災害の事故防止等図る 他【新千葉新聞】
- 2022/5/15
- ニュース
新千葉新聞2022年5月15日発行
災害の事故防止等図る
渡邊元貴会長の元、全議案可決
木更津市防災協会 定期総会を開催
木更津市防災協会(会長・渡邉元貴)の「令和4年度定期総会」が13日、木更津ワシントンホテルで開かれた。
同協会は、今年度、市内217の事業所等からなり、防火管理に必要な業務を適正に遂行するための、調査研究並びに火災予防思想の普及啓発を行い、災害の事故防止を図り、各事業所の交流発展と社会公共の福祉の増進に寄与することを目的に活動しており、事務局は木更津市消防本部予防課内に置かれている。
総会の先駆け、理事会が開催され、前年度までの宮澤義夫会長が君津信用組合理事長を退任したことに伴い、理事互選で、副会長の渡邉元貴氏が第6代会長に選出され就任したことが報告された。
宮澤前会長は、「だお5代会長として7年管在任、多くの関係者のご協力で、火災予防の啓発、地域の安心・安全のために務めてきた」と深く感謝するとともに、同協会の更なる充実を願った。
渡邊新会長は就任の挨拶で「今年度で38期を迎える歴史ある団体であることに敬意を表し、諸先輩の活動を継承する中で、時代のニーズに沿った活動を展開していきたい」と力強く決意を求めた。
総会には井上宣之君津地域振興事務所長、鈴木克己木更津商工会議所会頭、真板竜太郎君津学園理事長、高岡禎暢木更津市消防長、山田寛元防災協会会長、横山英夫東日本電信電話(株)木更津営業支店長、田丸幸男木更津自動車学校理事長、宮澤義夫同協会前会長などを来賓に迎え、渡邉会長を議長に選出して開催された。
令和3年度事業報告・歳入歳出決算、令和4年度事業計画(案)、歳入歳出予算(案)、役員改選等が審議され、全会一致で承認された。
席上、理事等の変更(人事異動他)報告や、優良防火管理事業所、優良防火管理者等への表彰状贈呈、助成金の交付などが行われた。
新役員や表彰者等は次の通り。(敬称略)
ジュニア協会選手に内定
優秀な成績で全日本空手道連盟選考会
渡辺市長を訪問 木津美咲選手が報告
今年4月16日に全日本空手道会館(東京都江東区)で開催された「全日本空手道連盟2022年度ジュニア強化選手選考会兼第20回世界カデット、ジュニア&アンダー21空手道選手権大会」で優秀な成績を収め、ナショナルチームの強化選手に選出された、拓殖大学紅陵高等学校空手道部3年、女子部長・木津美咲選手(17)が、12日、木更津市役所駅前庁舎に、渡辺芳邦市長を表敬訪問し、これを報告した。
市役所を訪れたのは木津選手と同部顧問の深澤奈々教諭、木津選手の母・陽子さん。
木更津市では渡辺市長、田中幸子副市長、廣部昌弘教育長、鶴岡賢一健康こども部長等が出迎えて歓迎した。
木津選手は同選考会で、女子個人組手48キロ以下級に出場、準優勝の成績を収め、大会終了後に委員会で決議され「全日本空手道連盟2022度ジュニア強化選手」に内定を得たもの。
同選手はこの後、ナショナルチームの一員として合宿などに参加して心身・技術の強化・向上を図り、今秋10月26日~30日にトルコのコンヤで開催される「世界選手権大会」への出場を目指し、6月ごろ開催予定の選考会(日時未定)へ向け万全の準備をするという。
木津選手は両親・姉の空手一家の影響で小学1年から空手を始めた。
西清小・木更津一中卒で、中学3年間、校長として同選手の成長を見守ってきた廣部教育長も「ぜひ世界(五輪)を目指してほしい」とエールを送っている。
木津選手は身長152センチと小柄だが「たくさんの皆さんからの声援を力に、世界で活躍する選手になりたい」と力強く挨拶した。
同選手の昨年度・令和3年度の戦績は、
▽県高校総体県予選女子個人組手準優勝
▽全国高校総体女子個人組手出場
▽県高校新人女子個人29キロ以下級優勝。
猪口氏参院選出馬を表明
自民・3選目指し
自民党の猪口邦子参院議員(70)は12日、県庁で記者会見を開き、今夏の参院選に3選を目指して、千葉選挙区(改選数3)から出馬す津意向を正式に発表した。
猪口氏は上智大学法学部教授を経て、平成17年(2005年)に衆院議員に初当選。
令和4年(2022年)に参院にくら替えした。
