災害時の浄水装置6台 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年8月30日発行

災害時の浄水装置6台

1分間に1リットルの水を浄化できる
木更津市に贈呈 前澤化成工業(株)が寄贈

前澤化成工業(株)(本社・東京都中央区日本橋)は28日(月)、木更津市に対し『非常用浄水装置エモータブル』6台の寄贈を行った。
同社は、生活に不可欠な水分野に特化した「水のマエザワ」として、上下水道、環境機器関連製品、水処理システム等、水環境の整備・向上に寄与する多彩な製品の開発・製造・販売などに取り組む企業。
木更津市役所駅庁舎市長応接室で行われた寄贈式には、同社の田中理取締役営業本部長、小川雄平営業推進課長、長崎寛人営業担当課長などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、重城貴浩総務部長、曽田智生総務部次長などが出席して敬意を表した。
席上、田中取締役は~1分間に1リットルの水を浄化できる~などと同装置の実用性等の特徴を紹介しながら「木更津市の災害対策の基本として寄贈させてもらった」などと挨拶。
渡辺市長は、「いざという時には大変心強い。いつ起こるかわからない災害に備え、市民の安心・安全のために有効活用させていただきます」などと御礼の言葉を述べ、同社の益々の発展を祈念した。
木更津市では今後、同装置を市内の6拠点(未定)に常設し、地域の実情に合った方法で活用していく方針。
『非常用浄水装置エモータブル』とは、
▽電源不要の手動式ポンプ、
▽様々な水源から飲料水をつくれる逆浸透膜、
▽場所を取らないコンパクトケース、
▽1分当たりの造水量は1リットル、
▽5年間はメンテナンス不要、
▽消防防災製品推奨認定取得。
なお海水の使用はできない。
同装置に関する問い合わせは市総務部危機管理課℡0438-23-7094。

9月20日から秋接種

コロナワクチン 初回接種の終了者に

新型コロナワクチン接和については、現在、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人たちを対象とした接種を実施しているが、9月20日(水)から、初回接種を終了した全ての人たちを対象とし、新たにオミクロン株XBB・1・5対応1価ワクチンを使用した接種が開始される。
接種対象者は、初回接種(1・2回目)が終了した生後6か月以上の人。
接種期間及び回数は、9月20日(水)から、令和6年3月31日(日)の問に1回接種。
接種体制は、協力医撩機関による個別接種(集団接種はない)。
ワクチンの種類は、オミクロン株XBB・1・5対応1価ワクチン。
木更津市では、ワクチン接種券の発送を、65歳以上の人、基礎疾患のある人、医療従事者などで、前回の接和を今年6月までに受けた人から順次送付する。
過去に送付した接種券を使用していない人には送付しない。
紛失などで再発行を希望の人は専用コールセンター(℡0120-357-163、毎日午前9時~午後5時)に問い合わせること。
また接種に関する問い合わせ等も専用コールセンターヘ。
木更津市の問い合わせは、健康こども部健康推進課 新型コロナウイルス感染症対策係℡0438-38-4876へ。

9月1日に本格開所

個性あふれる本が置かれ、貸し出しも
JR木更津駅東口 駅の図書室FLAT

JR木更津駅東口(太田山口)の階段下で、4月からプレオープンしている「駅の図書室FLAT」が、9月1日(金)にグランドオープンする。
クラウドファンディングにより募集した本棚オーナーが選書する個性あふれる本が置かれ、利用者への本の貸し出しも新たにスタートする。
同施設では、来津者が本を通じてつながることのできる空間をつくり、誰もが気軽に立ち寄れる場となることを目指している。
「駅の図書室FLAT」は今年4月にプレオープンし、6月12日にクラウドファンディンクを開始(募集期間7月17日まで)したところ、支援者数118人、支援総額58万9,500円(達成率196%)が寄せられた。
目標額は開始翌日に達成し、本棚オーナーは60人の募集に対し、開始10日で上限に達した。
7月23日には『FLATをつくろう!ワークショップ』を開催、クラウドファンディング支援者と協働してFLAT前の床を塗り直した。
8月には、FLAT前方スペースにある柱へのアート塗装を実施。
図書管理システムを導入した。
そして9月1日のクラントオープンとなる。
4月1日から8月26日までの同施設利用者数は、延べ5,439人(営業日数109日)だった。
FLAT施設は、一箱本棚オーナー制度を取り入れた、駅の図書室。
利用時間は午前11時~午後7時(日曜・祝日休み)。
一箱本棚オーナー制度は、オーナー料(2,000円/月)を支払うことで施設内に自分だけの本棚を持つことが出来る制度。
本棚にはオーナーが選書した個性あふれる本が苣かれ、利用者は自由に読むことが出来る。
FLATでできることは、
▽本の閲覧。
▽本の貸し出し(会員登録=無料=が必要)。
▽交通機関の待ち時間や、自習・コワーキング・休憩での利用など、来津者のサードプレイスとしてだれでも自由に過ごすことが出来る。
グランドオープンから始まることは、
▽本棚オーナー(オーナー料、1か月2,000円)による本の設置が始まる。
本棚オーナーと連携した図書室の運営を行い、FLATにおいてオーナー主催の交流イベントやワークショップを開催する。
▽会員登録した人は、FLATの本を借りることが出来る。(登録・貸し出し共に無料)
▽FLAT図書室長「特製レモネード」の販売を開始する。
運営主体は、一般社団法人まちづくり木更津及びFLAT図書委員会。
問い合わせは一般社団法人まちづくり木更津、担当・鴻巣さん(℡0438-38-6430)へ。

地域防災組織の強化等

木更津市議会 個人質問の内容等

「木更津市議会定例会」(24日~9月21日)は、29日(火)から一般質問(代表質問・個人質問)が行われている。
質問要旨続きは次の通り。
【31日】
《個人質問》
◎近藤忍議員
▽産業の活性化(現在の状況〈企業進出の状況、土地計画の活用〉、今後の方針〈産業立地の奨励、産業用地の確保〉)
▽土地の利活用(現在の状況〈公社健全化計画、未利用の建築物〉、今後の方針〈公共用地の売却、公有財産の活用〉)
◎堀切俊一議員
▽木更津市の公園管理(樹木の剪定・除草作業等、遊具、市民からの要望等、他)
▽木更津市の子どもや家計等への支援(千葉県の「子どもの成長応援臨時給付金給付事業」。「電カ・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」)
▽木更津市の意見公募制度(令和四年度の案件数と実施時期、実施の意義)
▽学校教育(教育予算)
◎永原利浩議員
▽市民の安全と安心の確保(住宅メーカーが植樹帯や交差点周囲の電柱等に設置する広告物〈法的に許されるものであるのか、景観と危険性〉、君津中央病院〈救急搬送、三次病院としての役割〉)
◎重城正義議員
▽安心安全な生活を守り抜くために(地域防災組織の強化〈地域防災組織の現状、地域防災組織の今後〉)
◎鈴木秀子議員
▽保健の充実(新型コロナウイルス感染症対策、他)
▽オスプレイ問題(昨年6月に発生した米カリフォルニアの事故、7月7日の日米合同委員会で合意された米海兵隊オスプレイの低空飛行訓練)
▽市民の足の確保(デマンド交通)
▽福祉・医療行政(国民健康保険税の引下げ、他)
▽教育行政(特別教室・体育館のエアコン、他)

新千葉新聞

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