不戦の誓いを新たに 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2024年10月27日発行

不戦の誓いを新たに

2か所の忠霊塔に1,782柱
木更津市福祉会館 厳かに戦没者追悼式

令和六年度「木更津市戦没者追悼式」が25日(金)、木更津市民総合福祉会館で厳かに執り行われた。
先の大戦で、祖国の安寧と家族の幸福などを願いつつ、遠く異国の地で戦禍に散った英霊は全国で310万柱、千葉県下では5,300柱。
木更津市では1,782柱といわれ、このうち1,537柱は太田山忠霊塔、245柱は旧富来田町忠霊塔に刻まれており、遺族や地域住民に見守られている。
この日の式典には、千葉県知事(代理・山本史子君津健康福祉センター副センター長)、浜田靖一前衆議院議員(代理・小暮眞也秘書)、高橋浩県議(代理・石井恵子)、鶴岡大治太更津市議会議長、川島義美県遺族会会長、榎本昭木更津市遺族会会長、滝口君江木更津市社会福祉協議会会長、石井徳亮副議長、永原利浩教介民生常任委員会委員長、竹内伸江同副委員長などの来賓をはじめ、市議、市遺族会地区代表など多数が参列、木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、伊藤昌宏福祉部長など関係者が出席した。
拝礼、国歌斉唱、黙祷に続き、渡辺市長は式辞で、今も世界各地で戦禍が絶えないことを危惧し、日本においては戦後79年の時の経過に触れながら、現在の平和と繁栄が英霊の尊い犠牲と、遺族のたゆまぬ努力の上にあることに感謝して。
「過去の過ちを縵り返すことなく、平和で豊かな日本や木更津市の発展に全力を尽くす」と誓い、御霊の安らかなることを祈った。
来賓各氏も、平和の尊さをかみしめ、不戦の誓いを新たに追悼の言葉を述べた。
続いて参列者による白菊の献花が行われた。
木更津市遺族会会員は、令和2年度459人、3年度434人、4年度355人、5年331人、6年度は306人と、近年は高齢化の進展とともに減少傾向にあり、継承の重要性が急務と再認識されている。

地域住民の健康増進にと

木更津市が表彰式 明治安田生命が寄付

明治安田生命保険相互会社は、豊かな地域づくりによる地方創生を目指した取り組みである「地元の元気プロジェクト」の一環として、地域住民の健康増進等を目的とした寄付を23日(水)、木更津市に対して行った。
木更津市役所駅前庁舎で行われた「寄付採納式」及び「木更津市功労表彰式」には、明治安田生命保険相互会社 千葉南支社の梶川浩祐支社長、板谷優作木更津営業部長、多田しずく同LC、東家文生市場統括室長、篠原信次次長、市場開発スタッフの影山和加子氏が来庁。
木更沛市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、渡辺則行企画部長、安田貴之同部次長、野村洋貴オーカーックシティ推進課長等が出席した。
同相互会社の梶川支社長から、地域住民の健康増進、子育て支援、介護・認知症対策等に役立ててほしいと、職員からの「私の地元応援募金」104万1千円の寄付目録が渡辺市長に手渡された。
続いて木更津市では功労表影式を行い、梶川支社長に表彰状を贈呈した。
同社では、地域に密着した生命保険会社として「つながり、ふれあい、ささえあう地域社会」を目指し、地方創成の推進に貢献しているが、木更津市に対しては、令和2年より毎年寄付を続けており、今年で5年目になる。
新型コロナウイルス感染症対策費や児童の交通事故防止の反射シール(3回)、地城住民の健康増進にと寄付金、市民サービスの向上にと電話音声明瞭器「サウンドアーチ」1台も寄贈している。
渡辺市長も席上、明治安田生命保険相互会社の、市への継続的な支援・協力に感謝の言葉を述べた。

