真夏の夜空に豪華な花火 他【新千葉新聞】

新千葉新聞2024年8月17日発行

真夏の夜空に豪華な花火

盛大に木更津港まつり、大勢の人々堪能
第50回やっさつさい踊り 大賞は自衛隊に

木更津港の先覚者の霊を慰め、ふるさと木更津の発展を期す、「第77回木更津港まつり」が14日と15日、盛大に開かれた。
今年で50回を数える「やっさいもっさい踊り大会」開催の14日は、暑さにも負けず、数万人の人々が繰り出し、木更津の踊りを楽しんだ。
また翌15日の「花火大会」は、約25万人を超える大勢の観客が訪れ豪華な花火を堪能した。
市民スポンサーの心意気や共栄運輸(株)・共栄海運(株)の提供による豪快二尺玉(直径450メートル、最高点が675メートルとなり、東京スカイツリーを超える高さ)5連発や、関東一超々特大スターマインなど、前回に劣らぬ13,000発の花火が打ち上げられ、ナイアガラの滝付尺玉・大玉や水中花火など夜空と内湾港の海面を華やかに彩る花火を満喫した。
日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区の花火ミュージックLIVE尺玉連発超特人超ウルトラファイヤーイリュージョンスターマイン等も大きな歓声をあびていた。
「やっさいもっさい踊り大会」は、木更津駅西口(ロータリー)からエルシオン交差点手前までの富士見通り約700メートルを、前回より多い69連、3561人がサンバ調の怪快なリズムに乗って、それぞれ凝った衣装で「おおそうだよ」の意味の「オサ、オサ、オッサ」の掛け声も威勢良く、然く踊りを縵り広げた。
昭和49年に、かずさ青年会議所によりこの踊りが誕生。
新日鐡が進出してきて木更津周辺の人口が飛躍的に増えた時代に、新旧住民が一緒になって触れ合える場所をつくろうとスタートした。
「やっさいもっさいは民謡「木更津甚句」のはやし言葉で、船着き場の「矢崎」「森崎」がなまったとされる。
総合司会をしたのは同市桜井出身のシンガーソングライター、イシソタケイタさん(6年連続)と、JCOM千葉「LIVE」ニュースMCの嘉屋崎道子さん(7年連続)。
前回の優游旗と準優勝力ップの返還後、高松利明実行委員長と名誉会長の渡辺芳邦市長が、準備や警備など関係者の尽力・協力に感謝したうえで「みんなお隣どおし。心一つに踊り、盛り上げていきたい」と主催者挨拶。
山口貴成やっさいもっさい部長(かずさ青年会議所)の合図でスタート。
各連の整然とした踊りや全体の美しさを競う「やっさいもっさい踊り大会コンテスト」では休憩を挟み20分ずつ4回、基本の踊りを繰り広げ、3回目までを審査した。
審査員は山口貴成、秀和延若、鶴岡英樹、伊藤勤治、鈴木清、杉本竜也、高松武博、佐久間利之の8氏。
審査の結果、1位のやっさいもっさい大賞には、青い法被でまとまりよく揃って踊った「自術隊」(62人)が選ばれた今回も踊りの終了後(午後8時)、表彰式の前にクリーンタイムを実施した。
講評では山口審査委員長が「どの連も活気があふれ郷士愛が感じられる感動した踊りだった」と締めくくった。
大賞チーム(8チーム)は次の通り。
▽1位(やっさいもっさい大賞)=「自衛隊」(62人)優勝旗、優勝楯、賞状。
▽2位(やっさいもっさい賞)=「The Beast」(70人)凖優勝力ップ、準優勝楯、賞状。
▽3位(やっさいもっさい賞)=「泉水きもの教室&拓大紅陵」(86人)楯と賞状。
《特別賞》
▽チームワーク賞=「岩根西地区まちづくり協議会」(37人)同。
▽粋でいなせな賞=「鬼嫁連合」(35人)同。
▽ファミリー賞=「請西南5丁目自治会」(33人)同。
▽地城連賞=「稲荷町」(81人)同。
▽第50回大会特別賞=ふさのくに舞華恋(85人)同。
▽市長特別賞=「ゆりかもめ連」(191人)同。

