今後の在り方等を検討 他【新千葉新聞】
- 2024/10/24
- ニュース
新千葉新聞2024年10月24日発行
今後の在り方等を検討
JR久留里線沿線地域交通検討会議
君津市で開催 最終回第5回の会合
JR東日本が不採算路線(36路線・72区間)の一つとして公表している久留脱線の久留里駅~上総亀山駅間(9.6キロ)について、今後の在り方などを検討する最終回の会合、《第5回JR久留咀線(久留里~上総亀山間)沿線地域交通検討会議》(座長・藤井敬宏日本大学理工学部交通システムエ学科特任教授)が、今月21日(月)、君津市保健福祉センター(ふれあい館)で開催された。
同会議は、令和5年3月8日に、東日本旅客鉄道(株)千葉支社(以下JR)から、久留里線・久留里~上総亀山間の沿線地城の総合的な交通体系に関する議論を行う場の設置を、千葉県及び君津市に申し入れがあったことを受け、令和5年5月11日に設置された。
検討会議は、現在の久留里・松丘・亀山地区(以下上総地区)における現状や課題を共有し、今後の地域交通について検討することを目的に計5回の検討会議、住民説明会、自治会長報告会、沿線住民の移動実態に関するアンケート調査などを実施し、地域住民の移勣実態の把握、沿線の地域交通に関する調査・検討を行ってきた。
第1回会議は令和5年5月11日、第2回9月6日、第3回12月27日、第4回令和6年7月16日、第5回10月21日。
同会議は全て非公開で行われた。
公議の構成員は、千葉県(錦織良匡総合企画部交通担当部長)、君津市(鈴木広夫企画政策部長)、JR東日本(正能俊輔千葉支社企画総務部企画部長)、沿線住民(自治会)代表(松崎正行・久留里地区、齋藤健力・松丘地区、加藤洋和・亀山地区)、オブザーバーとして国土交通省関東運転局、木更津市、袖ヶ浦市の企画政策室等。
最終回のこの日の会議では、「JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議検討結果報告書(案)~沿線地域の利便性の高い公共交通への提言~が事務局(県総合企画部交通計画課)から示され公表された。
(内容は2面に掲載)
長年つなぐ地域への思い
JR東日本から 富来田中へ感謝状
木更津市立富来田中学校(校長・伊豆浩江、生徒数・99人)は今月14日(月、祝)、JR東日本より感謝状を贈呈された。
これは、毎年「鉄道の日」を記念して行われている表彰の一環として、鉄道事業に貢献した団体や個人に贈られているもので、富来田中学校では、生徒会が中心となり、年3回(毎学期に1回)、学校の最寄り駅であるJR久留里線・馬来田駅の清掃ボランティアを行ってきた。
今回の表彰は、その長年にわたる功績に対して贈られたもので、久留里駅・井上友和駅長から、生徒会会長・積田来飛さんに賞状と副賞が渡された。
積田さんは、「駅の消掃は自分たちだけでなく、これまで先輩方から受け継がれてきたこと。これからも地元に少しでも貢献できるように、思いをつないでいきたい」と話していた。
バザーの寄付
木中央公民館まつり
木更津市の第48回中央公民館まつりでは「バザー」を27日(日)午前10時~11時30分まで開催するが、バザーへの物品の寄付を、きょう24日まで受け付けている。
家庭で不便になった物や日用品、衣料品、雑貨、手作り品、食料品などな求めている。
(古着、中古品、賞味期限切れ等は遠慮をと)
受付場所はスパークルシティ木更津六階、
中央公民館事務室まで。
岩根フェニックス優勝
明治安田生命杯争奪木更津市少年野球
秋季新人大会 準優勝は祇園ブルーs
木更津市少年野球連盟主催、明治安田生命協賛、「明治安田生命杯争 令和六年度木更津市少年野球秋季新人人会」が今月六、13日、江川第二野球煬、小櫃堰球場で開かれ、岩根フェニックスが優勝を飾った。
市内から9チームが参加、トーナメント方式で2日間にわたり熱戦を縵り広げた。
開会式では金田ビッグウェーブの選手が選手宣誓を務めた。
同大会は今年度から明治安田生命が後援。
来年度からは、「木更津市少年野球友遊ポール大会」舂と秋の大会の後援となる。
結果は次の通り。
◎1回戦
▽富来田ファイターズ6-5清川ライナーズ
◎2回戦
▽祇園ブルーソックス5-3畑沢・八幡台連合
▽金田ビッグウェーブ5-3富来田ファイターズ
▽請西ブレーブス12-6木更津ジャンボ
▽岩根フェニックス8-1木更津モーニングス
◎準決勝
▽祇園ブルーソックス10-0金田ビッグウェープ
▽岩根フェニックス10-0請西ブレーブス
◎決勝
▽岩根フェニックス13-9祇園ブルーソックス
拓大紅陵は伊余学園と
関東高校軟式野球 26日に栃木で初戦
「第65回秋季関東地区高校軟式野球大会」(関東地区高校野球連盟軟式部主催)は今月26日(土)、栃木県で開幕する。
栃木県と東京都から各3チーム、千葉、埼玉、茨城、群馬、神奈川の5県から各2チームの計16チームが出場、宇都宮清原球場など3会場で行われる。
千葉県から出場するのは拓大紅陵(千葉1位)と3校連合(千葉聾・筑波大付聴特・日の出学園、千葉2位)。
このほど組み合わせが発表され、拓大紅陵は伊奈学園(埼玉1位)と、3校連合は花咲徳栄(埼玉1位)と、何れも26日に初戦を迎える。
より良い公共交通のあり方
久留里線沿線地域交通検討会議 最終的なまとめ
久留里線沿線地域交通検討会議が公表した「最終的なまとめ《今後について》」は次の通り。
▽同会議の設置を申し入れたJRが、上総地区にとって望ましい交通体系について検討・提示することを求められた。
その上で、最終的に具現化する際には、鉄道・バス・タクシーなどの交通事業者を含め地域の関係者で構成される『君津市地域公共交通会議』(法定協議会)において、時間帯・エリアごとに最適な運行ルート・交通手段の組合せ・コスト負担を検討し、地域のより良い公共交通のあり方を決定する。
その際、地域の利便性向上、持続可能な交通体系が構築されるかどうかの観点が最重要であり、数多くの観光資源を活用した地域振興に寄与するとの観点にも留意する必要がある。
また、地域交通の維持確保・充実には、地域の公共交通政策を担う君津市が千葉県の協力も得ながら、検討していくとともに、JRが長年にわたり地域交通を担ってきた経緯等を踏まえ、沿線自治体や地元の交通事業者との協働により、持続的な運行、利便性の確保に向け、君津市と協議すること。
さらに、JRが地域住民と連携、観光面などの地域振興に積極的に努めることが必要。
なお千葉県は検討会議終了後も、君津市地域公共交通会議を通じて、上総地区の地域交通のあり方の議論に積極的に関与する。
上総地区において、関係者間の協働・共創による、地域住民にとってより良い、交通体系が構築されることを期待したい。
と示されている。
これを受け君津市ではJRからの「提示」などがあった際にはその都度、「君津市地域公共交通会議」を閧催して検討していく方針。