子どもたちの健全な成長へ 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年10月26日発行

子どもたちの健全な成長へ

通学路や安全な環境、学校図書館充実等
木更津市母と女性教職員の会等 市長へのお願いの会

木更津市母と女性教員の会(会長・太田和香織、以下母女の会)では、君津地域4市のきみつ母と女性教職員の会(会長・兼近祐美)とともに、22日、「子どもたちの健全な成長を願って~木更津市長へのお願いの会~」を木更津市役所駅前庁舎で開催した。
同会には兼近・太田和両会会長や教職員代表の小島理子教諭・小笠原春江教諭などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、廣部昌弘教育長、渡邉雅彦市民部長、土屋文孝都市整備部長、秋元淳教育部長、今井克彦参事(学校教育課長)、吉田栄美子教育課長補佐などが出席した。
母女の会は、子どもたちのより良い生活環境の実現を目指し、毎年中学校区毎に、歩いて通学路やその周辺などの環境点検を実施しており、その結果(修理改善、新設等)を「要望書」として市長へ届け、早期の対策・改善を要望しているもので、今年で48年目の活動を積み重ねている。
この日、木更津市母女の会では、今年も木更津市民2830人の署名とともに、要望書を渡辺市長に手渡した。
これを受け渡辺市長。廣部教育長は、「今年6月の八街市での児童の公つ死傷事故を教訓に、通学路・公園・遊び場等の点検を強化した。
要望事項は関係機関と連携を取り、教育環境の充実に引き続き全力で取り組む」などと挨拶、コロナ禍の中の丁寧な現地調査に感謝した。
なお、母女の会による同要望書提出は、木更津市のほか君津市・富津市・袖ケ浦市でも実施されている。
木更津市への要望は次の通り。
①通学路の安全確保と整備
▽信号機の設置・変更9件
▽横断歩道の設置・変更6件
▽横断歩道白線の引き直し14件
▽苦痛標識・看板の設置15件
▽その他(市内全域に、地域安全のパトロール等の強化、グリーンベルトの設置など)25件
②安全環境の整備
▽危険個所のあんぜんかくほ、講演・遊び場の管理・拡充
▽警察棟による継続的なパトロールへの働きかけ
③学校図書館の充実、並びに子どもたちの読書環境の整備
▽学校図書館に司書の配置、読書相談員の配置時間の拡充
▽学校図書館設備の整備・充実
④その他
▽学校給食100%実施実現に感謝
▽老朽化している学校設備・遊具等の点検・改修を。

日本と台湾の交流を深めて

渡辺芳邦木更津市長もテープカット
三井アウトレットパーク「台湾祭」賑わう

台湾のグルメとしょっぷんぐが同時に楽しめるイベント「台湾祭in千葉KISARAZU」が今月23日(土)~11月7日(日)までの16日間、三井アウトレットパーク木更津の屋外特設会場(P3駐車場)で開催されている。
台湾祭実行委員会主催、木更津市後援。
同まつりは、日本と台湾の交流をテーマに2017年(平成29年)から東京タワーや横浜市などで開催され好評を博し、今回で10回目、千葉県内では初開催。
カラフルなランタンで装飾された会場内では台湾各地を代表する夜市屋台10店舗の人気グルメなど38品目が食べられるほか、物販やゲームコーナーもある。
入場口の近くには対中のじふぉう生徒が描いた美しい28個のランタンが来場者を歓迎している。
初日は午前11時開場。
2時間前から並んだ柏市からのカップルを先頭に長蛇の列ができた。
会場内では台北駐在経済文化代表処・謝長延(シャチョウテイ)駐日代表、張淑玲(チョウスーリン)横浜分処処長、渡辺芳邦木更津市長、大林修二密不動産商業マネジメント(株)代表取締役社長など来賓10人がテープカットを行い、開会を祝した。
謝長延駐日代表や張淑横浜分書処長などは、日本と台湾の交流の歴史に触れながら、今年6月の日本からのコロナワクチン124万回分の寄贈に深く感謝し、来場者には「期間中何度も来ていただき、台湾グルメを食べ尽くしてください。コロナが収まったら台湾にもお出かけください」などと歓迎のあいさつを行った。
渡辺市長はコロナワクチンの返礼として台湾から送られたマスク124万枚のうち、台湾・苗栗(ミャオリー)市と友好協定を締結している木更津市に16000枚っが分配されたことを報告し、「有効活用させていただいています。これからも日本と台湾、木更津市と苗栗市が、観光・文化・教育など様々な分野で益々友好を深め、ともに発展していきたい」などと期待を込め祭り開催を祝った。
同会場では、コロナ感染防止対策の徹底を期し、アプリなどを活用した個人名と連絡先の登録なども実施している。
今後の感染状況で日程変更、入場規制なども行う場合もある。
同会場は雨天でも開催されている(時間などは公式HPで確認)。
入場料は大人300円、小中学生100円、未就学児無料。
多くの来場を歓迎している。

