5年の暫定配備順守を 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2023年5月25日発行

5年の暫定配備順守を

防衛省を訪問、オスプレイ配備に関し
渡辺芳邦木更津市長 浜田防衛相に要請

木更津市の渡辺芳邦市長は23日(火)午後、防衛省(東京都)を訪問し、浜田靖一防衛大臣と面会、陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯垉への暫定的な配備に係る暫定配備期間の順守等を要請した。
陸上自衛隊オスプレイの暫定配備については、令和2年7月に開始されてから、今年7月で3年が経過しようとしており、現在、木更津駐屯地には、14機の陸自オスプレイが配備され、市民の負担は増している。
市としては、市民の安全・安心を確保するとともに、市民の負担を軽減できるよう、防衛省と協議しながら、基地対策に全力で取り組んでいる。
そのうえで、令和元年12月に陸自オスプレイの暫定配備への協力を決断するにあたり、5年以内を目標とする暫定配備の期間をはじめ、確認した事項を含め、改めて、浜田防衛大臣の見解を伺うために訪問したもの。
渡辺市長は、同日、浜田防衛大臣に次の5点の事項について要請した。
①暫定配備の期間の順守について
②騒音等の負担の軽減について
③安全対策と潮干狩り等への配慮について
④情報の適切な提供について
⑤米海兵隊オスプレイの定期機体整備に関する覚書の順守について。
平成29年1月19日付で、防衛省、米軍及び富士重工業㈱(現SUBARU)との間で取り交わされた覚書を順守してもらいたい。
浜田大臣からは、5年以内を目標とする暫定配備の期間の順守をはじめ、騒音や潮干狩り等へは最大限配慮した運用に努めるとともに安全管理の徹底につとめ、定期機体整備についても今後、米軍及び整備企業に対し覚書の順守について働きかけるなど、防衛省として対応する旨の発言をもらった。
木更津市としては、佐賀駐屯地(佐賀空港)の整備の進捗も把握しながら、今後も防衛省に対して、5年以内を目標とする暫定配備の期間等の合意事項の順守を求めるとともに、木更津駐屯地の飛行等の運用に伴う市民への影響の軽減に向け、必要な取り組みを迅速に行っていくとしている。

SDGS未来都市選定証

内閣府の岡田地方創生担当大臣から
渡辺市長に手渡す 木更津市等に授与

持統可能なまちづくりに向けて「オーガニックなまちづくり」を推進している木更津市は国の「令和5年度SDGS未来都市」に選定され、22日(月)午後3時から東京都千代川区・中央合同庁で、内閣府主催の「選定証授与式」が行われた。
木更津市の渡辺芳邦市長など新たに選定された28都市の代表が出席し、岡田直樹内閣府特命担当大臣(地方創生)から「選定証」が授与された。
「SDGS未来都市選定証」には、”千葉県木更津市 貴市の捉案は、我が国におけるSDGS(持統可能な開発目標)の達成に貢献する優れたものと認められますので、SDGSの達成に向けた今後の取り組みを奨励し、ここに貴市がSDGS未来都市であることを証します 令和5年5月22日 内閣総理大臣 岸田文雄”と書かれている。
SDGS未来都市とは、内閣総理大臣を本部長とする「持統可能な開発目標(SDGS)推進本部」において、自治体によるSDGSの達成に向けた収り組みを推進するために、平成30年(2018年)度に創設された。
SDGSの理念に沿った基本的・総合的取り組みを推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の3側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・垉城として選定されているもの。
令和5年度は新たに28都市(累計182都市)が選定された。
千葉県では、市原市、松戸市に次ぎ、木更津市は3例目。
木更津市では、平成28年(2018年)12月に「木更津市人と自然が調和した持続可能なまちづくりの推進に関する条例」を施行し、地域社会を構成する多様な主体との連携のもと、持続可能なまちづくりに向けて、「オーガニックなまちづくり」を推進している。
「第二期オーガニックなまちづくりアクションプラン(計画期問・令和2年度~令和5年度)」において、2030年のあるべき姿として、「自然に寄り添い、学び、経済が循環する自立した共生社会」の構築を掲げ、SDGSに掲げられている「経済」、「環境」、「社会」の3側面の統合的向上を図るため、3つのプロジェクトに取り組んでいる。
①経済循環を高める食×農プロジェクト、
②木更津発 脱炭素化プロジェクト、
③支え合いによる防災・減災プロジェクトーを基軸として、有機性廃棄物や下水汚泥の堆肥化等、資源循環の推進を新たな収り組みとして位置づけた計画。
このほど、第2期アクションプランを基軸とした「ORGANIC CITY PROJECTJ ~木更津SDGS推進モデル~の取り組みを申請したところ、県内3番目となる「SDGS未来都市」に選定されたもの。
選定を受けて、渡辺市長は「今回の選定は市民等のまちづくりに向けた取り組みが評価されたものと大変喜ばしく感じている。引き続き、2030年のあるべき姿として『市民のチャレンジが育まれ、人・もの・文化が循環する自立した地城づくり』を一層推進し、共生と循環で地城が円熟する中で、日本初の『オーガニックシティ』の確立に向け、各施策に取り組むとともに、SDGSを推進していく」とコメントした。

