自治会やまちづくり等 他【新千葉新聞】
- 2024/11/10
- ニュース
新千葉新聞2024年11月10日発行
自治会やまちづくり等
地域住民が安心・安全に住み続けるために
木更津市区長会連合会 市と意見交換会
木更津市区長会連合会(会長・青木健)は7日、市役所駅前庁舎で、木更津市と「木更津市全域にかかる意見交換会」を開催した。
同会には、青木会長、副会長の長谷川吉一、清水一太朗、齊藤富士男、浅川榮治、田中信和の各氏が来庁。
木更津市からは、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、鶴岡大治市議会議長、渡辺則行企画部長、品川昭和資産管理部長、石井彰一市民部長、吉原隆史環境部長、吉田究都市整備部長などが出席した。
木更津市区長会連合会では、近年地域社会において人と人との繋がりが希薄となり、様々な問題が顕在化しているが、地域住民と行政とのパイプ役立場として、市執行部などと意見交換会を開催し、共通理解を図っている。
今回で7回目。
今年は、自治会やまちづくり関係などを識題に話が進められ、地域に住む人々が安心・安全に住み続けられるように、頻発する自然災害や、治安の確保など身近な問題について、市内各地の現状などを報告し、市では現在進行中も含め、今後の対5等について関係部署が説明した。
主なものでは、
▽道路の舗装整備など、
▽「千束台~請西東」「中野畑沢線(令和5年度より継続)」の整備促進、
▽自治会への加入促進、
▽自治会役員に女性の登用推進を、
▽ゴミステーションの設置、
▽木更津市の残土条例の指導、
▽陸上自衛隊オスプレイの配備進捗状況、
▽駅前庁舎移転計画(令和5年度より継続)、
▽公園や空き家などの雑草対策、空き家の管理状況等。
ナイチンゲールの精神で
木更津看護学院 第73回生継灯式
郷土医療の担い手を養成する一般社団法人君津木更津医師会(会長・天野隆臣)立木更津看護学院(校長・三枝奈芳紀)の、令和6年度「第73回生継灯式」が7日、同学院で厳粛に挙行された。
今年度の対象者は1年生15人(女子のみ)。
上級生から贈られたコサージュを胸に飾り式典に参加した。
「継灯式」とは、今年4月に入学した1年生(以下継灯生)がナイチンゲールの灯火を受け継ぎ、医療現場での実習をスタートさせ、看護師への第一歩を踏む出すことを祝す式典。
令和元年度まではこの式典は、看護師の象徴であるナースキャップを授ける「戴帽式」として実施されていたが、令和2年度からナースキャップが廃止されたことに伴い「継灯式」として行われている。
継灯生は入学以来約7か月間、主に机上で看護の基礎知識や看護師としての心構えなどを学んできたが、同式典後は新たに患者と向き合う臨床実習に挑む。
式典には、松葉祥一医師会副会長(副校長)金井秀仁副校長のほか、来賓として君津健康福祉センター・山本史子副センター長、君津地域4市代表の川口秀袖ケ浦市市民子育て部長、各市健康福祉部、君津木更津歯科医師会、君津木更津薬剤師会、公共職業安定所、ロータリークラブ等の代表や保護者など多数が臨席し、継灯式を祝った。
式では一人一人呼名され、ナイチンゲール像の手元に点る「看護の灯(親火)」を継承し、全員でナイチンゲールの精神が謳われている「誓詞」を朗読し、看護師としての責任や使命を自覚し、清々しい心で慈愛をもって学び続けることを誓った。
三枝校長は式辞で、諸般の理由で今回が本校最後の継灯式であることを報告し、「今後も学びを深め、謙虚な気持ちで患者様の心に寄り添える看護師となってほしい」などと期待を込め挨拶。
天野医師会長も「近年の医療者不足は深刻であり、皆さんの活躍に期待が寄せられている」などと祝辞を述べた。
上級生代表の祝辞、継灯生による宣誓も行われた。
楽しい時を創り上げる
木更津駅西口周辺 木更津こどもまつり
「第21回木更津こどもまつり」が、今月16日(土)午前10時~午後2時まで、JR木更津駅西口(みなと口)や、地域子育て支援センターゆりかもめ寺町分館周辺各所で開催される。
雨天順延17日(日)同時間。
木更津こどもまつり実行委員会主催、木更津市・木更津商工会議所後援、八剱八幡神社・光明寺・選揮寺・成就寺・證誠寺・愛染院・千葉信用金庫協賛。
同まつりは、街の中に人と人との心が響き合う昭和の故郷を再現する。
平成16年(2004年)に、親子のための小さなまつりからスタートして、今年で第21回目。
154の企画が用意されているが、今年の注目は、ウッドペッパークラフトゾーンとスタンプラリー(ももたろう)。