子持勾玉を市指定文化財に

木更津市が指定 マミヤク遺跡から出土

木更津市は今月22日、「マミヤク遺跡出土子持勾玉(しゅつどこもちまがたま)」を9月24日付けで市指定文化財(第37号)に指定したと発表した。
子持勾玉とは大きい勾玉の腹や背に小さな勾玉を貼り付けた形をしており、古墳時代の祭祀に用いられた道具のこと。
今回、指定した子持勾玉は、現在の港南台1丁目付近にあるマミヤク遺跡から出土した。
マミヤク遺跡は、昭和六十年度に発掘調査が行われ、子持勾玉に関連する古墳時代中期では、竪穴住居跡41軒・祭祀遺構2か所が明らかになっている。
この子持勾玉は滑石(かっせき)で作られ、大型の勾玉の腹や背、側面に8つの小さな勾玉が削り出されており、古墳時代の祭祀の実態を考える上で貴重な事例である。
現在、子持勾玉は、「木更津市立郷土博物館金のすず」で展示中。
資料名は「マミヤク遺跡出土子持勾玉」、員数・1点、種別・有形文化財(考古資料)、所有者・木更津市、製作時期・五世紀、法量は高さ9.3センチ、幅3.5センチ、厚さ3.8センチ、重さ269.6グラム。
石材・滑石。

箏や尺八の演奏を聴く

海山・ネプチューン氏など5人が訪問
木更津ロータリーC 鎌足中で邦楽鑑賞教室

木更津ロータリークラブ(会長・内川敏孝)主催の邦楽鑑賞教室「鎌足市スクールコンサート」が24日(木)午後1時30分から、木更津市矢那の鎌足中学校(校長・前川健太郎、生徒数・52人)体育館で聞かれた。
「次代を担う子ども達に日本の素睛らしい芸術を鑑賞する機会を提供し、日本文化に誇りを持って世界に羽ぱたく人に成長してほしい」ことなどを願い、市内の小中学校で毎年巡回して開催しているもの。
佐藤昌宏 三木乾哉教頭のはじめの言葉に続き、前田校長、吉川会長が挨拶。
この日の講師(演奏者)は、鴨川市在住のジョン・海山・ネプチューン氏(尺八)のほか、木更津市の溝口五百子さん(箏)、井上歌真さん(箏)、松本ひろみさん(筝・三絃)、山田真理さん(十七絃)。
プログラムでは、「六段の調べ」「楽器(筝、十七絃)について知ろう」「舂の海」「花は咲く」「大和の曙」「尺八独奏」「忍者」などが趣向を凝らして演奏された。
弾き方によって音色が変わったりすることに感激し、児童たちは手拍子をとったり、一緒に動いたりして、日本の和楽器を楽しんだ。
演奏終了後、質問コーナーも設けられた。
最後に中学生代表が講師5人にお礼の言葉を述べた。
同会場には、ロータリークラブ会員等も参加して、邦楽演奏を堪能した。

木更津市選抜が優勝飾る

君津地区少年野球 県選抜大会に出場へ

「第33回君津地区連盟旗争球少年野球選抜第会/第20回日本製鉄かずさマジック杯争奪戦」が今月20日、日本製鉄右岸球場、富津ふれあい公園球技広場A面で行われた。
木更津、君津、富津、袖ケ浦各市選抜の計4チームが出場。
熱戦の結果、木更津市選抜が優勝を決めた。
準優勝は君津市選抜、第2位に富津市選抜が入った。
木更津市選抜は、11月23、24日に県野球場ほかで開催される「新昭和杯千葉テレビカップ第23回千葉県少年野球地域対抗6年生選抜大会」に出場する。
結果は次の通り、
◎1回戦
▽木更津市選抜11-2富津市選抜
▽君津市選抜6-5袖ヶ浦市選抜
◎第3位決定戦
▽富津市選抜7-5袖ヶ浦市選抜
◎決勝
▽木更津市道抜5-3君津市選抜

鹿児島県航空基地に着陸

木更津オスプレイ

23日午前11時20分ごろ、鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に、陸上自衛隊木更津駐屯地第一ヘリコプター団所属の航空機V-22オスプレイー機が緊急着陸した。
木更津駐屯地によると、令和6年度日米共同同演習・キーンソード(KS25)における訓練のため、陸自高遊原分屯地(熊木県)を午前8時25分ごろ離陸。
鹿児島県徳之島を経て海上自衛隊鹿屋航空外地に予防着陸した。
飛行中のところ、エンジンの油圧系統の不具合のおそれを知らせる注意灯が表示されたため、事故予防のため着陸したという。
操縦士ら計6人が乗っていた。
けが人は確認されていない。

各種競技で熱戦を展開

小中体連木袖支部 中学校新人体育大会

千葉県小中学校体育連盟木更津・袖ケ浦支部(支部長・宮野達也平川中校長)主催。
「令和6年度木更津・袖ケ浦支部中学校新人体育大会」はこのほど、全日程を終了した。
結果続きは次の通り。

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