変動料金制を試験導入 他【新千葉新聞】
- 2023/6/24
- ニュース
新千葉新聞2023年6月24日発行
変動料金制を試験導入
土日と祝日、川崎市に向かう上り線で
7月22日から アクアライン通行料
木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアライン(全長15.1キロ)の通行料を巡り、県は20日、国土交通省などと検討会を設置し、時間帯によって変動させる「ロードプライシンク」を試験導入する方針を決めた。
交通量を分散させて渋滞を緩和することで、来県者の増加や観光振興につなげたい考えだ。
現行の料金は、自動料金収受システム(ETC)搭載の普通車で八百円。
「ロードプライシング」は、料金に差をつけることで安い時間帯に車を誘導し、渋滞の緩和を目指すもので、ETC車の通行料を、
①午後1時~午後8時は1,200円(400円上乗せ)に値上げ、
②午後8時~午前零時は600円(200円割引)に値下げ、
③それ以外の時間帯は800円のまま-とする方向。
7月22日(土)から来年3月末までの土日と祝日、浮島-木更津金田インターチェンジ(IC)間の川崎市方面に向かう上り線を対象に試験導入する。
県によると、1日当たりの平均通行台数は昨年度、約50,000一7六〇台で過去最多だった。
1997年12月の開通当初の5倍ほどで、通行料を社会実験で800円に値下げした2009年8月以降に急増している。
一方、近年は休日に県内を旅行やゴルフ、レジャーで訪れ、Uターンする車で午後2時頃に交通量がピークを迎える傾向がある。
観光客らが混雑を避けようと帰宅を早めた結果、かえって日中の渋滞につながっているとみら
れる。
アクアラインの通行料(普通車)は開通時は4,000円、2002年7月には利用促進のため、ETC車の通行料を2,320円にしたが、2009年8月に、県が社会実験として、ETC車の通行料800円を開始。
県は年間15億円を負担。
2022年12月には、国土交通省がETC車の通行料800円を「当分の間」継続すると決定。
県負担は2014年度から年間5億円になった。
2022年3月には、国と交通省と県などは、ETC車800円を2025年3月まで維持すると決定した。
22日に開かれた県議会の代表質問で熊谷俊人知事は「交通の円滑化が図られ、多くの人に千葉県に長く滞在いただくなど、アクアラインの効果が最も発揮できるように取り組んでいく」と答弁した。
富士見通り再整備計画
100年後も誇れ・る景観を!!と願い
木更津市が公募型で 参加事業者を募集
100年後も胯れる景観を!!
木更津市では、木更津発展のシンボルである「みなと」を活かして、にぎわいや活力に満ちた、まちづくりを推進するため、木更津港周辺の都市公園などに民間のカフェなどを誘致する「パークベイプロジェクト」を推進している。
この取り組みの一つとして、令和7年度末の富士見通り(木更津駅みなと口)の歩道再整備を目指し、これまで、イメージパースの作成、植栽計画(和ハーブ)、道路構造に関する詳細設計などに取り組んできた。
これら検討結果を踏まえ、今年度は、アー卜を取り入れたストリトトファニチャーの検討、歩行者の滞留・賑わい空間の検討、グリーン電力の有効活用やオフグリッドの導入等の環境に配慮した取り組みの検討など、歩道再整備に係る意匠設計を実施する。
これら業務を実施する事業者を、公募型プロポーザルで選定することとしたので、参加事業者を募集する。
事業概要は次の通り。
◎事業名称=R5富士見通り再整備計画業務委託
◎スケジュール
▽参加意向申書出提出期限=令和5年7月12日(水)午後5時まで
▽提案書類の提出期間=同7月20日(木)午後5時まで
▽プレゼンテーション審査=同8月2日(水)
▽履行期間=契約日から令和6年3月29日まで