木更津ナチュラルバル

安心・安全・無添加な食材と楽しい休日
今月28日に 旧木更津市役所跡地

「安心・安全・無添加」な食材と子どもとの休日を楽しく過ごせる空間を捉供する「木更津ナチュラルバル」(主催・みなとまち木更津推進協議会)が、来る28日(日)午前10時から午後3時まで旧木更津市役所跡地(木吏津市潮見1-1)で開かれる。
飲食店など15店舗・団体が出店するほか、イベントやステージ、場内スタンプラリーなど盛りだくさんの内容。
イベントの「消防ひろぱ」では消防車両(救助工作車など)を展示する。
また、放水体験(予約不要)、はしご車体験(1部・午前10時~正午、2部・午後1時~3時。先着50組〈各部25組程度〉)。
午前10時から「消防ひろぱ」で整理券配布)ができる。
「ステージ」の内容は
子どもから大人まで楽しめる、ジャグリング・アクロバット・マジックなどの大道芸。
ジャダラー木下洸希、アスタリスクノヴァ、マジシャン川村建太の各氏が出演する。
また、「場内スタンプラリー」はお買い上げ金額500円ごとにスタンプを1つゲット!
3つ集めるとガラガラ抽選会に参加でき、景品(1等は消防車ぬいぐるみ)がもらえる。
出店店舗・団体は、
▽キッチンカーアロハ(唐揚げ、いか焼き等)
▽結ごはん(沖縄そぱ)
▽PANTRY JACK(ベルギーピール、ピザ)
▽鶏順龍(チーズポテ ト、アイスクリーム等)
▽パプリカホテルです(チキンナシゴレン弁当、アジアビール等)
▽ピッツェリアスクデット(フォカッチャサンド、焼き菓子等)
▽ベアーズ(クラフトビール、揚げパン等)
▽房総いのかジビエセンター(ジビエソーセージ)
▽キッチン在来(もち麦バーグのロコモコ丼等)
▽morimoe(オルゴナイト、プラバン)
▽ビーコンシェルジュ(はちみつ)
▽けい工房(クレープ、タルト等)
▽流通サービス(パルシステム)
▽生活協同組合コープみらい
▽輝け!東清小未来の会 -
と多彩。
全店舗でアクアコインが利用できる。
なお、当日は無料シャトルバス(駅西口~会場間)を約30分間隔で運行する。
駐車場は・旧市役所西側駐車場と、かずさ水道広城連合企業団職員駐車場が利用できる。
詳細はQRコードから。
問い合わせは、同協議会事務局(木更津市観光振興課内)へ。
℡0438-23-8118。