木更津港の先覚者慰霊

鳥居崎公園の頌徳碑前で宮司や関係者
航行の安全を祈願 「修祓式」を挙行

今回14、15日に開催の「第77回木更津港まつり」に伴い、港まつりの目的の一つである木更津港開発に力を尽くされた先覚者の霊を慰める「修祓式(しゅぱつしき)」が14日(水)午前10時から、鳥居崎海浜公園(木更津港脇)で挙行された。
当日は鳥居崎公園の頌徳碑(しょうとくひ)前(富士見3-7)に関係者約100人が出席して、「修祓式」が行われ、八剱八幡神社の八剱隆宮司が神事を執り行った。
八剱寓司は祝詞奏上(のりとそうじょう)で、木更津が港のまちとして栄えてきた経緯や、港まつりを称えるとともに、「今年は、関係老が御前に集い、修祓の神業を使い、世の中が平穏で、安らかになってほしいと頤う。今も、行く先も守りたまえ、賑わいのあるまち、うるわしき木更津を」などと祈念した。
続いて、高松利明港まつり実行委員会実行委員長(木更津港湾愛護協会長、日本製鉄(株)東日木製鉄所副所長、君津地区)が祭文(さいもん)を奏上。
木更津港の航行の安全を祈願すると共に、重要港湾として大きく発展する基礎を築き、経済の発展や市民生活の向上に尽力した先覚者に懸謝の誠を振け、御霊(みたま)の安らかなることを祈った。
神官による四方祓いの儀の後、八剱宮司に続き、高松火行委員長や渡辺芳邦港まつり名誉会長(市長)、顧問の高橋浩・森岳両県議、君津市長代理の竹内一視経済環境部長、高橋恭市富津市長、粕谷智浩袖ケ浦市長、鶴岡大治木更津市議会議長、池田庸実行委員会代表(会議所会頭)、野口義信実行委副委員長、松田紀道木吏津港運協会長が、雅楽の音楽が流される中、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行い、木更津港の開発に尽力した先覚者に慰霊の祈りを捧げた。
このほか、田中幸子副委員長(副市長)、実行委員会役員、市議、市観光振興課職員などが出席した。

2週連続減少

直近1週間コロナ

県は14日、県内の定点医療機関(172施設)から直近1週間(5~11日)に報告された新型コロナウイルスの感染者数を発表した。
県全体の感染者報告数は、前週の2744人より708人少ない2036人。
一医療機関あたりの平均患者報告数は11.84人で、前週の13.65人から1.81人減少した。
減少は2週連続。
年代別で最も多かったのは10歳未満で302人。
全16保健所別の最多は夷隅で23.25人。君津保健所管内は前週の22.46人より6.79人減の15.67人で2週ぶりに減少した。

地蔵尊影奉流会と放生会

木更津市矢那・吉祥菴 有無両縁石仏供養も

自分を取り巻くすべてのものに報恩感謝、宗教法人・福田海吉祥菴(足立宗褝、木吏津市矢那3745-14)による「第27回東京湾地蔵尊影奉流会及び放生会」と「第44回有無両縁石仏供養」が、今月24日(土)と同25日(土)に行われる。
協賛は(株)陵石匠。
1年間、一枚一枚心を込め、祈りを込めて造佛した地蔵尊を海に流すことで、水の恩、あらゆる水族、海で亡くなった英霊、水難者、先祖の供養、水子の供養を行う。
また、食の犠牲をウナギに変えて東京湾に敖流し、今生きている事の諸々の恩恵に深く感謝を表し、本部での「鼻ぐり供養」に代えて[放生会]も実施する。
同行事には毎年、全国から多くの人が参加されている。
24日(土)には午後零時30分に八剱八幡神社(木更津市富士見)に集合、地蔵流し安全祈願及び開眼、午後2時から地蔵流し、放生会。
午後4時に下船し、鹿野山へ移動。
無縁石仏供養、千灯供養、吉祥菴お火参拝を行い、午後六時に解散。
25日(日)は午前9時に円蔵寺(君津市豊田282)に集合し、亀山福田塔の祭壇にて最灯護摩他が奉納される。
午後1時解散。
誰でも参加できる。
問い合わせは福田海吉祥菴(℡0438-52-2241)へ。

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