西上総の松下村塾カレンダー制作 他【新千葉新聞】
- 2022/12/18
- ニュース
新千葉新聞2022年12月18日発行
西上総の松下村塾カレンダー制作
野口義信氏 木更津市教委へ寄贈
木更津市観光協会会長で、「望陀塾(もうだじゅく)」代表の野口義信氏(写楽館、kしあらづ氏中央)は、このほど木更津市富岡地区で、幕末から明治にかけて、数多くの偉人を輩出した『西上総の松下村塾』と銘打つ、令和5年暦(カレンダーA2判)を制作し、木更津市教育委員会(廣部昌弘教育長)に寄贈した。
贈呈されたカレンダーは250分で、同教育委員会では、君津地域4市の全小中学校をはじめ、木更津市の公民館、社会教育委員、公民館運営審議会委員、富来太地区まちづくり協議会、富岡ロマン街道の会へ寄贈して、「上総地域の教育発展・人材育成に尽力した人々の偉業を伝えたい」と、廣部昌弘教育長は深く感謝し、有効活用を期した。
野口氏(77)がこのようなカレンダーを制作しようとしたきっかけは、木更津市富来太地区(茅野)の寺院・善雄寺(住職・五十嵐本照)が季節毎に発行している《寺だより(彼岸号)》に掲載されている「善雄寺風土記」25~下郡の富岡小学校(明治6年創設、現在は統合されている)の初代校長を務めた榎本誠吉翁(榎本疏軒・えのもと そけん)が特集されていたことに感銘を受け、「次代を担う人材の育成のために、教育の重要性を説き、幕末から明治にかけて数多くの偉人を輩出した榎本翁の偉業をひとりでも多くの人に知らせ、上総地域の誇りとして語り継いでもらうたいと思ったから・・・」と話す。
偉人の偉業など、詳細はカレンダーに掲載されており、歴史資料としても保存版である。
制作協力者は次の通り。(敬称略)
▽制作=望陀塾(代表・野口義信)
▽取材協力=廣部雅昭、五十嵐本照、広部昌宏、濱形祐介、山田秀夫、諏訪貞夫
▽写真提供=藤平俊雄、廣部雅昭、(故)鈴木直美。
同カレンダーは1800部作成され、「在庫に限りはありますが興味のある方には差し上げます」と野口氏。
問い合わせは写楽館TEL0120-448-229。
歳末たすけあい
鎌足地区社福協寄付
鎌足地区社会福祉協議会(会長・市原明)は15日(木)、木更津市社会福祉協議会を訪れ、歳末たすけあい募金として、43812円を千葉県共同募金会木更津市支会に寄付した。
同募金は、歳末たすけあい低所得世帯見舞金等に活用される。
同地区社会福祉協議会では独自の取組みとして、歳末たすけあい募金を長年にわたり実施しており、毎年、赤い羽根共同募金運動が始まる10月から約2か月間、同地区の公共施設や商店など18か所に募金箱を置いて、協力を願っている。
6ゾーンで熱戦を展開
木市ソフトテニス連盟とひのまるキッズ協会
大会の結果 県小学生ソフトテニス
木更津市ソフトテニス連盟(会長・國吉俊夫、理事長・萱野一、事務局・石川明美)と一般社団法人スポーツひのまるキッズ協会(代表理事・永瀬義規)主催の「第4回千葉県小学生ソフトテニス親子大会」が今月11日(日)に木更津市の潮浜公園庭球場8面で開催された。
大会に関しては新型コロナウイルス感染防止対策にしっかり取り組み、(一社)スポーツひのまるキッズ協会の共同主催活動のお陰で、資金面の課題を克服できたという。
大会参加者は千葉県各地より親子166人(83ペア)。
今大会には特に地元から、新昭和グループ、県損害保険代理業協会、STEAMアカデミー木更津港、千葉県ヤクルト販売(株)等多くの企業の支援があった。
潮浜公園庭球場の開会式では、渡辺芳邦市長・廣部昌弘教育長の挨拶の後、山口一男木更津駅長等を紹介、午前9時より午後3時45分まで熱戦が繰り広げられた。
大会中の午前11時より日本リーグ優勝の大野勝敏選手の指導のもと、精神的面・技術的面・練習方法の講習会がゾーン毎に開催され、親子が楽しそうに一生懸命、汗を流していた。
渡辺市長も、「市民が色々なスポーツをすることを施策として掲げていますが、親子が楽しく一つのスポーツをすることは、あまりないので続けて欲しい。又、お父さん・お母さんも子供さんに負けないよう頑張って下さい」と激励していた。
