地域の社会福祉に尽力 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2024年11月17日発行

地域の社会福祉に尽力

県社会福祉大会 県知事表彰に2個人団体

千葉県社会福祉協議会等主催、千葉日報社等後援の「第74回千葉県社会福祉大会」が14日(木)、千葉市中央区の青葉の森公園芸術文化ホールで開かれ、長年にわたり地域の社会福祉に尽力してきた民生委員や知的障害者相談員ら690個人・団体を表彰した。
県知事表彰には、20個人・団体が、県知事感謝状には優良里親9人と家庭相談員1人が選ばれた。
熊谷俊大知事は「みなさんがそれぞれの地域において、困りごとを抱えて支えを必要とされる方に手を差し伸べて頂いたことに心から感謝します」と挨拶し、功績をたたえた。
地元君津地域関係の県知事表彰の受賞者は次の通り。(敬称略)
【県知事表彰】
▽知的障害者相談員=木村容子(木更津市)
▽共同募金運動奉仕者等=清和地区民生委員児童委員協議会(君津市)
(県知事感謝状は当地域にはいなかった)

ベトナム人学生の受入れ

木更津商工会議所 説明会に参加呼びかけ

木更津商工会議所では、ベトナム人学生のインターンシップ受け入れに関する説明会を、12月9日(月)午後3時~5時まで(懇親会は5時30分~)、エルシオンKISARAZU(木更津市富士見3-1-1)で開催する。
同会議所では、ダナン市(ベトナム)のズイタン大学・食糧食品短期大学・ダナンフォンドン短期大学の3大学と9月26日に人事交流に関する覚書を締結し、食品加工・飲食・自動車・機械・医療・農業等、様々な職種を学んでいる学生をインターンシップとして受け入れることが出来るようになった。
外国人材に関心のある事業所は是非、参加をと呼びかけている。
(市内外からの参加も可能)
また、インターンシップだけでなく、技能実習生や特定技能実習生を考えている人の対応も可能で、参加を歓迎している。
説明会終了後は情報交換の場として懇親会を開催する。
会費は五千円。
参加申し込みは同会議所へFAX(0438-37-8705)か、QRコードで。
問い合わせは同会議所℡0438-37-8700。

災害に強いまちづくりへ

今月24日に実施 木更津市防災訓練

木更津市は、「自助」、「共助」、「公助」の総合的な向上をめざし、令和6年度木更津市防災訓練を、今月24日(日)午前8時~正午まで、市内全域、市役所、市内52避難所で実施する。
雨天決行。
その際、市民の防災意識の向上、災害対策本部の初動対処能力の向上、避難所の開設能力の向上及び地域防災力の向上を重視するとともに、それぞれの連携についても訓練し、災害に強いまちづくりを推進していくIとしている。
当日は午前八時0分に、東京湾北部沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生、市内で震度6強を観測。
地盤が軟弱な地域を中心に液状化、家屋の倒壊などが発生。
沿岸部においては、高さ1メートル未満の津波が発生したことを想定して行われる。
訓練項目は、①シェイクアウト訓練、②災害対策本部初動対処訓練、③避難所開設訓練、④地域訓練。
シェイクアウト訓練では、住民一人ひとりが地震の危険性を認識するとともに、地震発生後の初動でとるべき行動の確認を行う。
まず体を低くして、テーブルの下などに入り頭を守り、動かないこと。
避難所開設訓練では、災害に際し、住民の避難を迅速かつ安全に実施するため、市職員による避難所の安全点検及び開設要領を訓練し、職員の災害対処能力の向上を図る。
地域訓練は、各地区の自主的計画により、災害発生後の避難訓練、避難所開設訓練等を行う。
問い合わせは市総務部危機管理課(℡23-8194)へ。

