県全域に緊急事態宣言 他【新千葉新聞】
- 2021/8/1
- ニュース
新千葉新聞2021年8月1日発行
県全域に緊急事態宣言
飲食店での種類提供の全面停止など
政府が千葉県など4府県 あすから31日まで
政府は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開き、感染が急増している千葉県・埼玉県・神奈川県・大阪府の4府県への「緊急事態宣言」発令を決定した。
同宣言の機関は、明日8月2日~同31日まで。
これを受け千葉県(知事・熊谷俊人)は同日、同対策本部会議を開き、今回で3回目となる緊急事態宣言発令に伴う措置内容を決定した。
県内全域を対象とするもので、主なものでは、飲食店の種類提供の全面停止とカラオケ店の休業を要請。
飲食店や床面積が1000平方メートル超の大型商業施設なども営業時間は午後8時までとして、県民にも午後8時以降の外出自粛も呼び掛ける。
学校施設(体育館)の開放も中止や午後8時までとなる。
飲食店には午後8時~午前5時は営業しないように求める。
30日には県内の新規感染者が過去最多の753人となった。
最多だった7月28日の577人を大きく上回った。
地元君津地域4市でも、木更津市が新規感染者24人で合計826人、君津市4人増の330人、富津市4人増の153人、袖ケ浦素2人増で321人となっている。
熊谷知事は、「飲食店の協力なくしてこの事態の改善は不可能、医療機関も逼迫している。感染を防ぐためには一人一人の感染防止行動が大事」などと理解と協力を強く求めている。
館山と鴨川市の海水浴場閉鎖へ
安房地域は2日から
館山市と鴨川市は30日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う千葉県への3度目の緊急事態宣言の発令が決まったことを受け、2年ぶりに開設していた海水浴場を、宣言が発令される8月2日(月)から閉鎖することを決定した。
安房地域の海水浴場は両市と南房総市、鋸南町の3市1町が開設を予定していたが、南房総市と鋸南町は東京都の緊急事態宣言を受けて閉鎖を決定。
館山市と鴨川市が7月22日から8月22日までの予定で、それぞれ市内4か所の海水浴場を開設していた。
両市は,
海水浴場に隣接する市管理の駐車場も閉鎖する。
自然の中、手作りの遊び
八幡台こども会育成会 子ども達が楽しむ
~コロナ禍による制限下でも、子ども達に笑顔を届けたい!~と、木更津市八幡台こども会育成会(会長・小崎里香)による『夏のお楽しみ会』がこのほど市内上烏田の休耕田で開かれた。
これは、子ども達自身が出来ることを考え、知恵を出し合って計画したみんなで楽しめるお楽しみ会。
子ども達からは、「約504メートルのジップライン」、車の轍(わだち)を使った「約20メートルのウォータースライダー」「水鉄砲大会」などのアイデアが出され、実施された。
これらのアイデア・企画の実現に向けて、地域の大人たち、子ども会育成会メンバーなど多くの人々が協力して、子ども達は、木更津野豊かな自然の中で、手づくりの遊びを堪能した。
コロナだからと諦めるのではなく、知恵を出し合い、思いを実現する「夏のお楽しみ会」の様子は、小さな子どもたちの芽にはどのように映るのか、子どもたちの心の景色はどのように変化していくのか、そしてどのような未来を描いていけるのか、見守る大人たちも、期待を寄せている。
今後とも、子ども会活動を充実させていくことで、子どもの笑顔、健全育成のきっかけづくりになれば・・・と育成会メンバーの一人は話していた。
どう育成課ではこの後、8月7日(土)午後7時から、まりづくりky討議会・青少年相談員・補導員・子ども会など共催による、四季の杜・屋外巨大スクリーンで映画を観る「星空シアター」を実施する。
8月28日(土)には、八幡台中央公園で花火や肝試しなどの「夏のお楽しみ会その2」を開催する予定。
宣言で延期に
人参湯 壁画PJ
7月331日(土)~8月22日(日)まで、木更津市中央3-4-39の元先頭「人参湯」を会場に企画されていた『ジンジン輸 壁画プロジェクト」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的にした緊急事態宣言発令で急遽延期となった。
主催者は、「安全委開催出来る方法を模索しています。再開が決まり次第、SNS等で告知します」としている。
ツツジの全ゲノム解読
かずさDNA研究所等 新品種の研究に利用
公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)と国立大学法人島根大学は、7月28日、共同で日本減算の野生ツツジである、キスツツジ(Rhododendrom ripense Makino)と、キヨスミミツバツツジ(R kiyosumense Makino)の全ゲノムを解読した-と発表した。
