駅をアートでジャック 他【新千葉新聞】
- 2022/3/30
- ニュース
新千葉新聞2022年3月30日発行
駅をアートでジャック
木更津駅階段アート第2段、3階段で
「春」をテーマに 3校の高校生等が制作
一般社団法人まちづくり木更津(会長・鈴木克己商工会議所会頭)による「芸術文化に親しむまちづくり振興事業」の木更津駅階段アート第2弾~高校生・専門学校生が描く『春』~が、28日(月)披露された。
昨年12月にJR木更津駅の西口階段で実施した『夜空~星降る夜はお月さまと~』は大きな反響を得て、木更津駅の新名所となった。
好評に応えた第2弾は、高校生が「春」をテーマにした作品を制作、木更津駅の3つの階段を鮮やかに彩った。
これは木更津駅周辺に数多く滞在している高校生世代が駅を華やかにすることで、通行者の心を明るくすることを目指すとともに、来年度・令和4年度に市制80周年を迎える木更津市が進める《木更津みなとぐちアートプロジェクト2022(MINART)》に向けて、アートを通じた駅周辺の活性化推進の一環として実施されたもの。
今回は、木更津東高校、木更津総合高校、木更津工業高等専門学校の美術部がそれぞれ「春」をテーマに2~3か月かけて制作した。
28日午前11時からそれぞれが各階段に作品を張り付ける作業を開始、午後2時過ぎに完成した。
▽木更津東高校美術部(部長・西山明花、部員10人、東口日田川階段、幅約4メートル×高さ約6メートル)に、『風に乗って』と題して、空に昇っていく気球と、楽しそうに飛んでいる動物や妖精が描かれている。
同校では、「大きな作品に取り組んだこと、互いに協力し合い友情を深めることが出来た。色とりどりの花が舞う空の会談で、明るい気持ちになっていただけたら嬉しいです」と話していた。
▽木更津総合高校美術部(部長・安藤友香、部員17人、東口南側階段、幅約4メートル×高さ約6メートル)のタイトルは『フレーフレーワタシ!』。
同校では、「卒業生アーティストを招き、在校生、先生方にもお手伝いいただき制作しました。階段アートですべてに人にエールを送ります。フレーフレーワタシ!フレーフレーみんな!」。
▽木更津工業高等専門学校美術部(部長・麻生淩央、部員7人、西口階段幅約6メートル×高さ約6メートル)のタイトルは『ハルノヒ』。
同校では、「木更津の春の風景をイメージして制作した。工夫した点は色を分けることで同じ画面を通して1日を表現した点。そこを是非見てほしい」と話してくれた。
まお、同展時は6月下旬までの約3か月間披露される。
また同プロジェクトではこの階段アートに加え、木更津駅自由通路壁面を黒板アートで装飾する計画も進行中(5月下旬予定)で、「アートによる木更津駅ジャック」を進めていく。
問い合わせは「まちづくり木更津」事務局TEL0438-38-6430。
リレー用バトンを贈る
君津地区青少年相談員連絡協議会
富津市で贈呈式 4市全公立小学校に
君津地区青少年相談員連絡協議会(会長・加藤喜一富津市会長)は28日、君津地域4市の公立小学校47校に「リレー用バトン」6本入り1箱、計282本の寄贈を行った。
4市を代表して富津市役所で行われた寄贈式には、加藤会長、連協事務局(君津地域振興事務所地域振興課)の鶴岡健企画係長、杉谷今日子同副主査などが来庁。
加藤会長から岡根茂富津市教育長に手渡された。
席上、加藤会長は「長引くコロナ禍でなかなか思うような活動はできなかったが、昨年度は4市の小学生に~コロナを吹き飛ばそう~を合言葉に様々な思いを込めて折り紙で千羽鶴を折ってもらったが沢山の協力があり、その数は万羽鶴になった。
4市を巡回して展示し、マスコミにも大きく取り上げてもらった。
今年はそのお礼を兼ねて、みんなで使ってもらえるもの、相談員の活動テーマでもある~輝く未来につなぐ~という意味を込め、バトンを贈らせてもらうことにした。
我々青少年相談員は、小学生の皆さんが様々なことに挑戦して、逞しく元気にそだってほしいと願っています。
みなさんの輝く未来に期待を込めてリレー用バトンを寄贈します」などと挨拶。
これに応え、お金教育長は「みなさんのお気持ち、メッセージは各市の教育委員会を通じて各校・児童にしっかり伝えます。有効活用させていただきます」などと深く感謝した。
今回各校に寄贈されたバトン6本のうち3本には~かがやく未来へつなげ!寄贈第20期君津地区青少年相談員連絡協議会~というメッセージがプリントされている。
青少年相談員とは、県知事及び市町町長形委託を受け、4市合同で、或いは各地域において青少年の健全育成活動を展開している。
君津地区では現在4市合計346人の相談員が活動している。
主なものでは
▽各種のスポーツやキャンプ等の野外活動・文化活動を通しての体験学習
▽青少年健全育成の普及啓発
▽青少年に好ましくない有害環境の浄化活動、非行防止パトロール
▽青少年に関する相談及び助言・指導
▽各種青少年団体等との連携・協力など。
事務局は君津地域振興事務所地域振興課TEL0438-23-1111。
千代嵐勝越し
大相撲春場所千秋楽
2年ぶりに大阪(エディオンアリーナ大阪)で行われた大相撲春場所は27日が千秋楽だった。
新関脇の若隆景(わかたかかげ、福島県出身、荒汐部屋)が12勝3敗で初優勝。
新関脇の優勝は双葉山以来で86年ぶりの快挙。
強度力士の幕下・千代嵐(木更津市出身、九重部屋)は4翔3敗で勝ち越し。
序2段・雅(二子山部屋)は3勝4敗で負け越した。
夏場所は5月8日から東京・両国国技館で。
4市計26人が感染
県28日発表コロナ 県内は1860人
県によると、君津地域で28日、新型コロナウイルスの新規感染者が袖ケ浦市で10人、富津市で6人、木更津市と君津市で各5人、4市合わせて26人確認された。
1週間前の21日(木・12人、君・4人、富・3人、袖・2人、地域総数・21人)と比べると、木更津市で7人、地域総数で5人減少、君津市で1人、富津市で3人、袖ケ浦市で8人増加した。
木更津市は今月最少。
同日現在における4市の累計感染者数は、木更津市が6915人、君津市3130人、富津市1502人、袖ケ浦市2689人に増えた。
県内では同日、1860人の感染と4人の死亡が新たに判明。
感染者数は1週間前井野21日(1754人)より約100人増加。
高齢者施設や病院、高校などで新規クラスター(感染者集団)が判明した。
小中高の校長等の異動
県教育委員会4月1日 君津地域4市関係
県教育委員会は25日、4月1日付(退職者は3月31日付)の教職員人事異動を発表した。
異動総数は千葉市教育委員会分を含む10509人(前年度比590人減)、新規採用は1697人(同24人減)、退職者は1887人(同134人減)。
定年退職者や配置換えが減ったことにより、移動の全体規模も少なくなった。
学校管理職(校長、副校長、教頭)のうち、女性は587人(全体の21.6%)で、人数・割合とも14年連続で過去最多を更新した。
また、令和4年度から定年退職した校長の再任用制度を導入、既に導入済みの千葉市教委と合わせて42人が再任用された。
南房総教育事務所管内における君津地域4市の異動は次の通り。(敬称略)