『日本武尊と弟橘媛』

「吾妻大権現之縁起」や弟橘媛像展示
木更津市吾妻 吾妻神社でお話し会

~君去らず 袖しが浦に立つ波の その面影を 見るぞ悲しき~
木更津市吾妻2―7-55にある吾妻神社は、日本武な(やまとたけるのみこと)の妻の「弟橘媛(おとたちぱなひめ)」を祭神として古くから祀っている。
同神社では、吾妻神社総代会の主催で、今月24日(日)午前10時~正午まで「第4回『日本武など弟橘媛のお話し会』が開かれる。
参加費無料。
当日は、同神社に奉納されている『吾妻大権現之縁起』をもとに説明。
内容は、日本最古の書物である『古事記』に基づき、また上総地方に伝わる日本武尊と弟橘媛の話が記述されている。
そのため、この地域が日本武尊と弟橘媛に所縁が多いことが分かる。
30歳の若さで亡くなったが、日本武尊と弟橘媛のロマンスを奉納物と共に感じ取ってはいかがでしょうかと、参加を歓迎している。
展示されているのは、▽ご神体、▽流れ着いたお袖(映像)、▽弟橘媛像、▽掛け軸(走水で入水された時の絵)、▽吾妻大権現之縁起(江戸時代末期に書かれた巻物)。
アクセスは木更津駅から徒歩で20分、バスで吾妻神社前まで10分。
吾妻神社のホームページを参照のこと。

拓大紅陵女子が総合優勝

空手の県新人大会 男子は総合準優勝

空手の県高校新人大会が今月2、3日、県総合スポーツセンター武道館で行われ、君津地域関係では総合で拓大紅陵女子が優勝、同校男子準優勝、木更津総合男子が3位入賞を果たした。
地元勢の入賞者は次の通り。
( )のウンスー、クルルンフアは形・型の種類。
【男子】
▽個人形
②越智可成(拓大紅陵)
④三橘聖哉(木更津総合)
⑤大星遼馬(拓大紅陵)
▽個人組手55キロ級
①春山幸輝(木更津総合)
⑤新垣睛空(木更津総合)、星田柊璃(拓大紅陵)
▽個人組手61キロ級
②岩下駿斗(木更津総合)
③小関呂偉(木更津総合)
⑤野崎陽暖(拓大紅陵)
▽個人組手68キロ級
⑤田村夏希(拓大紅陵)
▽個人組手76キロ超級
①籐本慈生(木更津総合)
▽団体形
①拓大紅陵(ウンスー)
▽団体組手5人制
②木更津総合
④拓大紅陵
▽総合
②拓大紅陵
③木更津総合
【女子】
▽個人形
③白井まりあ(拓大紅陵)
⑥清水瑠華(拓大紅陵)
⑦木ノ本愛結(拓大紅陵)
▽個人組手48キロ級
②丸山彩綺(拓大紅陵)
③小野囗いろは(木更津総合)、蜂谷江莉香(木更津総合)
▽個人組手53キロ級
③成島史桜(拓大紅陵)
▽個人組手59キロ級
①木ノ本愛結(拓大紅陵)
③和野帆花(拓大釘陵)、高橋日和(木更津総合)
▽個人組手66キロ級
③今井ちさと(拓大紅陵)、日下田杏(木吏ほ総合)
▽個人組手66キロ超級
②城本優月(拓大紅陵)
▽団体形
②拓大紅陵(ウンスー)
④木更津総合(クルルンフア)
▽団体組手5人制
①拓大紅陵
②木更津総合
▽総合
①拓大紅陵

安全管理の徹底を強く要請

与那国駐屯地事故 木更津市長がコメント

先月27日に与那国駐屯地(沖縄県)で日米共同統合演習での患者後送訓練を行う陸上自衛隊V‐22オスプレイが地面と接触し、損壊した事故で、陸自の航空事故調査委員会が原因を操縦士のミスと結論付けたことを、防衛省が14日に木更津市に報告した。
それによると、離陸時にはエンジン出力を上げるスイッチを押す手順となっているが、操縦士は押していなかったという。
陸自隊員ら搭乗者16人にけがはなかった。
機材上の不具合は確認されていない。
調査結果を受けた木更津市の渡辺芳邦市長は、「今回の事故は、人的要因による事故とのことで、誠に遺憾である。市として、防衛省に対し、陸上自衛隊オスプレイの操作手順の再確認や、任務に即した訓練の実施など、人的要因による事故が発生しないよう安全管理の徹底を強く要請した。引き続き、市民の皆様が不安を感じることがないよう取り組んでいく」などとコメントした。
陸自は事故後、事故機を含めて保有する17機の任務以外の飛行を見合わせた。
15日以降は、事故調査結果を踏まえ、再発防止策を徹底し、事故を受けて任務以外の飛行を見合わせている事故機以外の16機・陸自V‐22の飛行を順次再開させるとしている。