▽予算規模=提案上限額・2547万6千円(消費税及び地方消費税を含む)
R5富士見通り再整備計画業務委託に係る公募型プロポーザル実施要領等は、市公式ホームページを参照のこと
▽道路建造物のデザイン及び配置検討(主なもの)=ベンチ、フラック、サイクルスタンド、道路照明、シェルター、ツリーサークルなど。
問い合わせは市都市整備部都市政策課℡O438-23-8466。
八重原中が初優勝飾る
4市選抜中学校野球大会が木更津で
木更津市野球連盟 準優勝は木2中
木更津市野球連盟(会長・森岳)主催、木更津市、同市教育委員会後援「第17回木更津市野球連盟旗争奪4市選抜中学校野球大会」が17日、木更津市営江川総合運動場第1野球場で行われた。
同大会は、君津地区の野球競技の益々の隆盛を図るため、同連盟の滝口敏夫終身名誉会長の提唱により、平成17年から青少年の健全育成を目的に閧催しているもの。
渡辺芳邦市長、廣部昌弘教育長、県小中体連木更津・袖ケ浦支部の山田陽介野球専門部長を来賓に迎えて開会式が行われ、森会長が主催者挨拶、渡辺市長が来賓挨拶し、選手を激励した。
選手宣誓は八重原中生徒が行った。
今回の4市代表校は木更津市が木更津第二中、君津市は八重原中、富津市が富津・天羽中、袖ケ浦市は長浦中。
熱戦の結果、八重原中が決勝で木更津第二中を7-Oの無得点に押さえ初優勝を決めた。
昨年(第16回)が初参加で準優勝だった八重原中は今年、出場した2試合全てでシャットアウト勝ちする見事な戦績で勝利を飾った。
結果及び個人賞は次の通り。
◎第1試合
▽八重原中7-O長浦中
◎第2試合
▽木更津第二中9-6富津・天羽中
◎決勝
▽八重原中7-O木更津第二中
《個人賞》
▽最優秀選手賞=鳥海泰希(八重原中3年・主将)
▽優秀投手賁=河村奏太郎(八重原中2年)
▽優秀打撃宸=渡部光太郎(八重原中3年)
▽敢闘賞=橋本一輝(木更津第二中3年)
電話詐欺被害が急増中
千葉県警注意を呼びかけ
電話&詐欺被害急増中!
千葉県警では今年4月末で、470件(前年同期比102件増)、被害額は10億9018万2160円(同2億8448万4850円増)が確認され、「危機的状況にある」として、6月1日~8月31日まで、《電話&詐欺被害緊急対策期間》に指定し、被害防止と詐欺グループ摘発強化に取組んでいる。
県警によると、被害者は65歳以上の高齢者が9割以上を占め、認知件数は今年1月以降、毎月増え続けている。
手口で最も多いものは依然として、息子や孫になりすまし「会社の小切手が入ったカバンを電車に忘れた。お金を用意できないと大変なことになる」 「同僚が預かりに行く」などと現金を騙し取るオレオレ詐欺は203件。
「医療費又は還付金がある。きょうか申請期限、すぐにATMで手続きを!」などと、考えたり、誰かに相談したりする時間を与えない方法での還付金詐欺は103件。
「あなたの口座が悪用されています。すぐに解決金を送って!」や、「キャッシュカードや通帳の交換手続きが必要」などと直接自宅を訪問して騙し取る預貯金詐欺は77件等々。
どれも真新しいものではなく、多くの市民はすでに十分承知しているはずだが「孫や息子の窮地を救いたい」 「少しでも返ってくるお金があるのなら生活費の足しにしたい」などの思いが強い。
県警や県防犯協会では「詐欺被害に遭わないための4ない行動」を推奨している。
①お金を送らない、
②お金やキャッシュカードを手渡さない、
③お金を振り込まない、
④名義を貸さない。
さらに家の電話機(固定電話)は留守番設定にしておく。
何よりも大事なことは、詐欺犯と直接話をしない。
対応してしまうと詐欺犯の巧みな言葉に惑わされ騙されてしまう。
お金・キャッシュカード・電子マネーは詐欺のキーワード。
息子や孫の携帯電話番号を控えておく。
疑うことは辛いことだが身を守るために。