遺伝的多様性を評価

DNA研究所等 ヤハズエンドウのゲノム

公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)は20日、東京大学、国立遺伝学研究所と共同で、全国12地点から採取した1243個体のヤハズエンドウ(別名・カラスエンドウ)のゲノムを比較し、その遺伝的多様性を評価したと発表した。
農作物を育てるには、雑草を排除し病害や虫害を農薬などで防がなくてはならない。
農作物が雑草より弱いのは、栽培化の過程で遺伝的多様性を失ったことが田院のひとつと考えられる。
ヤハズエンドウは、かつて農作物として栽培化された雑草で、その程度の多様性があれば野生で生き延びられるのかを知る手掛かりとして注目される。
ゲノム全体にわたって遺伝的多様性がみられた中で、開花時期に関する遺伝子セットは多様性は縮小していた。
この結果は、一部の遺伝子セットで多様性がなくてもゲノム全体で遺伝的多様性はあれば雑草のたくましさは保たれることを示している。
今回の結果は、農作物として重要な形質に関わる遺伝子以外のゲノム領域に、野生の原種が持つ多様性を導入することで、除草・防虫・消毒といった農作業コストや環境への負荷を低減させた農業が実現できることを期待させるもの。
研究成果は国際学術雑誌『Planrt Direct』において、今月7日にオンラインで公開された。

木更津総合は帝京第三と

関東地区高校野球 拓大紅陵は山梨学院

茨城県で今月30日(土)に開幕する「第74回秋季関東地区高校野球大会」(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)の組み合わせが23日に発表された。
秋季千葉県大会で優勝した木更津総合(監督・五島卓道、千葉1位)は帝京第三(山梨2位)と、同準優勝の拓大紅陵(監督・和田孝志、千葉2位)は山梨学院(山梨1位)と、それぞれ1回戦で対戦する。
木更津総合は2年連続9回目、拓大紅陵は2年ぶり11回目の出場。
拓大紅陵は30日にノーブルホームスタジアム水戸で行われる第1試合(午前10時30分開始予定)で、木更津総合は31日にJ・COMスタジアム土浦で行われる第1試合(同)で初戦を戦う。
同大会には、千葉、神奈川、埼玉、栃木、群馬、山梨の各県大会上位2校と、開催県の茨城から上位3校の計15校が参加。
決勝は11月7日(日)の予定。
新型コロナウイルス対策のため、入場は上限5000人とする。
大会の成績は来春のセンバツ大会出場選考の重要な資料となる。

君津4市はゼロ感染続く

23日、24日コロナ 県内も13人、5人と最小

県によると、23日(土)と24日(日)、君津地域4市で新型コロナウイルスの新規感染者は確認されなかった。
23日時点で、君津市は4日から18日連続、袖ケ浦市は8日から14日連続、木更津市は9日から13日連続、富津市は21日から3日連続で出ていない。
地域全体でも21日から3日連続となる。
※集計は4市発表のない日曜日を除く。
24日現在の各氏の感染者累計は、何れも20日から変わらず、木更津市が1697人、君津市772人、富津市383人、袖ケ浦市634人。
千葉県内では23日、13人の感染が判明。
翌24日の感染者は2人で、1日の感染者数としては今年最少。
5人を下回るのは、昨年6月29日(4人)以来、約1年4か月ぶり。
両日とも死者の発表はなかった。
県内における24日現在の感染者累計は100256人、死亡者は1022人。

今年のテーマは「お菓子」

東京ドイツ村 29日~イルミネーション

今年で16回目を迎える、東京ドイツ村ウインターイルミネーション。
今月29日(金)よりスタートする。
機関は来年3月21日(月)まで。
点灯時間は日没後~午後8時まで(最終入園、午後7時30分)。
イルミネーションの球数は300万球。
今年のテーマは『かかしな!?お菓子なイルミネーション~make your smile~。
おとなもこどもも大好きな「お菓子」をテーマの意今年も笑顔を届ける。
巨大なお菓子のアーチをくぐって、夢のようなお菓子の国の探検に出発!
イルミネーション点灯後、15分おきに流れる「光と音のショー」では、曲に合わせて甘い香りのシャボン玉が舞い、ハッピーなひとときを演出する。
今年のテーマ「お菓子」にちなみ、2つの香りが混ざり合うことで、”あるスイーツの香り”になる。
東京ドイツ村初の演出という。
見晴らし台から見える「光の地上絵」はチョコっとおかしな「お菓子の国」を表現。
観覧車からの「3Dイルミネーション」には、ランタンの大きな海賊船!イルミネーションとコラボレーションし、宝の地図を表現する。
料金はイルミネーション特別料金、車1台(最大乗車人数まで)3000円。
車以外での来園者は1人(4歳以上)500円。
初日の29日(金)には、袖ケ浦市長等も出席して午後4時50分からマルクトップラッツ中庭「おかの上ステージ」で『点灯式』(点灯は午後5時)。
同市のマスコットキャラクター・ガウラや、ドイツ村のキャラクター・ホーリー&アンジーのほか、MCは近土祐さん、午後4時20分からは巨人のBIGROOTSも登場する。
問い合わせは同市永吉419、同村TEL0438-60-5511。

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