特認校の送迎バスに活用 他【新千葉新聞】
- 2024/10/6
- ニュース
新千葉新聞2024年10月6日発行
特認校の送迎バスに活用
ふるさと納税 三島光産(株)が木更津市に
福岡県北九州市に本社を構える三島光産(株)(代表取締役社長・三島秀夫)は3日、木更津市に対し、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用して、50万円の寄付を行った。
市役所駅前庁舎市長応接室で行われた「寄付採納式」には、三島光産(株)執行役員・鉄鋼君津事業本部長・溝本義史氏、業務グループ主任・相澤拓弥氏などが来庁(鉄鋼君津事業本部は君津市人見)。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、小高幸男教育部長など関係者が出席し敬意を表した。
席上、溝本執行役員から渡辺市長に目録が手渡され、木更津市では同社に対し感謝状を贈呈した。
渡辺市長は、『地域が一体となって未来を担う木更津っ子を育む』などの木更津市の企業版ふるさと納税の基本目標を示しながら「特認校のスクールバス運行事業に活用させていただきます」等、深く感謝し、三島光産(株)の益々の発展を祈念した。
溝本執行役員は、同社の歩みや今後の展望等を紹介し、当地域では市民球団「かずさマジック」や、「ちぱアクアラインマラソン2024」なども応援していることなどに触れながら、「今後も地域とともに歩んでいきたい」などと挨拶した。
木更津市では、この寄付金は「小規模校の特色を活かした小規模特認校に通学する児童85人が対象のスクールバス4台を運行する「きさらづ特認校児童送迎用バス運行委託事業」に活用する予定。
基地対策に関する要望書
木更津市が提出 新防衛大臣に宛てて
木更津市は3日、田中幸子副市長(市長代理)が北関東防衛局を訪問し、渡辺芳邦市長名での、一日に発足した石破茂内閣の中谷元防衛大臣及び森浩久北関東防衛局長に宛てた「基地対策に関する要望書」を提出した。
要望書は5項目からなっており、
①安全対策の徹底及び基地周辺の生活環境への配慮について
②基地周辺の環境整備等について
③潮干狩り等への配慮について
④オスプレイに関する覚書等の順守について
⑤適時適切な情報提供について。
同市では、市民の安全・安心を第一に考え、基地周辺住民の不安が軽減できるよう取り組んでいるが、5項目について特段の配慮を求めた。
最後まで盛り上がり続く
3年生2チームが同時優勝は初めて
木更津総合高校 真心祭~体育の部
木更津総合高校(学校長・真板竜太郎)の体育祭、『第22回真心祭~体育の部~』が、今月2日(水)、4日(金)の2日間にわたり開催された。
各学年が2色のチームに分かれ、さらに特進コースが加わり、計7色のチームが競い合った。
今年度は3年生の緑組、紫組が仲良く同率で優勝となった。
開会式で、学校長は「本気でやるからこそ、得るものがある」、「競技のルール、応援のマナーを守ってやることで体育祭の意義が深まる」、そして「体育祭を大いに楽しんで欲しい」と生徒たちに呼びかけた。
各色のチーム代表が団旗を掲げて朝礼台の前に集合。
体育祭実行委員長、小川栄樹君が、『我々選手一同は、スポーツマンシップに則り、正々堂々、最後まで全力で楽しむことを誓います」と高らかに宣誓し、体育祭が開始された。
真板竜太郎学校長の名前に因んだ今年度の新種目、『龍リレー』が想定以上の盛り上がりを見せた。
男子種目『一騎打ち~太田の乱~』、女子種目『決戦太田山』は対戦型の競技で、男同士、女同士の熱い戦いになった。
『綱引き』、『クラス対抗リレー』では、予選から力と力がぶつかり合う激戦となり、真剣勝負を見ることができた。
最後の『色別リレー』では、応援席の生徒が総立ちで声援を送る場面となり、クライマックスを迎えるにふさわしい激闘が展開された。