市民野球熱戦

C級1部と2部

木更津市野球連盟主催「市民野球大会」のC級1部1回戦3試合とC級2部3回戦3試合が21日、市営及び江川第1球場で行われた。
結果は次の通り。
【C級1部】
◎1回戦
▽WINS6-O木更津市役所
▽MBC5-4KFD
▽New Days7ー0デンジャーズ(5回コールド)
【C級2部】
◎3回戦
▽二階堂4‐0木更津SARU
▽酒4ー0Crackers
▽高島モータース(不戦勝)-松菱金属野球部

鎌足桜の保護・育成活動

君津信用組合からも7人が参加して
木更津市鎌足桜保存会 下草刈りを実施

木更津巾鎌足桜保存会(会長・田中幸子副市長)では、木更津市指定文化財の「鎌足桜」の保護・育成や広報活動に取り組んでいる。
今月20日(土)に活動の一環として例年実施している鎌足さくら公園近くの矢那川ダム沿いに植栽された鎌足桜の第1回下草刈りを行った。
当日は田中会長をはじめ、20人の参加があった。
保存会会員以外にも、木更津信用組合(本店・東太田支店)から7人のボランティアが参加した。
君津信用組合では地城貢献の一環として、ボランティア活動に積極的に協力をしている。
作業後は参加者全員できれいになった法面と鎌足桜の説明看板をバックに記念撮影を行った(写真)
同会では下草刈りを本年度中にあと2回(7月9日、10月8日)行う予定である。
同会の活動に興味を持った人は事務局(鎌足公民館℡0438-52-3111)まで問い合わせを。

社会福祉にと

高栄建装(株)が寄付

高栄建装株式会社は22日(月)、社会福祉事業に役立ててもらいたいと、2万円を社会福祉法人木更津市社会福祉協議会に寄付した。

排水溝の雨水を放水へ

日本製鉄君津地区と県が開始すると発表

日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(君津市)の周辺で有害物質シアンが検出された問題で、県と同製鉄所は23日(火)、排水溝にたまった雨水を海に放水する作業を25日(木)から開始すると発表した。
放水する水は、一度タンクに汲み上げ、水質検査でシアンや窒素を測定したうえで、これまでとは異なる排水口から放水するという。
同製鉄所は、近隣の川に着色水が流出した2022年6月以降、放水を停止していた。
現在使われていない2つの排水溝に流入した雨水がたまっていたので、梅雨の時期に製鉄所内に水があふれるのを防ぐため、同社が県に放水の了承を求めていた。

ステンレス鋼の溶接技能

ポリテクセンター君津 受講者を募集中

千葉職業能力開発促進センター君津訓練センター「ポリテクセンター君津」(君津市坂田428)では、業務に必要な技術・技能・知識のレベルアップを図るため、在職者を対象に短期間の職業訓練(能力開発セミナー)を行っている。
現在、6月14~15日に開講する、溶接・熱処理技術分野「ステンレス鋼のTIG溶接技能クリニック(板材溶接編)」の受講者を募集している。
詳細は次の通り。
◎日時=6月14日(水)、15日(木)の2日間。
各日午前9時10分~午後4時。
1日6時間、合計12時間。
◎受講対象者=TIG溶接作業にこれから従事する人、または現在従事している人。
◎講習内容等
▽TIG溶接の知識(溶接機、溶加棒、シールドガス等)
▽ステンレス鋼材の知識、溶接条件
▽水平すみ肉溶接、下向き突合せ溶接(板材)
▽製品の評価方法
▽問題点の把握と解決方法。
◎講師=ポリテクセンター君津。
◎定員=10人。
◎受講料=14,500円(税込)。
◎持参するもの=筆記用具、作業服(長袖)、作業帽(またはヘルメット)、安全靴。(普段
使用している工具、保護具の持ち込み可)
◎申込締切=5月31日(水)。
申し込みは必要事項を受講申込書に記入しファックスで。
申込書は同ポリテクセンターのホームページからダウンロードできる。
申し込み及び問い合わせ先は、訓練センター「ポリテクセンター君津」訓練課(℡0439-57-6313、FAX同57-6386)。

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