日本ならではの遊びなどを一緒に楽しみ、言語や生活習慣の違いを越えた心と心のふれあい体験を行った。
長島校長やアラーミン校代表教諭は、この交流が今後も継続されることを期待して「楽しい時問を過ごしましよう」などと挨拶した。
同事業の概要では、ネットワークでつながる市内の学校として、市立小学校18校、市立中学校12校、木更津総合高校、拓殖大学紅陵高校、志学館中等部・高等部、暁星国際学園小・中学校・高等学校、木更津高校、木更津東高校、木更津工業高等専門学校-をあげている。
今後、受入れを想定している国は、ベトナム、インドネシア、インド、マレーシアなどのアジア諸国。
令和6年度の実績では、
▽ベトナムーダナン市の小・中・高校各一校が、木更津第一中や木更津総合高校と交流。
▽インドネシアーポゴール市の中学校一校が岩根中、鎌足中と交流。
▽インドの中・高三校が木更津総合高校、拓大紅陵高校と交流。
▽マレーシアの中・高一校が拓大紅陵高校と交流した。
研究発表や移動研修等

西上総文化会総会開催 全案を可決・承認
郷土愛の精神に立脚し、西上総地方等の諸文化を探求、郷土文化の興隆に努めている西上総文化会(会長・八田英之)の「令和7年度総会」(第703回例会)が、10日(土)午前10時から、木更津市立図書館2階の大会議室で開かれた。
議事には、令和6年度行事報告並びに決算・監査報告、令和7年度行事計画並びに予算案などが提案され、全案が可決・承認された。
そのあとの研究発表会Iでは、講師の藤平俊雄会員が「木更津・袖ケ浦石碑巡り」について発表した。
令和7年度の行事予定では、
▽第704回例会=6月28日(土)移動研修会I(松戸方面)
▽第705回例会=7月19日(土)研究発表会Ⅱ(講演会)仮題『貝渕藩立藩200年』實形裕介氏
▽第706回例会=10月28日(火)移動研修会Ⅱ(栃木方面。一泊研修を日帰り研修に)
などがあげられている。
昼食会は駅東口の割烹「たく」で行われた。
令和7年度役員は次の通り。(敬称略)
さつき花季展示会開く

かずさ地域さつき盆栽愛好会 君津市涯学習交流センター
かずさ地域さつき盆栽愛好会(会長・福原嘉一、木更津市)では「さつき花季展示会」を、今月23日(金)と24日(土)の2日間、君津市生涯学習交流センター(君津市役所隣)で開催する。
展示時間は、初日の23日(金)が午前10時から午後4時まで、24日(土)が午前9時30分から午後4時までとなっている。
丹精込めた美しいさつきの花々が展示されるので、多くの人たちに見てもらいたいと来場を歓迎している。
協議会の継続を確認

木更津駐屯地に関する協議会 移駐後も整備へ
陸上自衛隊「木更津駐屯地に関する協議会」と、区長、漁協関係者らを委員とする同部会の合同会議が15日(木)、市役所駅前庁舎で開かれた。
協議会には会長の渡辺芳邦市長や防衛省北関東防衛局の森浩久局長らが出席。
陸自の輸送機V-22オスプレイの佐賀駐屯地(仮称、佐賀市)への移駐や、暫定配備終了後も協議会を継続することを確認した。
暫定配備中のV‐22オスプレイ17機は7月9日から順次、佐賀駐屯地へ移駐し、8月中旬に完了する予定。
ただし、木更津駐屯地は日米共同のV‐22オスプレイ整備拠点となっており、同オスプレイは今後も定期整備で木更津駐屯地へ飛来する。
森局長は、暫定配備から約5年間、オスプレイの安定的な運用ができたのも木更津市の皆さんの理解と協力のたまものと感謝した。
水害等から市民を守る