閉会式で、学校長は体育祭準備に尽力した教職員と部活動の生徒たち、そして最後まで参観した保護者に謝辞を伝え、「どのチームが優勝をするか分からないほど、最後の最後までこんなにも競り合った体育祭は初めてだった。2チームの同時、しかも3年生チームがともに優勝したのも、22年の本校の歴史上初めてのことで、最上級生か牽引力を発押した見事な優勝だった。彼らの背中を見て、1年生、2年生は来年以降も体育祭で全力を傾けてほしい。本当に素睛らしい2日間だった」と、生徒たちの活躍を大いに評価した。
今年度の『真心祭~体育の部~』は滞りなく、成功裡に終えることができた。
両日とも10月にしては高い気温となったが、秋空の下、生徒たちは体育祭を満喫した。
今月22日(火)から、3日間の準備期間を経て、25日(金)、26日(土)の2日間、『第22回真心祭~文化の部』が開催される。
詳しくは、同校ホームページを参照のこと。
総選挙の費用
木更津市と君津市
10月27日(日)に実施が予定される衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の管理執行のため、木更津市は、歳入歳出それぞれ6255万7千円を追加し、補正後の予算総額を535億7,845万9千円とする専決処分を3日に行った。
また君津市も、衆議院議員選挙事務費として、歳入歳出それぞれ6,098万円を増額し、予算総額を367億9,515万4千円とする一般会計補正予算(第6号)を4日に発表した。
講演会など
木更津キリスト教会
SDA(セブンスデーアドベンチスト)木更津キリスト教会(牧師・宋乙燮、木更津市清見台2-4-1)で、今月12日(土)午前11時から、講演会と健康セミナーが開かれる。
講師はドナルドーミラー博士、通訳は川上シーラさん。
講演会(午前11時~)の演題は『心を騒がせてはならない』~終末時代に生きる私達へのメッセージ~。
健康セミナー(午後1時30分~)のテーマは「免疫力をUPする生活習慣」~ウィルスに負けない体づくり~。
問い合わせは同教会へ(℡0438-22-7075)。
社説
10月14日は「鉄道の日」
10月14日は「鉄道の日」。
明治5年(1872)10月14日、新橋駅(東京都、のちの汐留貨物駅、現在は廃止)~横浜駅(神奈川県、現在の根岸線桜木町駅)間に日本初の鉄道が開業した。
また大正10年(1921)10月14日に、鉄道開業50周年を記念して、東京駅丸の内北口に「鉄道博物館(初代)」が開館、平成6年(1994)、運輸省(言・国土交通省)の提案で、その誕生と発展を記念し、毎年10月14日を「鉄道の日」と定めた。
鉄道が国民に広く愛され、その役割についての理解と関心がより深まることを願い、毎年、鉄道事業者、関係団体、国などが『鉄道の日』実行委員会を組織し、多彩な記念行事を全国各地で開催しており、今年で31回目を迎えている。
1994年の第1回鉄道の日イベントでは、当時102歳の長寿双子姉妹の成田きんさん・蟹江ぎんさんが一日東京駅長を務め、話題となった。
『乗りものニュース』が行った~「鉄道」どんなところが好き?~アンケートによると、~鉄道は、どこへでも連れて行ってくれる。
線路の先のいきたい場所や、好きなところとつながっていると思うとワクワクする。
規則正しく運行されるところがすごい。
歴史と文化の重みがあり、その時代の最先端の技術がある~等々、鉄道ファンからは様々な魅力が寄せられている。
しかし近年、自家用車の普及など、車社会の台頭で鉄道の利用者は減少傾向にあり、通勤・通学の重要な足としての使命が薄らいできており、特に郊外の鉄道事業の運営は厳しさを増している。
JR久留里線でも利用者減は顕著であり、JR東日本が発足した1987年と比較すると約7割も減っている。
久留里線沿線の木更津市、君津市、袖ケ浦市、千葉県、JR東日本千葉支社と地域団体では『JR久留里線活性化協議会』を組織して久留里線の利用拡大・存続などを目的に様々な議論を重ねている。
地域振興に鉄道の果たす役割はきっとある。