道行く人に美しい環境 他【新千葉新聞】
- 2022/10/4
- ニュース
新千葉新聞2022年10月4日発行
道行く人に美しい環境
ふるさと学舎潮見の園生たちも参加
木更津ロータリーC 会員らが花植え作業
木更津ロータリークラブ(会長・木村富良)の社会奉仕委員会(委員長・江澤佳彦)では9月29日(木)、例会終了後に、木更津市民総合福祉会館駐車場入り口のロータリーガーデンで『花の植栽』を行った。
この「花植え作業」は、道行く人たちやドライバー、市民総合福祉会館を訪れる人たちに気持ち良い環境をと、例年、この時期に行われており、花を植える作業にも思いが込められた。
前もって、草取りなどを行い、ふるさと学舎潮見(旧木更津市社会福祉協議会あけぼの園、2020年4月から民営化)の園生なども参加した同作業では、変形破断2か所に、黄色や紫、ピンク、赤色など色とりどりの「ケイトウ」「カランコエ」「アメジストセージ」「コスモス」を彩りよく帯状に植え、美しい花壇が出来上がった。
会員たちは「明るい、きれいなまちづくりに取り組むことができて良かった」と話していた。
パキスタン洪水へ支援
1月に友好交流促進のための書簡交換
木更津市職員の募金 駐日大使館へ義援金
パキスタンでは、モンスーンの洪水により、国土の3分の1が水没しており、人口の7分の1にあたる3300万人が被災していると報じられている。
木更津市は、駐日パキスタン・イスラム共和国大使館と、今年1月に友好交流促進のための書簡の交換を行い、両国の交流促進・友好関係の進展につなげているところ。
この未曾有うの災害に対して、人道的支援として、同市職員から義援金を募り、被災者支援を目的に、次のように寄付を行った。
9月30日、木更津市の石井宏典企画部長と野村洋貴企画部オーガニック推進課長が、駐日パキスタン・イスラム共和国大使館(東京都港区麻布)を訪れ、タイムール・ズルフィカー三時間に石井企画部長から、義援金236000円を手渡した。
ムハマンド広報官も出席するなか、タイムール・ズルフィカー参事官は、「木更津市職員の皆さんが、パキスタンに寄り添い、心配して下さったことに感謝します。いただいたご縁金はパキスタンの被災者のために役立てます」と感謝の言葉を述べた。
4部門の市民の力作展示
木更津市制施行80周年記念展開催
木更津市文化協会「市民展」の入賞者
木更津市文化協会(会長・井野皆山)主催、木更津市制施行80周年記念展「木更津市民展」が1日(土)、中央公民館(木更津駅西口前、アクア木更津B館・3階多目的ホール)で開幕、6日(木)まで開かれている。
木更津市及び木更津市教育委員会後援。
今回は、同会場に「書道展」、「絵画展」、「写真展」、「工芸展」が同時開催されている。
会場には地元を代表する書家をはじめ、部活動で頑張る高校生や高齢者まで幅広い年代の人たちから寄せられた作品・力作が展示されている。
展示を前に審査が行われ、それぞれの部(3部)で木更津市制施行80周年記念市民展賞や市長賞など入賞各7点が決まった。
入賞者は次の通り。
表彰式は、最終日の6日(木)午後3時30分から同会場で行われる。
拓大紅陵惜敗
県高校野球準決勝
秋季県高校野球大会は2日、県総合スポーツセンター野球場(千葉県)で決勝が行われ、専大松戸が成田を11-2で破り、初の優勝を飾った。
専大松戸が県大会で優勝するのは昨夏の選手権大会以来で7度目。
1日の準決勝では拓大紅陵が成田と、市船橋が専大松戸と対戦。
2年連続・8年ぶりに準決勝に進んだ拓大紅陵は、3-5、市フナb氏は4-5でともに敗れた。
専大松戸と成田は、22日から埼玉県で開催される関東大会に出場する。
シアン検出で再発防止策
日本製鉄君津地区 県と地元3市に報告
日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)が工場排水に有害物質のシアンが含まれていることを把握しながら公表していなかった問題で、日鉄は9月30日、原因や再発防止策などをまとめた報告書を、千葉県や地元3市(君津市・木更津市・富津市)に提出した。
報告書は、シアン流出の原因について「(老朽化のため(補修を行っていたタンク側面マンホールのふたから脱硫液が漏れ、タンク周辺に千知してあったせきを超えて流出した」と説明。
脱硫液に含まれるチオシアン酸アンモニウムなどが影響し、魚の死につながったとみられているとした。
また、今年7月までの過去5年間に基準値を超えるシアンを検出したが、行政機関に報告していなかった件数は、59件に上がることも明らかになった。
同社は、「再採水・再測定し、基準内に収まった場合や自主的な測定は排出基準を超えても行政機関への報告は不要との誤認があった。隠ぺいではない」と主張。
基準値を超える数値は報告するというマニュアルはあったものの、「教育が行き届いていなかった」と釈明した。
今回の問題を受け、日鉄は組織再編で環境と防災を担う「環境防災部」を新設し、再発防止の取り組みを進める。
脱硫液タンクの更新などハード面の対策も強化する。
谷潤一所長は「多大なる心配とご迷惑をおかけしたことをお詫びする。万全の対策を実行したい」と謝罪した。
県1146人
2日のコロナ感染
県では1日(土)、新たに1470人が新型コロナウイルスに感染し、2人が死亡したと発表された。
感染者数は前週の土曜日から724人減少。
新規クラスター(感染者集団)は5件確認された。
2日(日)は1146人が感染し、3人が死亡。
感染者数は前週の日曜日から1356人減少した。
新規クラスターは3件。
クラスターが発生したのは、地元関係は、木更津市の介護付き有料老人ホーム「アピタシオン木更津一番館」で計15人、袖ケ浦市の高齢者施設「セントケア看護小規模袖ケ浦」で14人。
2日現在の県内における累計感染者数は950086人に増えた。
吃音症の自分が思ったこと(下)
「私の思い」中学生の主張県大会最優秀賞
岩根中学校1年 針山紗季
私は、過去にこのようなことを言われたことがある。
詰まってしまって上手に話せないときに、「何⁉ちゃんと言って!聞き取りづらい!」と、ショックだった。
そして何より、自分が嫌いになった。
相手にも、嫌な思いをさせているかもしれないと思ったからだ。
それと同時に私は、「吃音症」というものを知ってほしい。
世の中には、吃音症を知らない人が、また、たくさんいると思う。
吃音症の辛さが知られていないために、私と同じ思いをしている人が少なくないはずだ。
そして、苦しい思いをしていたり、困っていたら、助けてあげてほしい。
吃音症を患っている人でも、話すときはその人なりに頑張っているのだ。
私は言葉が出ずに泣きそうなのを助けてくれた先輩、その時にすくわれた思いは今も忘れない。
私は、吃音症の自分が嫌いだ。
やりたいことがあっても、どこか遠慮してしまう。
何度普通に話せたら、と思ったことか。
けれども、すべて吃音症のせいにして、何もやらないのはもったいない。
人生を損してしまう。
最近、このことに気が付いた。
応援練習のときの小学1年生が私に与えてくれた自信。
その自信によって、中学校でも学年の評議員に参加した。
吃音症の治し方は、今現在もわかっていない。
ただ、大人になるにつれて治っていく人が多いとのことだ。
私も実際、昔より症状は断然よくなってきており、詰まることは少なくなった。
吃音症の治し方はわからないけど、吃音症との向き合い方は少しわかった気がする。
そして、それを乗り越えるために、この文章を書き、前向きに今ここに立っている。