御霊の安らかなれと 他【新千葉新聞】
- 2024/6/18
- ニュース
新千葉新聞2024年6月18日発行
御霊の安らかなれと
有害鳥獣特別駆除隊が駆除鳥獣類慰霊
木更津猟友会 徳蔵寺で「獣魂祭」
木更津猟友会(会長・古藤贒)の有害鳥獣特別駆除隊(隊長・石井徳亮、隊員26人)主催『令和6年度獣魂祭』が、16日(日)午後2時から、木更津市矢那の「徳政寺(住職・吉田耳人)」で厳かに執り行われた。
これは会発足以来毎年行われている恒例行事で、例年田畑を荒らし、農作物や家畜等にも被害を及ぼし駆除された、鳥獣類の冥福を祈っているもの。
供養祭には、石井会長以下隊員、来賓として渡辺芳邦市長、大岩房之経済部長、同課職員など合計30人ほどが参列した。
法要では住職の懇ろな読経の流れる中、参列者は焼香を行い、駆除された烏獣類の御霊の安らかなることを祈り、隊員の作業の安全・地城住民の安寧を願った。
吉田住職は、地元住民の安寧や農作物保護などのために活動している隊員に深く敬意を表し、「我々生きとし生けるものは皆、他の命を戴き生きている。やむなく駆除された鳥獣類の命に感謝して、御霊を弔うことは尊いこと。本日は駆除された烏獣類の御霊を弔うとともに、危険な業務である隊員の皆様の作業の安全と無事を願い祈祷させてもらった。暑さに向かい熱中症対策など十分な配慮を願いたい」等と挨拶、祈祷した御札が授与された。
木更津猟友会は、袖ケ浦市と木更津市を一つのブロックとして活動しており、設立は平成十四年頃で「銃、くくりわな、箱わな」を用いて両市内全城で捕獲活動を行っている。
木更津市の有害鳥獣対策(捕獲活勣)は木更津猟友会の中の木更津市のメンバーを中心として構成された「木更津猟友会有害鳥獣特別駆除隊」と「木更津市」とが連携して活勁を行っている。
昨年度、木更津市内で捕獲された有害鳥獣はイノシシ(1,569頭)をはじめアライグマなど多種に及ぶ。
演芸など楽しいひととき
桜井町内会連合会 5年ぶりの敬老会
木更津市桜井地区の桜井町内会連合会(会長・根本哲一)主催「令和6年度桜井地区敬老会」が、16日(日)午後1時から桜井公民館で開催された。
長引くコロナ禍で五年ぶりの開催。
地域の75歳以上者約70人を招待、来賓として渡辺芳邦市長、鶴岡大治市議会議長、草刈慎祐・堀切俊一市議、鈴木清社会福祉協議会副会長、伊藤昌宏福祉部長、村重正明日本製鉄(株)東日木製鉄所・君津庶務室上席主幹、民生委員児童委員など多くの来賓が出席。
開会式では、根本会長が多くのボランティア協力に感謝するとともに、「10地区の町内会が協力して今年4月から準備をしてきた。楽しいひとときを過ごしていただきたい」などと挨拶。
市長・議長・社福協副会長など来賓代表が5年ぶりの開会を祝し、招待者を歓迎する挨拶を行った。
午後1時30分からの演芸プログラムでは、琴演奏・こころの会(代表・溝口五百子)からスタート。
木更津署移動交番スタッフによる「詐欺事件対応の寸劇」のほか、ダンス・舞踊・カラオケ・詩吟・よさこいソーラン、お楽しみ福引など盛りだくさんの内容で午後四時頃まで、様々な芸が披露され盛会だった。
なおこの敬老会の様子は、J・COM(ジェイコム、地デジ11チャンネル)で6月22日(土)~28日(金)迄毎日午前11時~複数回再放送される。
全国高校総合文化祭
52年ぶり 2029年千葉県開催
県はこのほど、2029年度(令和11年度)に開催予定の「第53回全国高校総合文化祭(総文祭)」の開催地に千葉県が内定したと発表した。
千葉県での開催は、1977年(昭和52年)の第1回以来、52年ぶりとなる。
総文祭は「文化部のインターハイ」とも呼ばれる高校生の文化の祭典。
年に1回、都道府県の持ち回りで開催しており、近年は全国から約2万人が集まり海外からの高校生も参加している。
演劇、合唱、吹奏楽、美術・工芸、放送、弁諭など十九の規定部門のほか、開催県が独自に決めることが出来る協賛部門もある。
県は、準備委員会を立ち上げ、協賛部門の内容や会場設営などを検討していくという。