開館60周年を祝う 他【新千葉新聞】
- 2024/10/30
- ニュース
新千葉新聞2024年10月30日発行
開館60周年を祝う
地域の社会教育、福祉の拠点として
中央公民館 9個人団体に感謝状
木更津市立中央公民館(館長・山下理)の「開館60周年記念式典」が26日(土)午前9時30分から、同館自習&ワークスペースで開かれた。
同記念事業実行委員会(実行委員長・室前髙雄)主催の式典には、渡辺芳邦市長、贋部昌弘教育長、小高幸男教育部長、髙木厚行一中西部地区社会福祉協議会長、青木健公民館運営審議会委員長、鈴木清社会福祉協議会副会長など来賓や区長、町内会長、地域住民等が参集して60年の節目を祝い、さらなる発展を期した。
北村和則実行委員の司会・進行で、女声コーラスシルフィードとともに国歌・市民歌斉唱に続き、室前実行委員長が「地域の社会教育の拠点として中心的役倒を担ってきた中央公民館は、昭和38年吾妻地区に開館した。以来、公民館主体事業として健康づくりや仲間づくりに貢献。この60年間、公民館職員の熱意や団体、サークルなどの支えにより、多くの地域住民に親しまれる公民館として歩みを進めてきた。地域の関係者等に謝意を申し上げたい」などと式辞を述べた。
渡辺市長は、「開館以来、教育・福祉の拠点として60年という年月の間には価値観も変化する中で、地域のつながり、思いやり、互いの心を大切に持ち続けてきた。3年後には、吾妻地区に図書館や中央公民館の施設が計画されている。新たな地域の絆を深める意義深い場所となり、交流の輪が広がることを期待している」などと挨拶した。
このあと、廣部教育艮や高木会長も挨拶、同日行われた「敬老のつどい」や2日間にわたり活動の成果を発表する作品展なども紹介された。
来賓紹介や鶴岡大治市議会議長の祝電披露後、山下館長が挨拶に立ち、室前実行委員長や関係者に感謝を伝えたいとしたうえで「当館は吾妻・中央・駅前のスパークルシティ木更津を経て今回60周年を迎えた。人問でいえば還暦を迎えることになるが、平和な時代が60年続いている。当館は次のステップヘのスタートになる。住民達の笑顔が集う学びの場として使っていただきたい。地域に愛される公民館であることを願う」などと謝意を述ぺた。
式典では、これまで中央公民館活動を支えた次の九個人・団体への感謝状が市長等より贈呈された。
木更津みち案内人協会の山崎繁明氏が受賞者を代表して謝辞を述べた。
◎市長感謝状
▽北村和則氏(元木更津市区長会合会長ほか多くの役職)、
▽髙木厚行氏、
▽木更津みち案内人協会
◎教育長感謝状
▽版画サークル「彫音」
◎公民館長感謝状
▽うたごえグループ青い空、
▽木更津第一小学校合唱部、
▽女声コーラス シルフィード、
▽山田昌子さん(郷土史講師)、
▽レイ・オハナ(フラダンスサークル)
県発展に多大な貢献
柳澤真司氏と鈴木芳昭氏の功績称えて
文化の日功労者表彰 地元は2氏が受賞
千葉県はこのほど、11月3日の文化の日にちなみ、各分野でそれぞれ顕著な功績を挙げ、千葉県の発展に多大な貢献をした個人・団体を知事が表彰する「令和6年文化の日千葉県功労者表彰」の受賞者を発表した。
これは昭和23年に文化の日が制定されたのを機に始まり、今年で77回目を迎えている。
表彰式は11月3日(日・祝)午前10時からホテルニューオータニ幕張で行われる。
今年度の受賞者は、16分野での功労者59個人と5団体。
うち男性は46人、女性13人。
君津垉城関係では2人が受賞。
受賞者の経歴・功績は次の通り。
(敬称略)
【健ま福祉功労】
◎柳澤良司(64・木更津市清見台南)=元・国保直営総合病院君津中央病院病院長。
柳澤氏は昭和60年以降、国保直営総合病院君津中央病院を中心に勤務し、主に消化器外科の診療に従事し、がん診療拠点病院、三次救急病院の医師として多くの忠者の手術に関わり、地城住民の救急対応や健康保持に寄与した。
また、日本外科学科、日本消化器外科学会の専門医、指導医として、同院の外科診療の機能向上と手術指導等、更新の育成にも尽力した。
臨床研修指定病院としての初期研修医の指導にあたり、若手医師の育成にも貢献した。
【農林水産功労】
