これからもお元気でお過ごしください 他【新千葉新聞】
- 2024/9/22
- ニュース
新千葉新聞2024年9月22日発行
これからもお元気でお過ごしください
木更津市渡辺市長 99歳の武井さん訪問
木更津市は例年、9月15日からの老人週間に囚み、その年に100歳を迎える高齢者を市長等か訪問して長寿を祝う敬老事業を行っている。
今年度の木更津市の満百100歳者は37人(男性7人、女性30人)で昨年より7人増。
市内の最高齢者は107歳の女性。
20日(金)にはこのうちの1人、市内岩根の武丼志んさん(99)を渡辺芳邦市長、高齢者福祉課職員などが訪問して祝意を表した。
武丼志んさんには、木更津市からの祝金と記念品、内閣総理大臣からの祝状と記念品『銀杯』が、渡辺市長より贈られた.
志んさんは対象13年12月27日生まれ。
大正・昭和・平成・令和と100年、変貌著しい様々な時局を乗り越え今年めでたく100歳を迎える。
現在耳が少し遠いが、毎朝六時過ぎには起床し、自分のことは自分でする。
午前中の涼しい時間には庭の草取りをしたり、ディサービスも利用している。
志んさんは長寿の秘訣について、「毎日の規則正しい生活やデイサービスで仲間とおしゃべりすることが楽しい」と笑顔が輝く。
息子で武井整形外科の院長・武井紀人さん(66)は、「母が元気でいてくれることは何より嬉しいことで、家族としても誇りです。多くの皆さんの支えのお陰です」などと感謝していた。
渡辺市長が「まだまだ暑い日が続きますが、ご自愛の上、これからもどうぞお元気でお過ごしください」などと挨拶すると、志んさんは「お忙しいところ、わざわざおいで下さりありがとうございました」などと御礼の言葉を述べた。
木更津を元気にしよう!
「アクアコインポスターコンテスト」
木更津市の5、6年生 入選者3人を表彰
木更津市の市立小学校5、6年生児童を対象にした「第3回アクアコインポスターコンテスト」の入選者発表と表彰式が21日(土)、内港公園(KISARAZU PARK BAY FESTIVAL ステージ)で行われ、入選者の3人が表彰された。
同ポスターコンテストは、次代を担う子どもたちに、ポスター制作を通じて、アクアコインの目的や仕組み等を学んでもらい、持統可能な地城づくりを考えるきっかけや、地城愛の醸成を図ることを趣旨として、木更津市等が「アクアコイン」を題材としたポスターの募集を行ったもの。
今回は児童67人が参加し、各小学校で選考された34作品(各校5点まで)の中から厳正な審査を行った結果、次の3人の作品が人選に選ばれた。
◎木更津商工会議所会頭賞=金木片菜(木二小6年)
◎木更津市長賞=菅野葵(祇園小6年)
◎君津信用組合理事長賞=星野心舂(富来田5年)
なお、入選作品を含む審査対象の全作品38点を、10月2日(水)~同15日(火)午前9時~午後9時まで、イオンモール木更津1階ノースアトリウム(木更津市築地)で展示する。
未知の機能B染色体発見
DNA研究所等 植物ホソバオケラに
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市かずさ鎌足2-6-7)は13日、千葉大学、株式会社ツムラ、総合研究大学院大学と共同で、漢方原料「蒼朮(ソウジュツ)」の原料となる薬用植物ホソバオケラで、機能が未知であるB染色体を発見したと発表した。
内容は次の通り。
「近年、日本国内では漢方の原料となる生薬の需要が拡大している。しかし、原料価格の高騰により、生薬の安定的な供給が課題となっている。そこで、ゲノム情報の解読と、ゲノム情報を利用した育種が必要となっている。「蒼朮(ソウジュツ)」という生薬の主な原料となるホソバオケラは、細胞あたり24本(2n=24)の染色体をもっていると考えられていた。しかし、生物進化において染色体の数や形は一定ではなく、同じ和でも変化が生じていることがある。このような変化のうち、B染色体という特殊な染色体がある。B染色体は生物の生存には必須ではないものの、保有していることで生育が良くなったり、悪くなったりする可能性がこれまでに報告されている。研究チームは、株式会社ツムラが保有する、様々な特徴を持つホソバオケラ54系統の染色体の数を調査した結果、B染色体を1~2本保有する個体が存在することを初めて明らかにした。B染色体はこれまで解析対象とされていなかったため、ホソバオケラの品種改良に役立つ新たな遺伝子が見つかることが期待される」。