環境や貿易、人材育成等 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2022年12月2日発行

環境や貿易、人材育成等

インドネシア共和国ボゴール市と更新
木更津市に11人来訪 友好協定締結式に

木更津市とインドネシア共和国西ジャワ州ボゴール市(以下ボゴール市)は、2016年(平成28年)11月18日に友好協定を締結し、これまで農業分野(栽培技術・生産性向上)、教育分野(子ども達にグローバルな人間性を育む機会の創出)を中心に交流を図り、友好を深めてきた。
昨年11月有効期間(5年間)が満了を迎えたことから、木更津市では駐日インドネシア共和国大使館を通じて、ボゴール市・インドネシア大使館・木更津市の3者で友好協定更新に向けた協議を行ってきており、このほど協定更新が実現の運びとなったもの。
今回の更新では新たに「環境分野」「投資・貿易分野」「人材育成分野」を追加して協定を締結した。
キアラ図師役所駅前庁舎8階の会議室で行われた協定式には、ボゴール市からビマ・アリヤ市長、市長夫人、市幹部職員、商工会議所アルマー・ファイクル・ルシディ会頭や副会頭他、駐日大使館員など11人が来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、木更津商工会議所からは池田庸会頭、内田愼一郎・加藤智生・近藤直弘各副会頭、永野昭専務理事、鶴岡英樹事務局長、野口義信観光協会長、江澤貞雄木更津市ブルーベリー協会長、石毛宏典企画部長などが出席した。
渡辺市長、池田会頭は挨拶で、11月21日にインドネシア・ジャワ島で発生した地震(M5.6)への見舞いの言葉を送り、これまでの活発な交流に深く感謝するとともに、今後も両市の限りない発展に向け、互いに一層の友好関係を構築したいなどと挨拶した。
この後両市の商工会議所会頭などは意見交換を行い、翌29日には木更津市公設地方卸売市場の視察を行い、帰国の途についた。

先頭ランナーや仮装も

アクアラインマラソンの様子伝える
特設スタジオ設け かずさエフエム実況中継

木更津市と袖ケ浦市を会場に、4年ぶりに開催された「ちば悪ラインマラソン2022」が好天のもと盛会裏に終了して間もなく1か月になるが、地元各地で「楽しかった!」等々の余韻が続いている。
「もうだめかと思ったけど、子ども達が一生懸命応援してくれて28キロ地点まで走ることが出来、うれしかった。次回はきっとリベンジする!」と誓う40代の女性ランナー。
「初めてのフルマラソンだったが制限時間ぎりぎりでゴールできてよかった。コースは高低差が大きくて、きつかったがその分達成感が何とも言えない。大満足!」(50代男性)などと、トップランナーとは一味違う市民ランナーの感謝の言葉も聞かれた。
「自営業なので応援には行けなかったけど、1日中ラジオで『かずさエフエム』の生中継を聞いていた。
コース全部を見ているようで楽しかった」という声もあった。
かずさエフエムでは当日、木更津市の新宿交差点に特設スタジオを設け、ここを拠点に、午前9時~午後4時30分まで、両市のコース内から各番組のパーソナリティが実況中継を行った。
先頭ランナーの快走や仮装ランナーの紹介、沿道での応援風景などが次々と電波に乗って、自宅応援さyにも楽しませた。
このほか、交通規制及び解除の情報等もリアルタイムで報道され好評を博した。
また、郵便局が、旧木更津市役所駐車場に設置した、日本でたった1台の『移動ポストカー』と祈念パネルの前で撮影した記念写真のはがきを受け取った君津市内の高齢夫婦も「孫の元気な姿が見られてうれしかった」と話していた。
今大会全体の完走率は、92.10%で、前回の88.77%を上回り、地域挙げての応援力もその原動力となったようだ。

