正しい知己を身に付ける 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2021年10月24日発行

正しい知己を身に付ける

「いのち・こころ・からだ」を考える
木更津第一中 助産師が性教育講演

木更津市立第一中学校(校長・西克夫)では、21日(木)、「大切にしたい しのち・こころ・からだ」というタイトルで、1年生を対象に性教育の講演を行った。
講師に、ファミール産院きみつの助産師である尾形麻美さんを招き、「2次性徴」「受精・妊娠・出産」「命の使い方」の3つを柱にした講話があった。
思春期を迎えている中学1年生にとって、少なからず誰もが抱えている悩みでありながらも、なかなか人に聞きにくい内容であったが、丁寧にわかりやすく説明を受け、正しい知識を身に付ける機会となった。
講演を終えて生徒からは、「私の将来の夢は看護師なのですが、今日の話を聞いて助産師さんの仕事もやってみたいと思いました。赤ちゃんの産声をきくと、講師の先生は『泣ける』と言うのを聞いて、私も少し共感しました。今日学んだことを忘れないで、毎日を過ごしたいです」、「最近、今までより親の言うことにイライラしてしまったり、なんとなくムカムカしたりしてしまうことが多かったのですが、思春期による心の変化が関係していたことを知って安心しました。それでも『思春期だしいいや』という考えではなく、この「ような心の変化と上手に付き合っていくためにはどうしたらよいか?という考えを持って生活していこうと思います」、「私は、講話を聴く前まで受精などのことを知らなかったし、知ろうも思わなかったので、この講話を通して、自分が生きていく中で、知っておいたほうがいいということに気づかされました。また、赤ちゃんの産声をあまり聞くことがないのですが、頑張って生まれてきた赤ちゃんの声ってすごく感動するなと思いました」等の感想が聞かれた。

英霊に追悼の誠と敬意

2か所の忠霊塔に1782柱
木更津市中央公民館 厳かに戦没者追悼式

木更津市の「令和3年度戦没者追悼式・献花式~平和を祈念して~」が22日(金)午前10時から、中央公民館第2会議室で厳かに執り行われた。
過ぎし日の対戦で祖国の安寧と家族の幸福を願いつつ、遠くの異郷で戦禍に散った英霊は全国で310万柱、千葉県下では5万3千柱、木更津市では1782柱。
このうち1537柱は太田山忠霊塔、245柱は旧富来田町忠霊塔に祀られており、遺族や地域住民を見守っている。
一昨年来の新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に昨年度は中止としたが、今年度は規模を最大限に縮小して実施。
渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、鈴木賀津也福祉部長、来賓として重城正義市議会議長、草刈慎祐副議長、地曳弘行木更津市遺族会会長(会員433人)など関係者15人ほどが参列した。
拝礼、国歌斉唱(演奏のみ)、黙祷に続き式辞で、渡辺市長は戦後76年の時の経過に思いを馳せ、「現在の平和と繁栄が戦没者の尊い犠牲の上に築かれたことは片時も忘れたことはない。戦中・戦後の長い歳月、様々な困難を乗り越えて来たご遺族のご苦労に対し、追悼の誠と敬意を表します。御霊の遺志を受け継ぎ、戦争の記憶を風化させることなく、戦争の愚かさを次世代に語り継ぎ、真の平和と豊かさを堅持して木更津市のあら鳴る発展に誠心誠意尽くします」と決意を述べた。
重城議長は、灼熱の地、極寒の地、或いは大海で散華した英霊に対し恒久平和を近い、「長引くコロナ禍で多くの課題に直面しているが、我々はこの困難を乗り越え、誰もがより住みよい、心豊かな社会づくりに努めます」と誓い、遺族の安寧と多幸を願った。
式典終了後、一般市民の献花が行われ、祭壇を飾った供花は太田山忠霊塔や旧富来田町忠霊塔に献花された。

木更津駅前に花苗を植栽

木更津法人会木更津地区 来訪者を美しく出迎え

公益社団法人木更津法人会の木更津地区(地区長・鶴岡大治)では23日(土)午前8時30分から、JR木更津駅西口前の「ロータリー花壇」で花植えを行た。
1週間目の16日(土)に担当登板の同法人会木更津中央支部により事前耕起作業が行われており、当日は木更津地区会員など15人が参加して冬から春まで長く咲くパンジー(すみれ)の一種「ビオラ」の花苗を植えた。
長狭15メートルの変形花壇に、黄色、紫、ピンク、白、青色など色別に彩りよく帯状に植え、1時間30分ほどで美しい花壇が出来上がった。
同課段は数年前までは、ボランティア団体・かずさふるさと塾と県立上総高校の園芸科等が管理していたが、現在同花壇には「きれいなまちづくり」を掲げて、かずさふるさときゅく、(公社)木更津法人会、木更津駅前広場管理協議会の3団体の看板が立てられている。

君津4市は感染ゼロ続く

22日県発表コロナ 県内5人は今年最少

顕如ると、22日、君津地域4市で新型コロナウイルスの感染者は確認されなかった。
新規感染者がゼロとなるのは、君津市は4日から17日連続、袖ケ浦市は8日から13日連続、木更津市は9日から12日連続、富津市は21日から2日連続となる。
※集計は4市発表のない日曜日を除く。
同日現在の感染者累計は、各市とも20日から変わらず、木更津市1697人、君津市772人、富津市385人、袖ケ浦市634人。
千葉県内では1人の死亡と、5人の感染が判明した。
1日の感染者数としては今年最少。
同日現在の感染者累計は100241人、死亡者は1022人となっている。

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