これからの移住スタイル『DIY移住』この手から生まれ出る全てが愛おしくかけがえのないモノ
- 2021/8/23
- 移住者インタビュー
情報量が多すぎる都会を離れ自分にはもっと大事にすべきことがあるのだ、と初めてわかりました。
「景色を守る責任」を次世代に繋ぐ私たちらしい時間を紡ぎます。
10年前、まだ小さかった子供たちが残したごはんを見て、「もったいない」を伝えたいと考えたYさん。
食物の大切さを教えるには作るところから見せなければと一念発起、米作りができる場所を探していた時に、売りに出ていた木更津の古い家を見つけた。
片付けるまでに半年以上かかり、都内から転居してきたあともDIYで少しずつ手直し。
地元の観光農園から分けてもらった廃材、近くの大型ホームセンターで揃えた資材、工具などを使ってコツコツ作業を進めていくうちに、いつしかそれも2人の楽しみのひとつとなった。
都内に週1~2回通勤しながらも、ITを活用した水管理などで無農薬米を作り仕事仲間も米作りに協力し、おいしいお米を食べられるのを楽しみに通って来ている。
昨年ドライブスルー方式のおむすび店も開業、その味とYさんご夫妻の思いは地元民の食卓にまで届き始めている。