ツツジは4月5月の街を紫、白、ピンクに彩る、春を代表する花木のひとつで、古くから日本人に親しまれてきた日本原産の園芸植物。
ツツジ科属(Rhododendron)の植物は、日本に約50種が自生し、江戸時代より野生種を利用して品種改良が重ねられ多様な品種が作り出されてきた。
(例えば、鹿児島県霧島山をルーツとする江戸キリシマ品種群、野生のサツキからサツキ品種群など)
野生種の遺伝子情報を知ることで、花色や花型の変異の原因遺伝子だ解析され、さらに新しい品種をつくる研究に利用される。
また、国内外に普及した多様な品種の類縁関係が明らかになり、古い文献情報と併せて園芸の歴史が解明できる。
研究成果は、9月11~12日に開催される園芸学会令和3年度秋季大会で口頭発表するとともに、国際学術雑誌DNA Researchにおいて、7月20日(火)にオンライン公開された。
ちなみに、市の花がツツジなのは、君津市(ミツバツツジ)と富津市、市の花がサツキ(ツツジ属)なのは、木更津市となっており、千葉県は、公共緑化樹等を含む樹木の生産に関して、全国で第1位(農林水産省・平成30年花木等生産状況調査)、ツツジの生産が全国第4位(堂)を誇る。
写真のキヨスミミツバツツジは、南房総の丘陵地帯にある清澄山(きよすみやま)に自生し枝先に3枚の葉がつくことからこの名がついた。
かずさDNA研究所のあるかずさアカデミアパークのシンボルマークに採用されており研究所の正面玄関前にも植栽されている。
簡易資金繰りの表の作成
木更津商工会議所中小企業相談所 セミナーに参加を
~どんぶり勘定からの脱却~
木更津商工会議所中小企業相談所等は、中・小規模事業者を対象にした、お金の流れが良く見える「簡易資金繰り表作成セミナー」を、9月15日(水)午後2時から4時まで、木更津商工会議所で開く。
現在、参加者募集中。
講師は千葉県よろず支援拠点コーディネーターで中小企業診断士の丸山英人氏。
受講料無料。
定員20人。
定員になり次第受付を終了する。
持ち物はパソコン(エクセルがインストールされていること)、電卓、筆記用具。
参加申込書に必要事項を記入しファックスで申し込む。
申込み及び問い合わせ先は同相談所(TEL0438-37-8700、FAX同37-8705)。
木24人等4市で34人
30日県発表コロナ 県内過去最多753人
県によると7月30日、君津地域では4市全てで計34人の新型コロナウイルス感染が確認された。
市別では木更津市24人、君津と富津市が各4人、袖ケ浦市2人。
木更津市は7月28日の21人を上回り過去最多(クラスターは除く)となった。
4市合わせた1日当たりの感染者が30人を超えるのは、7月28日(37人)以来。
年代別で一番多かったのは20代で13人、次が10代と30代で共に6人、40代は4人、50代3人、10歳未満2人。
感染経路では不明が23人で最多、同居家族は1人だった。
新規感染者は次の通り。(判明順)
①職業等②推定感染経路
【木更津市】
▽30代男性①会社員②その他
▽20代男性①会社員②その他
▽20代男性①会社員②その他
▽10歳未満女子①児童・生徒②同居家族
▽30代女性①会社員②不明
▽10代女子①児童・生徒②不明
▽40代女性①会社員②不明
▽30代女性①会社員②不明
▽10代女子①学生②不明
▽40代女性①介護関係者②職場
▽10代男性①会社員②その他
▽40代男性①自営業②その他
▽20代男性①会社員②不明
▽50代女性①介護関係者②不明
▽30代女性①自営業②その他
▽10代女性①アルバイト②不明
▽20代女性①会社員②不明
▽20代男性①保育関係者②不明
▽20代女性①アルバイト②不明
▽20代女性①会社員②不明
▽10代女性①児童・生徒②不明
▽20代男性①会社員②不明
▽20代男性①会社員②職場
▽50代男性①会社員②職場
【君津市】
▽20代男性①会社員②不明
▽20代女性①無職②不明
▽40代男性①無y則②高齢者施設等
▽30代男性①会社員②不明
【富津市】
▽20代男性①会社員②不明
▽50代男性 会社員②不明
▽10歳未満女子①児童・生徒②不明
▽20代男性①会社員②不明
【袖ケ浦市】
▽10代女子①児童・生徒②不明
▽30代女性①無職②不明
同日の地元4市の累計感染者数は木更津市が826人、君津市330人、富津市153人、袖ケ浦市321人。
県内では2人の死亡と、753人の感染が判明。
7月28日の577人を176人上回り過去最多。
累計感染者数は48386人、死亡者は734人。