一般社団法人千葉県建設業協会君津支部
君津土木事務所管内 4市合同水防訓練
一般社団法人千葉県建設業協会君津支部(支部長・石村達雄)による「令和7年度君津土木事務所管内4市合同水防訓練」が15日(木)午後2時から、君津市中野地先、二級河川小糸川河川敷(後生橋上流右岸側)で開催された。
これは、地震や風水害等の災害が発生した場合、公共土木施設の機能確保及び保持のため、各機関が連携して円滑に応急措置が行えるように訓練し、実際の災害に対し、迅速かつ的確に対応することを目的として例年四市持ち回りで開催しているもので、今年は君津市が主管。
同訓練には、君津土木事務所・古谷野克己所長以下職員、君津市・石川雅一建設部長はじめ君津地区四市の建設土木担当職員、君津支部加盟団体などから、総勢80人ほどが参加した。
開始式で石川部長は例年全国各地で風水害による多大な災害が発生していることに触れながら、水害から市民の生命・財産などを守り、災害の未然防止などを目的に行うこの訓練が有憲義であるよう願い、多くの参加・協力に感謝した。
この日の訓練は、~銚子気象台から、大雨・洪水注意報発令、今後も大雨が予想される~ことを想定して行われた。
参加者は3班に分かれ、災害時にはあらゆる水防活動に必要とされる準備工法として、土嚢(どのう)づくりを行った。
土嚢は1袋約30㎏入りを各班100袋、計300袋を作った。
また、水防警戒体制に入ったことに合わせ「河川パトロール」を強化し、情報伝達訓練も合わせ実施した。
その後、各班では出来上がった土嚢を、「改良積み土嚢工法(L5メートル、3段積み)」で土留め3か所を完成させた。
古谷野所長は、「普段の訓練が大事で、毎年繰り返すことで士気も高まり、いざというときには建設業会や自治体が迅速に協力できる体制づくりが必要」などと話し、参加者の真剣な作業に敬意を表した。
志学館が女子全部門優勝

県高校総合体育大会少林寺拳法大会
県武道館で開催 関東と全国へ出場
「千葉県高校総合体育大会少林寺拳法大会」がこのほど、県武道館(千葉市稲毛区)で行われ、志学館が女子全部門(団体演武、組演武、単独演武)、学校対抗女子の部、総合の部で優勝を飾った。
組・単独の上位6位と、団体上位2校は、関東高校大会(6月、県武道館)に出場。
組・単独の上位2位と団体優勝校は全国高校総休(7月、広島県福山市)に進出する。
志学館の成績は次の通り(3位まで)。
現場監督者の育成学ぶ

ポリテクセンター君津 受講生を募集中
千葉職業能力開発促進センター君津訓練センター『ポリテクセンター君津』=君津市坂田428=では、在職者を対象に、業務に必要な技術・技能・知識のレベルアップを図るため、短期間の職業訓練(能力開発セミナー)を行っている。
現在、6月23、24日の2日間にわたり開講する講座「仕事と人を動かす現場監督者の育成」の受講生を募集している。
同講座は今年度、2回(6月、11月)開かれる。
詳細は次の通り。
◎講座名=「仕事と人を動かす現場監督者の育成」
◎こんな人におすすめ=導的役割の人または将来指導的役割を目指す人
◎講習内容
▽オリエンテーション
▽現場監督(主任)の役割
①監督の役割と意思決定(権限)と責任
②作業の段取り確認と作業安全の確保、作業品質の維持、作業進捗の確認
③担当者の勤怠確認と作業監督
④上下左右への報・連・相
⑤演習「段取り、作業指示、問題解決」
▽現場監督(主任)に求められていること
①班のマネジメント
②マネジメントスキルの習得
③演習「製造現場の新人担当者のケーススタディ」
▽より良い現場監督(主任)
①現場のコミュニケーション
②班員の指導育成
③仕事を回す
④演習「班のマネジメントケーススタディ」
▽自己啓発計画書の演習
▽まとめ
◎開講日=6月23日(月)、24日(火)
◎時間=午前9時10分~午後4時
◎会場=ポリテクセンター君津
◎予定講師=(株)MXEコンサルティング
◎使用機材=ホワイトボード、マーカー、付箋紙
◎持参するもの=筆記用具
◎前提スキル等=特になし
◎受講料=9,000円(税込)
◎申し込み=必要事項を受講申込書に記入しファックスで。
申込書は同センターのホームページからダウンロードできる。
◎申し込み締め切り日6月9日(月)
申し込み及び問い合わせ先は訓練課(℡0439-57-6313、FAX同57-6386)。