参院選は6月22日(水)公示、7月10日(日)投開票の予定。
会長に池田哲郎氏を選任
君津地方退職校長会連絡協議会が採択
定期総会を開催 今年度役員体制決まる
君津地方退職校長会連絡協議会による「令和4年度定期総会」が、13日、君津教育会館(木更津市新田)で開催された。
議事に先駆け、昨年度の物故者14氏に黙祷を捧げ冥福を祈った。
続いて新入会員11人をはじめ、長寿会員「95歳寿3人」「90歳寿8人」「85歳寿8人」の紹介が行われ、ますます創建であるよう願った。
委員会・専門部報告に続き、議事「令和3年度会務報告。会計報告、会計監査報告」「令和4年度事業計画、予算、令和4・5年度役員承認」等が審議され全会一致で採択された。
新年度は会長・池田哲郎君津会長のもと会員366人(君津市116人、富津市88人、木更津市113人、袖ケ浦市49人)が、相互に連携を図り、会員の福祉増進や豊かな生きがいの実現、健全な教育の世論の喚起と地域教育の振興等に寄与していく。
令和4年度役員は次の通り。(敬称略)
4市合計38人感染
県13日発表コロナ 県内は1109人
県によると、君津地域で13日(金)、新型コロナウイルスの新規感染者が木更津市と袖ケ浦市で各14人、君津市7人、富津市3人、4市合わせて38人確認された。
1週間前の金曜日・6日(木・15人、君・7人、富・4人、袖・2人、地域総数・28人)と比較すると、増えたのは袖ケ浦市と地域総数で、君津市は変わらず他は減った。
増減人数は、木更津市と富津市が共に1人減、袖ケ浦市12人増、地域総数10人増。
木更津市内ではクラスター(感染者集団)が1件発生。
市内の高齢者施設「馬来田の太陽」で職員と利用者計6人が感染した。
富津市は市職員1人(20歳代男性、市外居住)の感染を発表した。
他の職員に濃厚接触者はおらず、市役所は通常通り業務を継続する。
同日現在における地元各市の累積感染者数は、木更津市が8032人、君津市4058人、富津市1915人、袖ケ浦市3867人に増えた。
千葉県内では同日、3人の死亡と1109人の感染が新たに判明した。
感染者は前週の金曜日(492人)からほぼ倍増。
1000人を上回るのは4日連続。
新規クラスター(感染者集団)は、7件確認した。
社説
改正道路交通法が施行
「高齢運転者の免許更新時の運転技能検査(実車試験)義務化」など高齢ドライバーの交通事故対策を盛り込んだ「改正道路交通法」が13日に施行された。
今回の改正には、~免許更新時の誕生日の160日前を起点として、過去3年間に、「信号無視」「逆走など通行区分違反」「追い越し走行車線の走行などの通行帯違反」「速度超過」「Uターンなどの横断灯禁止違反」「踏切不停止等遮断踏切立ち入り」「交差点左右折方法違反等」「交差点安全新港義務違反等」「横断歩行者等妨害」「前方不注意など安全運転義務違反」「携帯電話使用等」の11種類の違反のうち一つでも違反歴のある75歳以上者を対象に、教習所などで実際に運転する実車試験を行う~ことを義務化したもので、100点満点から減点方式で、普通免許は70点以上が合格となる。
この実車試験は、免許有効期限の6か月前から受検可能で、期限前に合格できないと免許の更新はできない厳格な仕組み。
これまでも認知症と認定された場合は免許取り消しなどの措置がとられていたが、今改正では、運転技能に問題があると判断され、免許の更新が出来なくなる。
試験対象者には警察から通知が届く。
このほか、安全運転サポート車(通称・サポカー)限定免許制度が導入され、免許証に「普通車はサポートカーに限る」と記載され、対象外の車を運転すると違反(点数2点)となる。
サポカーとは、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)や、ブレーキとアクセルのペダルを踏み間違えた時に急加速を防ぐ装置のある国の安全基準を満たした車。
高齢ドライバーは、自身の加齢とともに身体機能の低下なども自覚しており、「安全運転ができるうちに、免許返納を考えてはいるが、自家用車は生活の足であり、なかなか返納できない」との声も多数ある。
人生の集大成期になっての悲惨な交通事故は起こして欲しくない、との強い思いが今回の改正には盛り込まれている。