◎鈴木芳昭(71・君津市上湯江)=元・千葉県君津地ほ指導農業士会会長、現・JAきみつ小糸在来®愛好クラブ会長、現・君津市農業農村活性化協議会会長を務めている。
鈴木氏は指導股業士として、研修生に適した研修を実施し、新規就農者を育成した。
また、就農後における営農相談等の支援を行い、地城農業の担い手の定着に貢献した。
また、JAきみつ小糸在米®愛好クラブ会長として、在来大豆「小糸在来®」のブランド化やオーナー制度の普及に尽力し、地城農業の活性化に寄与した。
さらに、生産力強化のため、ドローンを活用した病害虫防除技術の普及による作業改善に努めるなど、「小糸在来®」の栽培拡大に尽力した
磨かれた演技力等披露
多くの来場者が訪れ文化祭を楽しむ
木更津総合高校 真心祭文化の部
木更津総合高校『第22回真心祭文化の部』が、25日(金)、26日(土)の2日間にわたって開催された。
秋が深まり、文化祭にふさわしい気候のなか、多くの来場者が訪れ、文化祭を楽しんだ。
円熟の技量、磨かれた演技力等、マンパワー全開の充実した発表が繰り広げられ
今年度も、生徒たちがアイデアを出し合い、趣向を凝らした文化祭となった。
アトラクション系では、手の込んだトライアルゲーム、フォトスポッ卜などに加え、「お化け屋敷」が解禁されたことで、「怨念」「呪い」の文字が躍るどろおどろしい外装の教室が目立った。
激しい動きでスリルを味わうカートの動力は当然「人力」で、はしゃぐ乗客とは対照的に男子生徒が汗だくになっていた。
巧みな話術で、観客をトークだけで惹きつける企画は秀逸だった。
一方で、茶道部員が古式ゆかしくお点前を披露。
落語の上演では、出囃子で噺家が高座に上がるうれしい演出。
演目『死神』の一席はなかなか堂に入った話し振り。
クラス全員でのオールスターキャストで演じられた『美女と野獣』は、学校長も絶賞の熱演となった。
屋外ステージと音楽ホールで行われた発表企画では、和太鼓、書道、チアリーディング、吹奏楽、合唱、演劇、クイズ、ダンス(写真)軽音楽が入れ替わり立ち替わりで登場。
10代のエネルギーが駆け抜ける疾走感あふれる舞台構成となった。
3年生の模擬店は、赤字を回避しなければならないという事情もあって、担任自ら陣頭指揮を執るなど、気合いを感じる販売を繰り広げていた。
2日目は、早々に完売となったクラスと午後から値引きを断行するクラスと明暗が分かれたが、全員が一致団結して最後の思い出を作ることができた。
昨年に続いて、青雲館ではバザーが開かれ、生徒の家庭や教職員有志から提供された、主に日用品を販売。
お手頃価格の品揃えに会場が賑わった。
25日は在校生の家族を対象に公開、26日は一般の人を対象に公開しての開催となった。
開催日の両日を公開としたのは初の試みだったが、来場者からは2日間にわたり様々な協力をいただいたことで、無事終了することができた。
さらに、26日には2,000人を超える来場者を迎え、大盛況のうちに幕を閉じることができた。
現場監督者の育成等
ポリテク君津 セミナーの受講者募集
千葉職業能力開発促進センター君津訓練センター『ポリテクセンター君津』=君津市坂田=では、現在、11月21、22日の2日問開講する、「仕事と人を勣かす現場監粁者の育成」の受講生を募集している。
詳細は次の通り。
◎対象者=生産現場で指導的役割の人または将来指導的役割を目指す人
◎開講日=11月21日(木)、22日(金)
◎時間=午前9時10分から午後四時まで
◎会場=ポリテクセンター君津
◎講習内容
▽オリエンテーション
▽現場監督(主任)の役割
▽現場監督(主任)に求められていること
▽より良い現場監督(主任)
▽自己啓発計画書の演習
▽まとめ
◎予定講師=(株)MXEコンサルティング
◎使用機材=ホワイトボトド、マーカー、付箋紙
◎持参品=筆記用具
◎前提スキル等=特になし
◎受講料=8,000円(税込)
◎定員=20人
申し込みは必要事項を受講申込書に記入しファックスで。
11月7日(木)締め切り。
申込書は同センターのホームページからダウンロードできる。
申し込み及び問い合わせ先は訓練誄(℡0439-57-3613、FAX同57-6386)。
kimitsu-seisan@jeed.go.jp