年内にも報告書を出す 他【新千葉新聞】
- 2024/7/19
- ニュース
新千葉新聞2024年7月19日発行
年内にも報告書を出す
JR久留里線沿線地域交通検討会議
今後の在り方検討 県や市、JR東日本
JR東日本が不採算路線(36路線・72区間)の一つとして公表している久留里線の久留里駅~上総亀山駅間(9.6キロ)について、今後の在り方などを検討する《第4回JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議》(座長・藤井敬宏日本大学理工学部交通システムエ学科特任教授)が16日(火)、君津市立中央図書館二階視聴覚室で開催された。
第1回会議は令和5年5月11日、第2回目は同年9月6日、第3回同年12月27日、何れも非公開。
今会議には、千葉県(錦繊良匡総合企画部交通担当部長)・君津市(鈴木広夫企画政策部長)、JR東日本(正能俊輔千葉支社企画総務部企画部長)、有識者(藤井敬宏・座長)、沿線自治会代表(松崎正行・久留里地区、齋滌健吉・松丘地区、加藤洋和亀山地区)、オブザーバーとして国土交通省、木更津市、袖ケ浦市の企画政策課長などが出席した。
事務局は千葉県総合企画部交通計画課。
今回も非公開で行われ、会議終了後、座長及び、県・市・JRなどが報道陣に会識内容を報告した。
同報告の主なものは次の通り。
▽千葉県から、上総地区の人口動態、公共交通の現状、地域の移動ニーズの可視化結果についての説明。
▽地域の移動ニーズを「通勤通学の一定の定時定路線的な需要」と「買物・通院などの散発的な需要」の二つに大別し、移動重要の満たし方について意見交換を行った。
地域の声としては、鉄道が残せるものなら残してほしいとの気持ちはあるものの、「通動通学の需要」については、駅から徒歩20分以上の需要も一定数見受けられる中では、鉄道よりも運行本数がより多いバスの導入やデマンド交通などの組み合わせによって地域の移動環境は良くなる可能性を確認した。
ただし、運転手不足による減便の不安感が大きいことも配慮が必要。
また多くの課題があるが、高速バスやスクールバスの活用の可能性についても方向性を確認した。
▽「買物・通院」などでは、自家用有償旅客題送や、日本版ライトシェア、タクシーといった移動手段の活用が難しい旨を確認し、デマンドタクシー「きみぴょん号」のニーズや課題を踏まえ、AIオンデマンドなど新たなモビリティシステムの導入検討などを含め、きみぴょん号の更なる改善の方策を検討する方向性を確認。
▽君津市からは万が一、検討会議での議論の結果、鉄道以外の交通モードが地域にとって望ましいということになれば、一定の方向性を示して欲しい。
最終的には、市の法定協議会である地域公共交通会議において、具体策について議諭すべきものと考えている、との発3があった。
▽JRからは鉄道が日常利用・観光利用の観点において「大量輸送」の特性が生かせていない。
今後、需要にきめ細かく対応するために、バスやデマンド交通についての検討を深度化していくことは必要であると考えており、今後も検討に協力していく旨の発言があった。
また観光振興も重要な視点であるとして、会社のリソースを活かし、引き続き地域と一体になって取り組んでいきたい。
地城にとって日常利用、観光振興などの観点でより良い交通体系としていくことが必要と考えているので、協力していく旨の発言があった。
▽今回の意見を踏まえ。
「鉄道廃止ありきではない」としながらも、委員と協議の上、検討結果を報告書の形でまとめ、次回会議(年内をめざす)で、報告書の原案について議論することを委員全員が確認した。
なお今回も《久留里線と地域を守る会(代表・三浦久吉)》の会員が施設内で同会議の進捗状況を見守った。
駅周辺清掃は41年目に
金融機関や農協、会社なども協力
木更津聖嘉館 無人駅の祗園駅を清掃
武道を通して青少年の健全育成に取り組んでいる、空手道の木更津聖嘉館(館長・古泉多嘉夫、木更津市祇園)では、15日(月・祝)午後1時30分~3時、JR久留里線の無人駅・祇園駅と駅周辺の清掃・整備活動を行った。
これは同道場の社会貢献活動の一環として、道場生の保護者などで組織する育成会(会長・廣中敬治)が中心となって、毎年舂と秋、年2回行っており、今年で41年日。
この日の清掃活動には、古泉館長をはじめ、幼児から大人までの道場生や育成会メンバー24人、更に地元の君津信用組合ぎおん支店(支店長・森泰人)職員2人、千葉信用金田清見台支店(支店長・御園生保則)職貝2人、JA木更津市中央支店(支店長・大胡俊之)職員2人、(株)ホワイト(代表取締役・出口桂史郎)社員4人、JR久留里駅(駅長・井上友和)1人、せんねんの木などの応援者11人含め総勢35人が参加。
