南米等で日本語指導等 他【新千葉新聞】
- 2024/4/11
- ニュース
新千葉新聞2024年4月11日発行
南米等で日本語指導等
JICAボランティア海外協力隊で
渡辺市長に挨拶 派遣者2人が市長訪問
JICA(ジャイカ、独立行政法人国際協力機構)の「JICAボランティア海外協力隊」として2024年4月~2026年4月まで途上国などに派遣される木更津市の2人(男女各1人)が9日(火)、木更津市役所駅前庁舎に渡辺芳邦市長を表敬訪問し、派遣される旨の報告を行った。
駅前庁舎を訪れたのは、JICAシニア海外協力隊員の佐藤五郎さん(48)と、日系社会青年海外協力隊員の木下真梨子さん(33)の2人と、JICA東京の浅見栄次市民参加協力第一課課長、JICA千葉デスクの岩沢久美子国際協力推進員。
木更津市からは、渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、小鳥一幸男教育部長、水越学教育部次長、堀田かおり生涯学習課係長などが出席して歓迎した。
両隊員は自己紹介で赴任先の紹介や現地での仕事、今後の抱負などを述べた。
渡辺市長は高い志に敬意を表し、「それぞれの赴任先で、これまでの様々な経過を活かし、日本語を学ぼうとしている人々の力になってほしい」などと益々の活躍を期待して、激励した。
佐藤隊員は、南米ウルグアイ東方共和国の、在ウルグアイ日本人会へ赴任する予定で、外国の教育機関などで日本語教育に従事してきた経験や知見を活かし、日本語教授にあたるとともに、過去に小学生向け日本語教科書制作を行った経験をもとに、任地でも子ども向けの教材や教科書の開発、現地の先生方との勉強会などを行ってみたいと決憲を述べた。
木下隊員は、南米ブラジルスザノ市のスザノ日伯学園へ赴任予定。
学生時代から国際交流に興味があり、留学やワーキングホリデー、海外ポランディア、国際交流基金の日本語パートナーズなどの経験を活かし、赴任先では日本語学習者の会話力向上を目指し、授業内容を現地教師と協働で、より良い日本語教育ができるように手助けをしたいという。
特に長引いたコロナ禍を経験して、「やりたいことはできるときに挑戦しようとの思いを強くした」と話していた。
これまでの千葉県出身のJICA海外協力隊員は2,445人。
今回新たに11人が派遣される。
この11人の隊員は木更津市を皮切りに4月18日まで、出身地などをそれぞれ表敬訪問して、思いや決意、今後の抱負などを述べる。
建学の精神「真心教育」
真板学校長が新入学生に激励の式辞
木更津総合高校 最多の760人入学
君津学園の木更津総合高校(校長・真板竜太郎)では桜花に包まれた9日(火)、同校開校以来最多となる760人の新入生を迎え、至真殿で『第22回 入学式』を挙行した。
新入生は、会場に参列した保護者と教職員からの大きな拍手に迎えられ、クラス担任の先導で入場した。
式は、真板学校長からの「760名の生徒の入学を、正式に許可いたします」との入学許可宣言で始まった。
新入生たちは担任の呼名に、「はい!」と応え、起立して保護者席に向き返った。
全員の紹介を終えると、クラスごとに礼をして着席した。
特進・進学ハウス3クラス、1学年ハウス16クラス、合計19クラスの紹介を終えると、ステージ上には担当教員が並び、学校長からクラス担任と両ハウスのハウス長が紹介された。
学校長は、式辞で「社会の良心になれ」、「困難にくじけない逞しい人間になれ」、「人いなる真実の自己に生きよ」と同校の教育目標を掲げ、「嘘偽りのない正直な人間であってほしい。自立心のある自分に誇りを持った人間になってほしい」と、木更津総合高校建学の精神『真心教育』に触れた。
さらに、「ただ楽しい毎日を送る高校生活ではなく、辛さや苫しさも含めて何かに本気で取り組んだ3年間は、必ずや皆さんのこれから先の人生を支える心の土台となるでしょう」と、志を持って今後3年間の高校生活を過ごすよう、新入生に訴えた。
新入生代表、内間清香さんは、「自らの目標に向かい、勉強、運動に厳しい鍛錬を積み、努力していきます。自分で選んだ道なので、これから真心教育のもと、自分に責任を持ち、充実したものにしていきたいと思います」と高校生活に臨む覚悟を述べ、宣誓を行った。
生徒会長、原諷汰君は、「この3年間で出会う仲間たちとの思い出は、この先の人生においてかけがえのないものになるはずです。この木更津総合高等学校で、一緒に学ぶことができるのは何かのご縁ですので、楽しい思い出を作り上げていきましょう」との言葉で新人生を歓迎した。
荒天にもかかわらず、多くの保護者が参列し、心のこもった祝電が多く届けられた。
1位渡辺5段
日将連木更津支部
日本将棋連盟木更津支部(支部長・村野達郎)の令和6年4月練成会が7日(日)、同市菅生の道場で開かれ、真剣な対局が縵り広げられた。
結果は次の通り。
▽1位=渡辺英雄5段
▽2位=中村勉3段
▽3位=村野達郎5段
▽4位=三輪征七3段
▽4位=宮城道雄3段
なお、練成会は毎月第1日躍日の午後1時から5時まで、開催している。
国民健康保険税で課税誤り
木更津市が発表 超過と漏れの28件
木更津市は8日、令和2年度から令和5年度までの国民健康保険税のうち、一部の世帯の軽減判定が正しく行われず、課税に誤りがあったと発表した。
市によると、同一世帯に国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行した人(以下「特定同一世帯所属者」)がいる場合、国民健康保険加入者数が減ることにより、軽減の判定において不利になる世帯があることから、特定同一世帯所属者に該当した人を該当した月から国民健康保険加入者の人数と総所得を含んで軽減判定をしている。
今回、特定同一世帯所属者の人が後期高齢者医療制度の資格喪失等により世帯構成が変更したにもかかわらず、一部の人について特定同一世帯所属者の解除漏れがあり、課税誤りとなったもの。
増額となる件数及び金額は合計15件、21万1,700円。
このうち令和2年度の1件、2万5,200円は時効のため、これからの徴収はできないという。
減額は合計13件、45万4,500円。
国民健康保険税が増額・減額となる件数及び金額の内訳は次の通り。
【増額】
▽令和3年度=1件、1万3,900円
▽令和4年度=5件、5万2,400円(最入1万6,800円、最小3,000円)
▽令和5年度=8件、12万200円(最大2万5,200円、最小1,800円)
◎地方税法の規定により、遡って賦課することができなかった保険税
▽令和2年度=1件、2万5,200円
【減額】
▽令和4年度=4件、16万2,900円(最大5万8,800円、最小2万4,300円)
▽令和5年度=9件、29万1,600円(最大5万8,800円、最小8,400円)
市では国民健康保険税の課税誤りの対象者に対して、戸別に訪問し、お詫びと内容の説明を行うとともに、増額となる人に対しては納付をお願いし、納付済みの人に対しては速やかに還付の手続きを実施していく。
また、再発防止策として、処理漏れの防止を徹底し、日々の事務処理における点検に加え、月末に賦課システムにおいて特定同一世帯所属叫者に異動があった人を抽出し、さらに点検する体制とし、適正な事務処理の実施に万全を期すとしている。
問い合わせは、市民部保険年金課へ(℡0438-23-7046)。