藤井棋聖が白星飾る 他【新千葉新聞】
- 2021/6/8
- ニュース
新千葉新聞2021年6月8日発行
藤井棋聖が白星飾る
第92期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第一局
龍宮城スパホテル 丸山9段が木更津市長訪問
将棋のタイトル「棋聖」「王位」2冠の最年少保持者、藤井聡太棋聖(18、8段)に、渡辺明9段(37)=3冠「名人」「棋王」「王将」=が挑戦する、産経新聞社・日本将棋連盟主催、ヒューリック特別協賛の「第92期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負」の第1局が6日(日)午前9時から、木更津市北浜の龍牛上スパホテル三日月(代表取締役・小高芳宗)の富士見亭で開催された。
午後6時半、後手の藤井棋聖が90手で勝ち、初の防衛線を白星で飾り、幸先良いスタートを切った。
第2局は6月18日兵庫県洲本市で行われる。
第1局開催に先駆け、前日5日午後3時30分、藤井棋聖と渡辺名人は同ホテル玄関前庭で「平和、安らぎ、知恵、勝利」などの花言葉を持つ『オリーブ」の気を、渡辺芳邦市長などと共に記念植樹し、両棋士は手形の製作も行った。
これより先、午後1時、木更津市名誉市民で棋士・丸山忠久9段(50)が渡辺芳邦市長を表敬訪問、母校の志学館高等部(木更津市真舟)も訪れて指導対局を行った。
木更津市長表敬訪問には、公益社団法人日本将棋連盟常任理事の鈴木大介9段、吉田良子渉外担当マネージャー、小高芳宗龍牛上スパホテル代表取締役などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、佐伯浩一経済部長、鈴木昭宣観光振興課長などが出席して歓迎した。
席上、鈴木理事や小高代表取締がタイトル戦開催までの経緯を紹介し、鈴木常務は「小高氏の熱意で実現することが出来た」と深く感謝。
丸山9段は「子どものころ、現駅前庁舎の商業ビルで開かれた子ども将棋大会に出場したことがプロになるきっかけだった。約50年ぶりにタイトル戦が木更津で開催出来ることは大きな喜び。次は、子ども大会を同ホテルで開催したい。木更津を将棋で盛り上げたい。将棋は自分の考えを、具田的に自分でまとめる力が付けられると思います」などと将棋を学ぶ効果を話し、「ぜひ将棋に親しんでほしい」と子どもたちにエールを送った。
また日本将棋連盟から丸山9段直筆の色紙「大観」や「撥雲(はつうん)」と認めた(したためた)将棋盤、駒などが木更津市に贈られた。
食農教育に関する教材本
JA木更津市 木更津市教委に寄贈
JA木更津市の山口嘉男代表理事組合長はこのほど、木更津市教育委員会(市役所朝日庁舎)に廣部昌弘教育長を訪問して、少額5年生を中心にした高学年用食農教育に関する教材本『農業とわたしたちのくらし」の寄贈を行った。
これはJAバンク食農応援事業の一環で、JA木更津市では2008年から寄贈しており、今年で13年目を迎えた。
今年度は市内の小学校18校に、児童向け教材本1460冊を、教師用の指導書67冊、DVD18枚を贈った。
同贈呈では、JAバンク事業の紹介や農業への関心を高めてもらいたいなどの想いを込めた贈呈式を実施していたが、昨年同様、今年度もコロナ禍であることから中止としている。
トラブル回避の能力を
畑沢中学校 SNSに関する講習会
木更津市立畑沢中学校(校長・上田真里、生徒数348人)では、4日(金)に木更津市教育委員会より剣持清人氏を講師として招き、『SNSに関する講習会」を実施した。
近年、スマートフォンを所持する中学生が多くなってきており、それに伴いSNSに関するトラブルも増えてきている。
そこで、スマートフォンを便利な道具をして使い、トラブルから回避できる能力を身に着けさせる必要があると考え、同講習を企画した。
コロナ禍ということもあり、密を避けるために体育館では3年生が直接講習を受け、1・2粘性はオンラインで各教室で講習を受けた。