木更津航空祭とコラボ

イオンモール木更津 きさらづ防災フェスタ

木更津市では、今月4に李(日)午前10時から午後2時まで、イオンモール木更津駐車場(L及びG駐車場)で、《きさらづ防災フェスタ2022》を開催する。(雨天決行)
同市では、令和元年度から「自助」「共助」「公助」の総合的な工場を目的とした防災訓練の一環として、関係機関など参加型の同フェスタを実施。
今年度も33団体が一堂に会して災害に強いまちづくりの推進を図る。
主なものでは
▽防災に関する訓練・資機材及び活動の紹介・展示・体験コーナーなど。
▽同日開催の陸上自衛隊木更津駐屯地創立54周年記念行事「第48回木更津航空祭」(一般へは非公開)とのコラボレーション(同フェスタ上空をヘリコプターの編隊飛行などあり)。
ヘリコプターの飛行展示、航空輸送など。
レトルトカレーの炊き出し。
▽木更津警察署によるパトカー、白バイ等への体験乗車
▽木更津市と災害協定等を締結している企業・団体等の協力支援などの公開ほか。
マスク着用等で、多くの来場を歓迎している。

県6036人

30日のコロナ感染

県内では11月30日(水)、新たに6036人亜g新型コロナウイルスに感染し、6人が死亡したと発表された。
感染者数が6000人を超えるのは9月1日(6051人)以来約3か月ぶり。
前週の水曜日(5316人)から720人増加した。
新規クラスター(感染者集団)は9件確認された。
11月29日(火)の感染者数は5921人、死亡8人。
新規クラすうたーは11件。

1回戦4試合

市民野球・選手権

キアラ図師野球連盟主催「市民野球大会」の『令和4年度木更津選手権(チャンピオン)大会』が11月27日、市営球場で開幕。
初日は1回戦4試合が行われた。
同選手権大会には、今年度に行われたC級1部及び2部の春季、夏季、秋季各大会で優勝した6チームと、壮年大会で優勝、準優勝した2チームの敬8チームが出場。
2日目の4日(日)に準決勝、決勝が行われ、今年度のチャンピオンが決定する。
試合結果は次の通り。
【木更津選手権(チャンピオン)大会】
◎1回戦
▽清見台Family(1部代表<秋季優勝>)4-2木更津マジナーズ(1部代表<春季優勝>)
▽アバンチュール(2部代表<春季優勝>)3-2アールシードッグ(1部代表<夏季優勝>)
▽マイペース(2部代表<夏季優勝>)8-3八幡台ロイヤルズ(壮年代表<準優勝>)
▽わんちゃんズ(2部代表<秋季優勝>)(不戦勝)-木更津絆(壮年代表<優勝>)

未知の化合物の探索へ

CNA研究所 データベースを開発

公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)はこのほど、国立遺伝子学研究所、東北メディカルメガバンク機構、株式会社さくら科学、京都大学と共同で、特定の生物に存在する未知の化合物を網羅的に探索できるデータベースを開発し、公開した。
生物がどれほどの種類の化合物を生産・利用しているかは、いまだ明らかでない。
そのような多数の化合物を研究するには、構造も機能も未知の化合物を「化合物X」としてそのままデータベースに登録するとともに、さまざまなデータベースを広範囲に検索できるしくみを公開して、誰でも利用できる研究環境を整えることが重要となる。
そこで、『食品メタボロームレジトリ(食レポ)』、『植物メタボロームレポジトリ(植レポ)』、『万物メタボロームレポジトリ(ものレポ)』を公開し、未知であっても、この食品に含まれるこの化合物は、別の食品のこの化合物と同じか似たものである可能性がある、というような情報を得られるようにした。
※レポジトリ(repository)=「収納容器」や「(知識などの)蓄え」といった意味の英単語。
IT容疑では、プログラムのソースコードやドキュメント、関連する各種データやファイルなどを一元的に管理する格納場所のことを指す。
研究成果は科学雑誌『Nucleic Acids Research』のデータベース号(11月24日付)に掲載された。

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