各ゾーンの結果(入賞者親子)は次の通り。
23か所を巡りチェック
東清川・中郷地区青少年育成住民会議中郷分会
地域を知る機会 中GO!探検で競う
木更津市の東清川・中郷地区青少年育成住民会議中郷分会(分会長・佐久間尉仁)主催による「2022中GO!探検オリエンテーリング大会」が、今月11日(日)、晴天の下、開催された。
今年は、「小櫃川」をメインテーマにローヴァーズドリームフィールドをスタート、有吉、井尻、大寺、下望陀に設置された、23か所のチェックポイントをできるだけ多く巡り、ゴール地点の木更津スポーツビレッジを目指した。
所要タイムや問題の正解数、おみくじや射的による得点を決め、親子同士、友達同士、お隣同士など、29チーム(約120人)が順位を競った。
小櫃川に纏わる水車の問題や、地域内にある石造物・建造物に関する問題など、地元の参加者も首をかしげる問題も出題されるなど、地域を知る良い機会となったようだ。
7日間の感染者
木更津市1125人
木更津市は16日(金)、直近7日間(9日~15日)で新たに1125人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
前週の金曜日発表人数より260人増加。
前の週を上回るのは7週連続。
同日発表された木更津市の新規感染者の内訳は、医療機関等で診断された人・933人、陽性者登録センターに登録のあった人・192人。
療養状況は、9日から15日までに入院した人の延べ人数・48人、自宅及びホテル療養者数(推計)・1077人。
県内では7027人が感染し、9人が死亡したと発表された。
クラスター(感染者集団)は25件発生。
君津市内の高齢者施設で6人、袖ケ浦市内の医療機関で35人の感染が確認された。
社説
冬至
「冬至」とは、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間(日の出から日の入り迄)が最も短くなる日。
南半球では真逆で日本の夏至にあたる。
今年の冬至は12月22日。
冬至の日の日照時間を夏至(太陽の位置が最も高くなる6月21日ごろ)と比べると、北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分者差がある。
中国や日本では、冬至は太陽のチカラが一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、~陰が極まり再び陽にかえる日~という意味の『一陽来復(いちようらいふく)』といい、冬至を境にみんなが上昇運に転じる人も言われている。
冬至の日にはさらに運気を呼び込もうと、『ん』の付くものを食べることも推奨されている。
南瓜(なんきん、かぼちゃのこと)、にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん・・・等々。
また冬至という言葉に起源は「湯治(とうじ)」とも言われており、冬至の日に「柚子風呂」に入ると風邪をひかず、冬を越せるともいわれるが、もとは運気を呼ぶこむための厄払い(禊ぎ)に湯に入り、身を清めたことに由来している。
冬が旬の柚子は香りも高く「強い香りのもとには邪気が起こらない」と信じされてきたこともある。
実際に柚子には、冷え性や神経痛などを和らげる血行促進効果などがあるほか、柚子は「融通がきく」にもつながり、心に安らぎを与えるk廊下も秘めている。
このほか、『冬至かぼちゃ』は野菜が不足しがちな冬に必要な栄養、ビタミン、カロテンなどを補給でき、風邪や脳卒中予防にも効果がある。
『冬至粥』は、冬至に食べる小豆の入った粥のことで、小豆の赤は邪気を払うとされ、厄払いと無病息災を願って食べられるようになった。
かぼちゃと小豆を使った「かぼちゃのいとこ煮」という料理も各地に伝承されている。
一年で夜が一番長い日「冬至」を温かい料理で楽しみたい。