生活に欠かせない税金等

中学生の税の作文 納貯組連表彰・佳作

木更津間税会による中学生の「税についての作文」の入賞者続きは次の通り。
▽木更津税務署管内納税貯蓄組合連合会佳作=
「生活に欠かせない税金」佐藤沙玲(波岡中2年)
「年金と税金の関わり」鈴木月渚(太田中3年)
「税で、みんなでつくる社会」高澤優奈(岩根中2年)
「『税』があることによって」根本夢空(金田中3年)
「税の意義と私たちの生活」平野暖(周東中1年)
「税の大切さ」藤原大地(根形中3年)
「税金の大切さ」茂手木春之助(翔凛中3年)
「次に繋ぐ税の大切さ」森心愛(太田中3年)

震災を通して学ぶ税の使われ方

中学生の税の作文・東京国税局長賞
岩根西中3年 飯塚菜凪

令和6年1月1日、能登半島地震が発生しました。
私は、その日は元旦で家族で祖父母の家を訪ねていました。
みんなでお雑煮を食べたり、神社に初詣に行ったりと楽しい日常を過ごしていました。
そんな中、突然クラッと揺れを少し感じました。
すぐにテレビをつけてニュースを見ると石川県で震度七と発表され、そこには大津波警報の文字が。
私は、突然の出来事で逃げ遅れてしまった人も多いのではと心配しました。
ここに暮らしていた人たちは、この先どうなってしまうのだろうと考えました。
あれから約半年、私は夏休みの宿題で税の作文を書くことにしました。
普段の生活で知っている消費税以外に、どんな税金があるのか、震災などで倒壊した施設や道路、住宅などはどのように修復され、税との関わりはあるのか疑問に思うようになったからです。
調べてみると、能登半島地震で被災された方を支援する特別措置が講じられていました。
例えば、所得税やそこから差し引く控除額などがそうです。
これらを行うことで、税額の軽減や還付を実質的に早く受けることができるそうです。
また、申告・納税等の期限を延長する制度もあるそうです。
地震により被災され、申告納付等をすることができない場合には、当初の期限を経過した後も申告・納付等の期限の延長を受けることができます。
被災者の方たちの状況を十分に配慮しながら検討され、生活が苦しい状況にある人たちを援助することができる良い制度だと私は思います。
今から13年前東日本大震災が発生しました。
地震や津波によって家が壊れたり、道路が崩れたりするなどの大規模な被害が出ました。
東日本大震災では、国民が納めた税金が困っている人たちを支えました。
東日本大震災の直後、現地に赴き救助活動、捜索活動を行った自衛隊や全国の警察、消防の方々の派遣費用や給料は、全てが税金によってまかなわれました。
また、被災地に届けられた救援物資のうち、自治体があらかじめ備蓄していた非常食などは、税金で購入されたものがほとんどだったそうです。
津波で流された学校や市役所などの公共施設の建設などの被災地の復興にも国費が使われています。
これまでの自分自身の生活を振り返ると、税金は社会生活を成り立せる上で必要不可欠なものだと改めて感じます。
今ある生活環境は、当たり前ではなく、税金によって支えられているのです。
私は、税金を納めることはもちろんのこと同時に、納めた税金が何に使われているのか使い道にも関心を持っていきたいです。
またこれからの将来も、国民一人一人が正しく税金を納めることが必要であり、色々な場面で税の恩恵に助けられていることを忘れてはいけないと思います。

新千葉新聞

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