木一小では「ミニSL」も。
子どもたちが売る側も買う側も自ら体験しながら、地域の人たちとふれあい、一緒に楽しい時を創り上げるおまつり。
何より、子どもを楽しませたいという信念をもとに、令和に生きる子どもたちに向けて、昭和感漂うおまつりを開催する。
当日は、選擇寺本堂前で「開会式」が行われ、市長や実行委員長の挨拶、荒馬座ぶちあわせ太鼓、ファンファーレ、木一小合唱部による合唱、花は咲く手話合唱、ポプラ一輪車隊、ちんどん屋出発と続く。
また、駅前で「ナチュラルバル」や「木更津駅まつり」も同時開催。
生涯学習の振興に貢献
木更津市功労者表彰 個人5人に感謝状
令和6年度木更津市「生涯学習功労者表彰」が7日、市役所駅前庁舎で行われた。
これは長年にわたり、木更津市の生涯学習の振興に関し、功労が顕著であった個人や団体を顕彰し、さらなる発展を期すもの。
今年度は、木更津市生涯学習推進本部・本部長の渡辺芳邦市長から表彰者・個人5人に対し、感謝の意を込め感謝状が授与された。
団体の部の表彰はなかった。
表彰式には、渡辺市長、廣部昌弘教育長、鶴岡大治市議会議長、小高幸男教育部長等が同席し、敬意を表した。
受賞者は次の通り。
(敬称略)
【個人】
▽伊藤素子(木更津市社会教育委員副議長)
▽橋本宏(公民館主催事業講師)
▽鳥飼幸代(公民館ボランティア)
▽佐久間智之(木更津市青少年相談員連絡協議会会長)
▽大野栄一(木更津市青少年相談員連絡協議会体育部会長)
篆刻や刻字の作品展示
上総仲春印会 イオン木更津朝日で
上総仲春印会(会長・細野吉司、木更津市)では、「第34回作品屓」を、今月13日(水)~16日(土)の4日間、午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)、イオンタウン木更津朝日/2階多目的ホール(グリーンホール)で開く。
会員13人が学習している篆刻(てんこく=石に文字を彫った印)や刻字(こくじ=木に文字を彫った木彫り)の作品を展示する。
また、各種体験コーナーも利用できる。
多くの人に見てもらいたいと来場を歓迎している。
なお、同会は木更津市立桜井公民館で月2回、土間日に活動している。
問い合わせは細野会長へ(℡080-553913549)。
会員は次の通り。
▽飯嶋正直、大岩浩三、影山敬子、勝部豊子、陶山隆司、寺戸八重子、細野吉司、若松久、和田剛、渡邊保夫、渡邉由紀江、内田裕美、元木隆
(敬称略)
珠算段位試験に3人が合格
木更津珠算連盟
『日本珠算連盟第142回段位認定試験(総合珠算・総合暗算)』がこのほど、木更津商工会議所で行われた。
木更津珠算連盟の生徒らが受験、「総合珠算」で2人、「総合暗算」で1人の計3人が合格した。
合格者は次の通り。
( )は年齢。
◎総合珠算段位
▽初段=岡懌希(10)
▽3段=水野友咲子(7)
◎総合暗算段位
▽3段=水野友咲子(7)
免疫の遺伝性疾患を早期に
DNA研究所等 新生児期診断実現へ
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌2ー6-7)は1日、京都大学と共同で、乾燥ろ紙血に含まれるタンパク質を調べることで、免疫に関わる遺伝性疾患を早期に診断できる可能性を示したと発表した。
発表内容は次の通り。
遺伝子変異が原因で起きる遺伝性疾患は、病気が進行すると治療が難しくなる事が多く、早期に見つけて治療を開始することが重要である。
日本では全ての赤ちゃんを対象として「新生児マススクリーニング」という事業が実施されており、遺伝性疾患をもつ子どもを早期に発見し、早期に治療することで将来的な障害を予防する事に役立っている。
しかし、現行の方法では診断できる病気が限られており、従来の検査と並行して検査でき、より多くの病気に対応できる新しい検査法の開発が求められていた。
京都大学大学院医学研究科の八角高裕特定教授と柴田洋史同特定病院助教、かずさDNA研究所の小原收副所長、川島祐介同グループ長、中島大輔同研究員、紺野亮同特任研究員らの共同研究クループは、新生児マススクリーニングに使われている乾燥ろ紙血を用いてプロテオミクスという解析を行うことで、特定の免疫系遺伝性疾患の患者の乾燥ろ紙血において、病部に関係するタンパク質の顕著な減少を検出できることを発見した。
今回の発見は、他の遺伝性疾患にも応用することができ、将来的には生命に関わる遺伝性疾患を持つ多くの赤ちゃんを診断し、発疹前に適切な治療を行うことができるようになると期待される。