それぞれ分担して草取り、生垣一の刈込み、花壇の手人れ、駅舎の消掃(雑巾がけ、窓ガラス拭き等)、桜の木の整枝、周囲の清欄などを行った。
回収されたゴミの量は、市指定のゴミ袋で33袋、伐採した木の枝等14束もあった。
今回は珍しく放置自転車はなかった。
古泉館長(82)は、「連日の猛暑、そして天候も危ぷまれる中、無事に楽しく作業を実施することが出来ました。今回も積極的に気持ちよく御協力いただいた各団体、そして道場生、関係者に感謝です。この活動も41年目になり、全国でも稀なことだと思います。今までご協力頂いている皆様方に”心の糧”にしていただければ私自身も幸いです」と話していた。
かずさエフエムが生中継
21日午後1時50分 かずさマジック1回戦
「第95回都市対抗野球大会」(日本野球連盟、毎日新聞社主催)が、きょう19日(金)東京ドームで開幕する。
地元チームの日本製鉄かずさマジック(君津市)はJFE東日本(千葉市)と大会第3日第二試合(21日午後2時開始予定)で対戦、県勢同士が初戦で顔を合わせる。
日本製鉄かずさマジックは4年連続16回目、JFE東日本は3年ぶり26回目の出場。
大会は32チームが出場し、30日(火)まで12日間の日程で行われる。
これに伴い、かずさエフエム(株)(木更津市富士見、スパークルシティ木更津2階)では、今月21日(日)午後1時50分から、第95回都市対抗野球大会・1回戦「日本製鉄かずさマジック対JFE東日本」の試合を、東京ドームから試合終了まで完全生中継で放送する。
実況は、遠藤理さん。
解説は、日本製鉄かずさマジックOB・小林諭尚さん。
今回は、ラジオとあわせてYou Tubeでも同時放送する。
~東京ドームへ応援に行けない日本製鉄かずさマジックのファンの皆さん、かずさエフエムで試合中継を聴いて、みんなで応援しましょう~と呼びかけている。
10週連続増加
直近1週間コロナ
県は17日、県内の定点医療機関(201施設)から直近1週間(8~14日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全休の感染者報告数は2567人(前週2203人)。
一医療機関あたりの平均報告数は12.77人で、前週の10.91人から1.86人増えた。
増加は10週連続。
年代別で汲も多かったのは10代で453人、次が50代376人。
全16保健所別では君津が最多で21.23人、次が夷隅19.80人。
君津保健所管内は前週の24.00人より2.77人少なく、7週続いていた増加が減少に転じた。
平和のための戦争展
戦争のリアルから現在・未来を考える
木更津市中央公民館 戦争体験を聴く会も
戦争のリアルから現在・未来を考える「2024年平和のための戦争展」が23日(火、午後1時~)から28日(日、最終日は午後2時迄)まで、木更津市中央公民館・多目的ホール(アクア木更津B館)で開かれる。
入助無料。
同展実行委員会主催、木更津・君津・富津・袖ケ浦四市の教育委員会後援。
詳細続きは次の通り。
◎26日(金)
▽戦争を知るDVD上映『占領の囚人たち(一部字幕)』(午前10時30分~)、
▽戦争を知るDVD上映⑤(午後1時30分~)「第五福竜丸(字幕)」、「火蛍の墓(字幕)」
▽地城の戦跡めぐり「軍事要塞としての太田山とその周辺」(午前9時出発から午後1時終了予定)、25日(木)午後5時までに、戦争展受付、または栗原さん(℡090-6149-4132)へ申し込む。
集合場所は成就寺山門周辺(境内に公民館駐市場有り)、資料代100円、案内役は栗原克榮氏(元高校教諭)、移動は参加者の車に分乗して廻る。
◎27日(土)
▽戦争体験を聴く会①(午前10時30分~)、「戦争で家を追われて」
講師・塚田久さん(昭和16年生まれ、富津市在住)、
▽すいとん試食会、
▽歌のつどい(午後2時~)
◎28日(日)
▽戦争体験を聴く会②(午前10時30分~)、「沖縄戦後80年-今、沖縄戦を顧みる-」、講師は藤井昭夫さん(昭和8年生まれ、木更津市在住)。
また、会場には戦争関係のパネルを展示、ゲルニカの会「平和のための美術展」も開催される。
4回戦も勝つ
高校野球・地元校
「全国高校野球選手権千葉大会」における地元校の結果は次の通り。
【15日】
◎3回戦
▽翔凛6-1稲毛
▽木更津総合11-3流通経大柏
▽志学館14-0渋谷幕張(5回コールド)
【17日】
◎4回戦
▽木更津総合7‐0西武台千葉(7回コールド)
▽志学館6‐0松戸六実
▽翔凛4-1千葉学芸