新たな顕彰碑よみがえる 他【新千葉新聞】
- 2023/4/19
- ニュース
新千葉新聞2023年4月19日発行
新たな顕彰碑よみがえる
眞武根陣屋遺址顕彰碑、林忠輝氏寄贈
木更津市請西で市長ら 除幕式と採納式
木更津市指定文化財第九号(昭和41年4月22日指定)『眞武根陣屋遺址「まぷねじんやいし、木更津市請西1139‐33)」の「顕彰碑」は、令和元年9月9日の台風15号により損壊したが、このほど旧請西藩主・林忠崇(はやしただたか)公ゆかりの第20代当主・林忠昭氏(旧石碑建立者)の妻・林薫子さん(79、東京都在住)と、長男で第21代当主の林忠輝氏(54)から、新たな顕彰碑が寄贈されたことに伴い、18日午前10時30分から除幕式と採納式が現地で行われた。
同式典には林忠輝氏と薫子さん、旧請西藩等の歴史に詳しい関係者や顕彰碑再建発起人の林健一氏、石材関係者ほか、木更津市からは渡辺芳邦市長、廣部昌弘教育長、秋元淳教育部長、野口義信観光協会会長、見学の一般市民など30人ほどが隣席。
林氏など出席者代表が紅白のロープを引いて除幕、威風堂々とした新しい顕彰碑の建立を祝った。
席上、林忠輝氏は「台風で倒壊して以来ずっと気にかかっていましたが、皆様の力添えで再建出来、ほっとしています。木更津市の観光振興の一助になれば大変うれしいです』などと挨拶。
渡辺市長は、「NHKで旧請西藩の番組が放映されて以来、全国から多くの観光客が訪れています。市指定の文化財として今後も大事に守っていきたい」などと深く感謝した。
再建された顕彰碑(石材)は「根府川石(神奈川県足柄郡真鶴町岩)」。幅255センチ、高さ(台座を含み)209センチ、厚み最大21センチ、石材の重さは約1.5トン。
再建計画・工事は令和元年12月~令和5年4月12日、木更津石材(株)(代表・齋籐勝久)が施工した。
眞武根陣屋遺祉は、1850年(嘉永3年)に請西藩主・林播磨守忠旭が、領主や主要な家臣の詰め所として造営した陣屋跡。
貝淵陣屋から眞武根陣屋に藩邸を移した際、藩の名前も貝淵藩から請西藩に改められた。
新たに資産管理部を新設
木更津市役所組織整備 共生推進課も
木更津市は、限られた人員で質の高い行政サービスの提供を行うため、新年度から市役所組織を整備した。
【部の新設】
▽資産管理部=これまで以上に普通財産などの資産活用の推進と新庁舎の整備や現庁舎の維持管理を一体となって行うため、新設した。
資産管理部営繕課、同財産活用課、同庁舎準備室を置いた。
【課の新設】
▽市民部地域共生推進課=お互いを尊重し合い、自分らしく暮らすことができる社会の実現に向けた取り組みを推進するため新設した。
木更津市国際交流協会事務局も同課に移転した。
▽こども発達支援課=こどもの発達に関して相談体制をさらに充実させ、健やかな成長を支援するため新設した。
その他、自立支援課を福祉相談課に、社会福祉課を生活支援課に、まち美化推進課を資源循環推進課に変更、火葬場建設課を生活衛生課に統合した。
地域の課題解決に向け
自主的・自発的に行う市民活動を支援
木更津市令和5年度 支援事業に12事業決定
木更津市では、地域が抱えるさまざまな課題の解決に向けて、市民活動団体などが自主的・自発的に行う市民活動を支援している。
先ごろ、選考会を開催し、次の12の事業を令和5年度の支援事業に決定した。
各団体の活動状況などは、市のホームページで紹介していく。
団体名や事業内容は次の通り。
▽田園の風=体験型農園の開設・伝統的な食生活を体験することができる事業を実施
▽太田山プレーパーク=太田山公園で自然を生かしたプレーパーク事業を実施
▽一般社団法人健康よろづ相談室=誰でも気軽に心や身体などについてのさまざまな気がかりや問題を専門職に相談できる場「健康よろづ相談室」を実施
▽輝け!東清小、未来の会=きさらづ特認校である東清小学校を存統させるために、児童数を増やすための事業やPR活動を実施
▽里山農業体験塾=耕作放棄地や空き地・空き家などを活用して、露地野菜の栽培や農業の魅力を発信する活動、農業を体験できる交流の場を提供する事業を実施
▽地域の学びステーション 木更津盛り上げ隊=Web上で作品が閲覧できる「オンライン花火大会」の開催に向けた、プログラミングワークショップを開催する事業を実施
