至徳堂の歴史を後世に 他【新千葉新聞】
- 2022/1/28
- ニュース
新千葉新聞2022年1月28日発行
至徳堂の歴史を後世に
「至徳堂を知る会」が資料等贈呈式
岩根公民館で 紙芝居を制作し実演
江戸時代後期に木更津市高柳に開学した郷学「至徳堂」(しとくどう)の歴史を子どもたちに伝えようと、君津地域の郷土史愛好家でつくる「至徳堂を知る会」(会長・鳥海善治、会員12人)が紙芝居『至徳堂』を作り、26日に、木更津市立岩根公民館(館長・相場明彦)に贈呈した。
贈呈前には女性会員により紙芝居を実演し、紙芝居と共に同会の広報活動資料も手渡した。
紙芝居は、文・至徳堂を知る会、絵・北原きりん‐による11枚からなり、水産が出カラフルに描かれている。
木更津市高柳の銚子塚古墳に立っていた江戸時代後期の教育機関である「至徳堂」は詩家の正木幽谷(1761~1846)によって名付けられたが、紙芝居では、正木幽谷が、古墳の前で遊んでいた男の子の前に現れ、「むかしはここに寺子屋のようなものがあった」と語る。
江戸時代の読み書きを習う子どもたちが領主に「学校を建ててほしい」とお願いの手紙を送ったことが実って「至徳堂」が完成したという、いきさつが物語になっている。
今後は同公民館を通じ、小学校や幼稚園などで紹介される。
「至徳堂を知る会」は、至徳堂をの隠れた歴史を掘り起こすため、2004年11月に結成された岩根公民館サークル。
以来、至徳堂をに関する資料の発掘・調査と史料の解読作業を続けてきた。
平成30年度~令和3年度の3か年木更津市協働まちづくり活動支援事業を受託し、広報活動や史跡の整備に努めてきた。
3か年の集大成として、文化都市木更津市に誇りが持てるような広報活動に寄与する奥の史料を作成してきた。
その中の一つがこの子ども向けの紙芝居。
また、会員らが手分けして随筆した手作りの啓蒙的歴史書『至徳堂物語』(やまがら企画、B5判、110ページ、木更津市)定価1800円(送料、税込み)を公刊している。
同会は、生涯学習推進・発展に寄与したとして2021年11月の木更津市生涯学習功労者(団体)表彰式で渡辺芳邦市長から感謝状を授与されている。
「至徳堂」は1817年(文化14年)に高柳村に地域の名望家たちが近隣子弟のため自力で開設した郷学。
明治時代に活躍した房総の俊英を多数育てた。
初代千葉健県議会議長で後に衆議院議員の重城保もその一人。
怪異の吉川敏孝氏は「至徳堂が何層の学問・文化に果たした役割は小さくない。この偉大な遺産を子どもたちに伝えていきたい」と語った。
地元は計136人感染
26日県発表コロナ 県内は2621人
県によると、依光地域では26日、新型コロナウイルスの新規感染者が木更津市で57人、君津市で37人、袖ケ浦市で31人、富津市で11人の計136人確認された。
君津市は過去2番目、木更津市と袖ケ浦市は過去3番目、地域総数は今月21日と並ぶ過去2番目の多さ。
4市合わせた1日の感染者数が100人を超すのは4日連続となる。
26日現在の累計感染者数は木更津市が2309人、君津市は1917人、富津市は531人、添えガウラ氏は960人となった。
県内では4人の死亡と、過去3番目の多さとなる2621人の感染が判明。
2215人だった21日から3251人野25日まで、5日連続で感染者が過去最多を更新していたが、6日ぶりに全日を下回った。
保育施設や学校、高齢者施設等で新規クラスターが9件確認された。
圏央道で車12台が絡む事故
木更津市・内回り
27日午前8時前、木更津市の毛能動内回りで車12台が相次いで衝突する交通事故が発生、少なくとも19人が打撲などの怪我をして家宛を受けているが、そのうち8人が病院に搬送された。
いずれも命に別状はない模様。
当日千葉県内には濃霧注意報がだsれ手織り、警察署では、霧の影響で視界が悪くなる中、服すの車が追突する玉突き事故が起きたとみている。
事故当日の午前中は木更津東インターと市原鶴舞インター間で、内回り・外回りとも通行止めとなった。
現場は片側1車線。
霧がかかって見通しが悪かった。
県技術・家庭科部会長賞
君津地方入賞者続き 小学校優良賞も
令和3年度君津地方小中学校技術・家庭科作品審査会での入賞者続きは次の通り。
社説
新たなブランド品・酒類
千葉県初、木更津市で「オーガニッククラウトビール」が誕生し、11日から市内の観光・入浴施設・飲食店等で販売が開始され、同市の新たなブラン江戸品として話題を集めている。
これは、木更津市中里のコミュニティマ^ケット、(有)ベアーズが製造したもので、自社管理の醸造所『TOKYOベイ麦酒』において、ドイツのオーガニック麦芽やアメリカ産ホップ、国産米麹など地元の生産物を多用した、オーガニック素材比率97%以上の飲みやすい3種類のクラフトビールを開発した。
木更津市では、6年前の平成28年に(有)ベアーズから、地域の特産品を用いたリキュール酒の製造に係る規制の特例措置の相談があったのをきっかけに、翌29年に「構造改革特別法」に基づく、構造改革特区に木更津市から国へ提案し、「木更津市地域特産物リキュール特区」として認定を受けるに至った。
同社ではこの特区を活用して、自社生産した~木更津発のオーガニック梅リキュール『meguri』プレミアム梅酒~を製造。
この梅酒は2019年の「全国梅酒品評会」において銀賞を受賞するとともに、『meguriプレミアム梅酒赤富士』は、2020年の「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」のドリンク部門で、見事グランプリを受賞した。
これらは民間の発想・提案「民間の力」に対し、市や、産業・創業支援エンターなどが樹報収集を行い、全力で応援する「行政の力」との連携で生み出された新たな価値「特産品」である。
これらは誰もが活躍できる持続可能なまちの創造の好例。
アメリカの映画製作者のウォルト・ディズニーは、~夢を持たなければ、夢を実現することはできない。夢を見ることが出来るならば、それを実現する可能性はすでにある~と説き、富や明聖よりも夢を大切にし、『ディズニーランド』という夢の王国を完成させた。
(有)ベアーズでは~食事で健康になってもらい、お酒のある「楽しい暮らしを実現しよう~と今後も挑戦は続く。