地域住民と実際に即した 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年12月9日発行

地域住民と実際に即した

東清川地区まちづくり協議会防災部会
木更津市防災訓練の一環 避難所開設訓練

11月26日(日)の木更津市防災訓練の一環として、東清川地区まちづくり協議会防災部会(部会長 川中信和)では清川中学校を会場とし、地域住民から避難者役を募り、実際に即した「避難所開設訓練」を行った。
集まった同協議会の防災部会員(各地区区長、千葉県災害対策コーディネーター、消防団員、公民館職員等)や市職員の避難所開設班要員、地区担当職員は、中学校での地城住民と共同で実施する初めての訓練であったため、最初は戸感うこともあったが住居班、トイレ班等に分かれ、着々と避難者受け入れの準備を進めた。
避難者は受付でカードを引き、「乳幼児連れである」「体訓が悪い」「連れてきた犬と一緒にいたい」などの役割を演じてもらい、運営者がそれぞれの状況に応じた形で避難所に誘導できるよう考えることで、実際の避難所開設に近い形になるよう工夫をして行った。
視察に訪れた同市教育委員会の廣部昌弘教育長は、熱心な訓練の様子に感心するとともに、災害時の共助の重要性を話され、防災の取り組みに力を入れている同まちづくり協議会の活動に感謝の意を述べた。
講師として参加し、随所で的確なアドバイスをしてもらった危機管理教青研究所の国崎信江氏からは、講評の中で、寒さ対策の必要性や木更津市で取り組んでいるFMB(ファーストミッションボックス)を活用した訓練に移行していくことを期待する旨の話があった。
また今回の訓練には清川中学校の生徒がボランティアとして14人が参加し、避難者の誘導や避難所の巡回などを行った。
その熱心な活動ぶりや簡易テントを片づける際の手際の良さには、参加していた大人たちから感謝と感心の声が多くかけられた。
地域の未来にもつながる避難所開設訓練になったとしている。

3週連続増加

直近1週間コロナ

県は6日、県内の定点医療機関(204施設)から直近1週間(11月27日~12月3日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者総数は470人(前週413人)。
一医療機関当たりの平均報告数は前週の2.04人から0.26人増の2.30人で、3週連続で増加した。
年代別で最も多かったのは50歳代(74人)。
全16保健所では君津が最多で3.77人、次いで印旛と海匝が3.75人。
君津保健所は前週の2.46人から1.31人増えた。
前週は3週間ぶりに減少したが、再び増加した。

年末に向かい駅周辺を清掃

金融機関や農協、会社なども協力
木更津聖嘉館 祗園駅をきれいに

武道を通して青少年の健全育成に取り組んでいる、空手道の木更津聖嘉館(館長・古泉多嘉夫、木更津市祇園)では、今月3日(日)午後1時30分~3時、JR久留里線の無人駅・祇園駅と駅周辺の清掃・整備活動を行った。
これは同道場の社会貢献活動の一環として、道場生の保護者などで組繊する育成会(会長・廣中敬治)が中心となって、毎年舂と秋、年2回行っており、今年で40年目。
この日の清掃活動には、古泉館長(祇園駅名誉駅長)をはじめ、幼児から大人までの道場生15人や育成会メンバー14人、更に地元の君津信用組合ぎおん支店(支店長・笹本和哉)職員2人、千葉信用金庫清見台支店(支店長・御園生保則)職員2人、JA木更津市中央支店(支店長・大胡俊之)職目3人、(株)ホワイト(統括リーダー・出口桂史郎)社員2人、JR久留里駅(駅長・井上友和)1人、せんねんの木などの応援者10人含め総勢39人が参加。
それぞれ分担して草取り、生垣の刈込み、花壇の手入れ、駅舎の清掃(雑巾がけ、窓ガラス拭き等)、桜の木の整枝、周囲の清掃などを行った。
回収されたゴミの量は、市指定のゴミ袋で38袋、放置自転車が3台、伐採した木の枝等3束もあった。
古泉館長(81)は、「地域の玄関口である祇園駅の清掃を40年間の長きにわたり続けてこれたことは周囲の方々の御理解と御協力のおかげです。空手道は技ばかりではなく『礼と節』を重んじる武道であるので、今まで海での寒稽古の後に木更津・富津で海岸のゴミ拾い、また、道場生、父兄が餅つき大会を行い、その売上金等で車椅子を29年間で100台全国に寄贈しました。このような活動を楽しみながら行ってきたことが、道場生の思い出に残り、社会人となり、生かされることと思います。これからもより良い空手の技を教えるとともに地域貢献に頑張っていきます」と、これまでを振り返り話していた。

オーケストラで校歌合唱

鎌足中学校 全校で交響楽鑑賞

木更津市立鎌足中学校(校長・佐々木伸司、生徒数・44人)は11月29日(木)、同校の体育館で交響楽の鑑賞を行った。
千葉県の令和5年度音楽鑑賞事業に同校が実施を希望レたもので、当日は、県内唯一のプロオーケストラである千葉交響楽団の演奏によるモーツァルトやベートーベンなどの名曲を鑑賞した。
その後の生徒参加型の指揮者体験では、各学年代表の生徒や教職員計4人がオーケストラの指抑を体験した。
続いて、オーケストラの生演奏に合わせ、『翼をください』と『鎌足中校歌』2曲の全校合唱を行った。
生徒は「生でオーケストラの演奏を聴くのは初めてでワクワクした」、「音楽鑑賞を通して、いろいろな楽器に興味を持つことができた」、「オーケストラの生演奏で校歌を歌うことができて感動した」などと感想を述べていた。

畑沢コンドルズが優勝

千葉信用金庫杯争奪 木市少年野球新人大会

「第7回千葉信用金床杯争奪木更津市少年野球新人大会」が、10月29日、11月3、4・18日、今月2日の5日間にわたり、江川第2球場などを会場に市内の九チームが参加して行われ、畑沢コンドルズが優勝を決めた。
準優勝は請西ブレーブス、第3位は岩根フェニックスと木更津ジャンボ。
決勝は2日(土)、市営球場で行われ、1回表、請西ブレーブスが1点を先取したが、2回に畑沢コンドルズが13点をもぎ取り、3回に請西ブレーブスが追加の2点をあげるも試合終了。
畑沢コンドルズが13-3で頂点に立った。
開会式(小櫃堰球場)では祇園ブルーソックスの選手が選手宣誓。
最優秀選手賞は成田莉彩選手(畑沢コンドルズ)、優秀選手賞は高澤快斗選手(請西ブレープス)に贈られた。
試合結果は次の通り。
◎1回戦
▽畑沢コソドルズ10-0金田ピックウェープ
◎2回戦
▽岩根フェニックス9-2馬来田ファイターズ
▽畑沢コンドルズ19-0清川ライナーズ
▽請西ブレーブス15-5木更津モーニングス
▽木更津ジャンボ9-2祇園ブルーソックス
◎準決勝
▽畑沢コンドルズ10-0岩根フェニックス
▽請西ブレーブス10-4木更津ジャンボ
◎決勝
▽畑沢コントルズ13-3請西ブレーブス
また、「第39回君津地区少年野球〈新昭和ウィザースカップ争奪〉秋季大会」が11月5、12、19日の3日問、君津市の小糸スポーツ広場野球場などで25チームが参加して行われ、子安クラブスポーツ少年団(君津市)が昨年に続き優勝を決めた)。
準優勝は根形スターズ(袖ケ浦市)、3位に畑沢コンドルズ(木更津市)と君津周西クラブ(君津市)が入った。
(君津地区秋季大会の詳細は11月20日付既報)

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