▽波岡HELP実行委員会=普段の生活の中で「ちょっと困った」のお手伝いを住民同士で助け合う有償ボランティアを実施
▽波岡プレイパーク実行委員会=子どもたちの自主性や主体性・コミュニケーション能力を育むことを目的に、波岡地区でプレイパークを運営する事業を実施
▽NPO法人里のめぐみ=高齢化による孤立や子どもの孤食を解消することを目的に、コミュニティカフェや子ども食堂を開催する事業を実施
▽木曜日の夜ごはん=子どもたちへ月一回、学習支援の子どもたちやシングルマザー・生活困窮世帯などへお弁当の配布を行う事業を実施
▽ポアソルチ=スポーツ経験豊富な人材を講師に招き、特別支援学級児童を対象としたスポーツの場の提供や女子スポーツの裾野を広げるための事業を実施
▽クリエイティ部木更津=悩める世代のさまざまな声や地域の様子を発信する事業を実施。
問い合わせは市民活動支援誄℡0438-23-8610、FAX0438-25-3566。
てくてく木更津散歩
地域の魅力16選 公民館発!各コース
木更津市では、各地城の持つ魅力を紹介するための、まち歩きイベント、『てくてく木更津わくわぐ散歩-シーズン1~公民館発!地域の魅力16選~』を、5月13日(土)と5月20日(土)に開催する。
各コース名は次の通り。
【5月13日】
▽「ほたる舞う美しい里山から開発続く街並みへ」=八幡台公民館(℡0438-36-4010)参加費500円
▽「戦国時代の山城を訪ねて笹子城跡探訪」=東清公民館(℡0438-98-1919)参加費200円
▽「ぶらり鎌足 歩いて遊んで、作っちゃおう!」=鎌足公民館 (℡0438-52-3111)参加費600円
▽「牛袋地形探訪~130年前の古地図から昔の道を歩く~」=中郷公民館(℡0438-98-0802)参加費200円
▽「かねだ”温故知新”ものがたり」=金田出張所(℡0438-97ー6314)参加費100円
【5月20日】
▽「いまとむかしに触れて-請西‐」=清見台公民館(℡0438-98-7654)参加費100円
▽「江戸道と岩根のお堂巡り」=岩根公民館(℡0438-41-1184)参加費200円
▽「ぐるっと波岡 わくわくクイズラリー」=波岡公民館(℡0438-37-8515)参加費500円。
参加対象は、原則、木更津市内在住・在勤の人(小中学生は保護者同伴)、定員は各コース20人(先着順)。
申し込み方法は、参加コースの公民館へ電話・Eメールー・ファックスなどで申し込み。
詳しくはき公民館へ問い合わせをしてほしいとのこと。
機械設計技術の操作等
ポリテク君津 受講生を募集中
千葉職業能力開発促進センター君津訓練センター『ポリテクセンター君津』(君津市坂田四二八)では、業務に必要な技術・技能・知識のレベルアップを図るため、在職者を対象に短期間の職業訓練『能力開発セミナー』を行っている。
現在、5月16、(火)、十七日、18日に開校する、機械設計・製図分野「2次元CADによる機械設計技術(製図手法編)」~2次元CADの基本操作を習得するコース~の受講生を募集している。
詳細は次の通り。
◎日時=5月16日(火)、17日(水)、18日(木)の3日間、午前9時10分~午後4時。
計18時間(1日6時間)。
@対象=設計・CAD業務に携わっている人、またはその候補者。
○講習内容等
▽設計支援システムの概要
▽作図一編集機能と作図手法(線分〈長さ、角度〉、円〈円弧、楕円〉、オフセット、フィレット・面取り、トリム、複写、鏡像)
▽寸法記入法(長さ寸法、平行寸法、角度寸法、半径寸法、引出線、出力設定)
▽画層(画層の作成、画層のコントロール)
○会場=ポリテクセンター君津 102(パソコン室)
○使用機器等=AutoCAD 2022
〇持参品=筆記用具
○定員=10人
○受講料=2万1000円(税込)
○申込締切=5月2日(火)
申し込みは必要事項を受講申込書に記入しファックスで。
申込書はポリテクセンター君津のホームページからダウンロードできる。
申し込み及び問い合わせ先はポリテクセンター君津訓練課(℡0439-57-6313、FAX同57-6386)。