講習会の中で、「スマートフォンを使うことは便利だがその裏側には危険が潜んでいること」、「文字では真意は伝わらないこと」、「所属しているグループは決して安全ではないこと」、「画像等は1回送ったら一小ネットの中に残る続けること」等を生徒たちに、わかりやすく丁寧に語りかけた。
講習介護に生徒たちが書いた感想文には、「スマホに操られるのではなく、スマホを上手に使ていきたい」、「送信する前には「読み返して相手の気持ちを考えていきたい」、「自分の気持ちは直接顔を見て伝えるようにしたい」等の前向きなものがたくさん寄せられた。
同集会を企画・運営した生徒会指導主事の山田博之教諭は、「現在はスマホのない生活はあり得ず、トラブルをいかに避けて、上手に使っていくかをこれからも繰り返し指導していきたい」と、今後の指導について熱く語った。
大型ビジョン2基無償提供
木更津駅東口 吉村コンパイン(有)
新型コロナウイルス感染症の1日も早い収束を願い、木更津市文京の吉村コンパイン(有)(代表取締役・吉村和夫)所有の、木更津駅東口に設置されている『大型ビジョン」2基の利用が木更津市に無償提供され、6月4日(金)から放映が始まった。
同ビジョンでは、木更津市からの「新型コロナワクチン接種にかかる情報~「STOP!感染拡大」「感染症対策のおねがい」「新型コロナウイルス感染症に関する情報は《木更津市》で検索」「新型コロナワクチン集団接種のご予約は毎週火曜日開始」などのお知らせが、大型ビジョン2基から1回30秒間、1日約600回放映される。
放映期間は令和3年6月~同年12月末まで。
この間の放映料は132000円相当だが、無償提供されるもので、放映内容は今後順次更新される予定。
同ビジョンは、高速バス乗車場付近でバスを待つ人が見入っている。
木更津市では、「感染対策の啓発やコロナワクチン接種の啓発動画等を発信することが出来、市民の士気の効用にも繋がり、大変ありがたい」を感謝するとともに、多くの人に是非見てほしいと案内している。
4市で新たに計19人感染
5日県発表コロナ 木9人、君7人など
県によると5日(土)、君津地域では、全4市合わせて19人の新型コロナウイルス感染が判明意s田。
このうち10人の感染経路が不明。
市別の内訳は、木更津市が9人、君津市7人、富津市2人、袖ケ浦市1人。
君津市内で発生した2件のクラスターで新たな感染者が確認された。
キャバクラ「Club Ali(クラブアリ)」では従業員1人と千代右脚1人が感染、累計13人に増えた。
また製造業「日神精機」でも従業員3人の感染が分かり、累計で10人となった。
県発表の新規感染者は次の通り。
①職業②推定感染経路③検査確定日
【木更津市】
▽30代女性①会社員②職場③3日
▽10代女性(無症状)①会社員②職場③3日=以上2人、君津市の製造業クラスター
▽20代女性(無症状)①アルバイト②接客飲食店③4日=君津市のキャバクラクラスター
▽20代女性①アルバイト②不明③3日
▽20代女性①アルバイト②職場③3日
▽60代女性①会社員②職場③3日
▽30代女性①会社員②不明③3日
▽30代女性①無職②不明③2日
▽50代男性(無症状)①会社員②職場③3日
【君津市】
▽30代男性①会社員②接待飲食店③3日=君津市のキャバクラクラスター
▽40代男性①会社員②不明③4日
▽50代男性①自営業②不明③4日
▽20代女性①会社員②その他③3日
▽50代女性①自営業②不明③2日
▽40代男性(無症状)①無職②同居家族③2日
▽30代男性(無症状)①アルバイト②不明③2日
【富津市】
▽40代男性①会社員②不明③2日
▽10代男性①会社員②不明③2日
【袖ケ浦市】
▽30代男性①会社員②不明③4日
同日の地元累計感染者数は、木更津市が567人、袖ケ浦市が222人、君津市が210人、富津市が99人に増えた、
県内の新規感染者は137人だった。
6日(日)県内では1人の死亡と76人の感染が新たに判明。
日曜日に感染者数が80人を下回ったのは今年初めて。
同日の県内の累計感染者数は37750人、死亡者数は690人に増えた。
変異株の感染者は新たに26人で、累計1810人に。