プラスチックごみ削減 他【新千葉新聞】
- 2022/10/15
- ニュース
新千葉新聞2022年10月15日発行
プラスチックごみ削減
県下で3例目、給水機を市内8か所に
木更津市が協定締結 ウォータースタンド(株)と
木更津市は12日、「プラスチックごみ削減の推進に関する協定」を、ウォータースタンド(株)(代表取締役・本多均、本社・埼玉県さいたま市)と締結した。
同協定は県下では神崎町、佐倉市に次いで3例目。
市役所駅前庁舎市長応接室で行われた締結式には、ウォータースタンド(株)東関東支社・遠藤貴之支社長、齊藤充宏船橋営業所長などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、植野博環境部長など関係者が出席した。
木更津市は地球温暖化や海洋汚染等をもたらしている使用済みプラスチック容器の処理問題に向け、舞ボトル利用を促し、ペットボトル等の使い捨てプラスチック製品の使用を抑制している。
その行為がプラスチックごみの削減及びCO2の削減の推進につながるとして、今回のウォータースタンド(株)との協定締結により、同社の給水機(ウォータースタンド)『ナノシリーズ~名のスタンド~』(8か所)に1台ずつ設置するもの。
今回設置する給水機は、この協定締結を機に、同社から無料レンタルされたもの。
締結式で遠藤支社長は、木更津市が取り組む『オーガニックなまちづくり』に共感し、「当社の製品が木更津市の環境もん団解決への一助になれれば嬉しい。今後も当社の出来ることで協力していきたい」などと挨拶。
渡辺市長は、「今協定により、プラスチックボトル削減に向けて第一歩を踏み出すことができる」などと深く感謝、今後も一層の協力を願った。
氏では令和5年4月より、図書館、市有スポーツ施設への設置も予定しており、多くの市民にこの取り組みについて興味・関心を持ってもらえるように周知の方策も検討している。
設置される給水機は市の上水道に直結されている3種類の浄化装置(フェルター)で混入物や匂いなども除去し、舞ボトルや舞カップに美味しい条温水を満たすことができる。
(同機に紙コップなどのコップ類は設置されていない)
今回の給水機設置施設は次の通り。
▽木更津市役所(駅前庁舎・朝日庁舎)
▽金田地域交流センター
▽西清川公民館
▽桜井保育園
▽わかば保育園
▽市民総合福祉会館
▽クリーンセンター
清見台小Pを大臣表彰
文部科学大臣 学校安全ボランティア活動
令和4年度学校保健および学校安全に関する文部科学大臣表彰者(団体)が12日に発表された。
千葉県内では、学校保健で、学校医2人、学校歯科医1人、学校薬剤師1人が表彰されるほか、学校安全ボランティア活動では、木更津市立清見台小学校PTAと、四街道市立四街道小学校PTAの日頃の活動が認められ受賞した。
住民説明会
木更津飛行場周辺
今年5月に策定した「木更津飛行場周辺まちづくり基本計画」の策定に向けて『住民説明会』が、あす16日(日)午前10時から木・中央公民館、18日(火)午後7時から中郷公民館、19日(水)午後7時から清見台公民館、21日(均)午後7時から波岡公民館、23日(日)午前10時から岩根西公民館で開催。
以下次号。
2日間の体育祭盛大に
3年ぶりに開催、3年生の思い出づくり
木更津総合高校 全力で力を結集
木更津総合高校ではこのほど、2日間にわたり「体育祭」を実施した。
まだ収まらないコロナ禍のなか、3年生の保護者のみ招待とし開催。
この2年間は公開とはならず、保護者達も子どもの最後の体育祭における雄姿を記憶に留めていた。
開会式ではまず、山根凪生徒会長が「いよいよ体育祭が始まります。皆さん、怪我がないように、全力で楽しみましょう」と挨拶。
真板竜太郎校長から「去年と一昨年は、コロナの影響で体育祭が1日開催、短縮バージョンで実施せざる得ませんでしたが、今年は3年ぶりにフルバージョン、2日間の体育祭が実施できます。この1900人の生徒一人ひとりが全力で力を終結して盛り上がる体育祭にしたい。開催にあたって、3つのお願い事は、①勝ちにこだわって全力でプレーを、②ルールを破ることがないよう、ルールを守って協議に臨むこと、③体育祭はお祭りです。大いに楽しんでください。特に3年生は学校生活最後の思い出づくりということで、精いっぱい楽しんでください」と激励の挨拶を行った。
続いて、長谷川鼓白実行委員長が「我々選手一同は、日ごろの練習の成果を十分発揮し、正々堂々と戦い抜くことを誓います」と力強く選手宣誓した。
各競技がプログラム通り進行し、良い思いをしたチームも悔しい思いをしたチームもあるが、大けがもなく全員が全力で楽しめたことに、今年初めてマスクを外した選手たちの笑顔が広がった。
初めての体育祭で見事優勝を果たすことができたのは1年生紅組。
2年生、3年生も大いに健闘した。
3年生は陣地での応援も素晴らしく、最上級生にふさわしい活躍をみせた。
学校長は「この体育祭の大成功を、来週から始まる後期、特に10月28日、29日に行われる真心祭(文化祭)に活かしてください」などと述べ、体育祭の運営に尽力した部活動の生徒、教職員、参観に保護者達に謝辞を述べた。
実行委員会の責任者を務めた押本教諭は「協議中、観戦中を問わず、みんながルールを守って素晴らしい体育祭でした」と感謝の気持ちを伝え、閉会式を締めくくった。
薬剤残留原因か
シアン超過県調査
日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(君津市)内の排水溝から基準値を超えるシアンが検出された問題で、県は13日、立ち入り検査の結果、排水中の窒素を除去する薬品(次亜塩素酸ナトリウム)が排水中のチオシアンと反応し、シアンが生成されたことが原因と推定した。
県1745人
13日のコロナ感染
県内では13日(木)、新たに1745人が新型コロナウイルスに感染し、1人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の木曜日と比較すると348人増加。
13日現在の県内における累計感染者数は96万3352人となった。
新規クラスターは5件確認された。
危険業務従事者叙勲
政府が受章者発表 君津地域は計14人
政府は8日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に尽力した元公務員を対象とする「第39回危険業務従事者叙勲」の受章者3613人(うち女性18人)を発表した。
発令は11月3日。
「危険業務従事者叙勲」は、国や公共の発展に寄与した人に授与する勲章とは別に、危険業務に長年取り組み、社会に貢献した功労者を称えるため、2003年(平成15年)の栄典制度改正に伴い創設されたもの。
今回の受賞者は、瑞宝双光章が1735人(うち女性4人)瑞宝単光章が1878人(同14人)。
都道府県別で最も受章者が多かったのは北海道で288人、千葉県は3位で217人。
千葉県内における受章者の内訳は、瑞宝双光章(防錆功労、会場費案功労、消防功労)が94人、瑞宝単光章(防錆功労、海上保安功労、矯正業務功労、警察功労、消防功労)が123人。
このうち、君津地域4市関係では、瑞宝双光章7人(防衛功労4人、警察功労1人、消防功労2人)、瑞宝単光章(防衛功労1人、矯正業務功労1人、警察功労5人)の計14人が受章した。
市別では木更津市7人、君津市3人、富津市1人、袖ケ浦市3人。
当地域の受賞者は次の通り。
敬称略。