みどりの学術賞に田畑氏 他【新千葉新聞】
- 2021/3/16
- ニュース
新千葉新聞2021年3月16日発行
みどりの学術賞に田畑氏
かずさDNA研究所副理事長・所長
植物ゲノムの科学の功績 総理大臣から授与
内閣府では、植物、森林、緑地、造園、自然保護等に関する研究や技術開発など、「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に「みどりの学術賞」を授与している。
第15回目となる今回、地球環境戦略研究機関・理事長の竹内和彦氏と共に、公益財団法人かずさDNA研究所(木更津市)・副理事長兼所長の田畑哲之(たばたさとし)氏(66)の受賞が決定したと12日に発表された。
今年4月23日(金)に開催予定の「みどりの式典」において、内閣総理大臣により「みどりの学術賞」が授与される予定。
功績の概要は、「光合成生物ラン藻のゲノム解読に始まる植物ゲノム科学の推進と持続歴農業生産系への展開」に関する功績。
独立栄養生物で初となるラン藻ゲノムを皮切りに、海外研究機関と連携し、シロイヌナウナ等のモデル植物やトマト等の有用植物のゲノムを多数解読するなど、世界に先駆けた一連の業績が国際的に高く評価された。
統合的植物ゲノム情報データベースの整備等を通じ、植物の生育・生産性とゲノム情報を結び付けた、地球環境の変動化における持続的な農業生産技術の開発等に大きく貢献したことが評価された。
受賞決定を受けて、田畑氏は、「かずさDNA家bb急所で、これまで行ってきた植物ゲノムに対する独自の取り組みを、このような形で評価いただけたことを大変嬉しく思います。開所以来、研究開発wp支援いただいた千葉県民の皆様に心から感謝いたします。今後は、これまで築いてきたゲノムデータの基盤を利用した最先端の作物育種技術の開発や社会への活用を進めてまいります」とコメントした。
授賞式は、みどりの月間(毎年4月15日~5月14日まで)に開催される「みどりの式典」において、例年、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、今年は東京都内で行われる。
2,3年度補正予算など
木更津市議会3月定例会 11件を追加上程
木更津市議会3月定例会(2月12日召集)では、上程の40議案のほか、4日には議案41号~51号の11件を追加上程した。
採決は最終本会議の23日に行われる。
上程議案は次の通り。
▽令和2年度一般会計補正予算(第11号)
▽令和3年度一般会計補正予算(第1号)
▽令和3年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
▽令和3年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
▽令和3年度かい保険特別会計補正予算(第1号)
▽令和3年度公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)
▽職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定
▽特別職の職員で常勤のものの給与御世に旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定
▽木更津市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の入り部を改正する条例の制定
▽木更津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定
▽7令和3年度木更津市げ水郷事業会計補正予算(第1号)
このうち令和2年度一般会計補正予算(第11号)では、市内小中学校で行う新型コロナウイルス感染症対策に必町奈経費について、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3360万円を追加し、補正後の予算総額を623億8511万円6千円とする補正予算案を上程した。
これは、各学校が感染症対策等を徹底しながら、児童生徒の学習保障及び夏季休業時間の短縮等により研修機会を逸した教職員に対する研修に必要な経費を、学校規模に応じて配当するための経費。
また、令和3年度一般会計補正予算(第1号)では、新型コロナウイルス感染症予防対策や経済対策などに係る経費及び職員の地域手当削減に伴うものについて、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億5188万円を追加し、補正後の予算総額を473億8888万円とする補正予算案を上程。
令和3年度かく特別会計補正予算(第1号)(4件)では、職員の地域手当削減に伴うものについて、補正予算案を上程した。
職員の地域手当を5%から3%へ引き下げることによる1億1622万4千円の減額のほか、障碍者施設等や高齢者施設等の新型コロナウイルス感染症検査費用助成金交付事業、農林業者向け・漁業者向け・中小企業向け緊急事態宣言影響緩和一時支援金給付事業費など。
地域貢献事業で協賛金
ローヴァーズに50万円 明治安田生命保険
明治安田生命保険相互会社は12日、木更津市の元中郷中学校を活用したスポーツクラブを運営している『ローヴァーズ(株)(カレン・ロバート代表)』に、《地域貢献事業サポート制度協賛金(50万円)》を贈呈した。
同団体所有のサッカー場『中郷アリーナ』(木更津市有吉)での贈呈式には、明治安田生命保険相互会社の加藤健一千葉南支社長、芦田誠千葉南支社推進役、藤井須美子木更津営業所(ローヴァーズ担当アドバイザー)などが出席して、加藤支社長からカレン代表に目録が贈られた。
これは同社が掲げる「地元の元気プロジェクト」の一環で、地域密着の事業者(スポーツ団体等)の、地域貢献の取組を支援する「地域貢献事業サポート制度」に基づき、地域の活性化等に資する取組を対象として協賛金を贈呈しているもの。
特にローヴァーズは、
▽地域の課題解決、地域の活性化に貢献する取組
▽広く地域住民が参画できる、または恩恵を享受できる取組として高く評価され、今贈呈となった。
カレン代表は、「素晴らしい応援ありがとうございます。協賛金を有効活用して中郷地区を盛り上げていきたい」などと感謝した。
木更津にコストコ本社
金田西地区に建設 来夏、川崎から移転
世界に約800店、日本国内に27店、千葉県かには木更津市(昨年7月に進出)など3店舗を展開している会員制倉庫型店舗「コストコホールセールジャパン」(ケン・テリオ日本支社長、本社・神奈川県川崎市)は12日、本社オフィスを来夏、川崎市川崎区から、木更津市金田西地区に移転すると発表した。
詳細後日。
紹介・指導・助言を行う
木更津市が3人を スポーツ推進委員募集
木更津市は、スポーツ推進のための事業を行う際の連絡調整やスポーツの紹介・指導・助言を行う「スポーツ推進委員」を募集している。
応募資格は、
▽市内在住で就任時に20歳から65歳までの人
▽市のスポーツ振興に関心があり、スポーツ活動に興味のある人
募集人員は3人(男女不問)。
任意期は来年3月31日まで。
申込方法は、市ホームページ又はスポーツ振興課で配布している申込書に必要事項を記入の上、持参・遊走またはEメールで(随時)。
申込み及び問い合わせ先はスポーツ振興課(朝日庁舎)。
〒292-8501
木更津市朝日3-10-19。
TEL0438-23-5327、FAX同25-3991。
メールアドレス
taiiku@city.kisarazu.lg.jp
ワクチン5便目
成田空港に到着
15日(月)午前10時過ぎ、成田空港に、第5便の米製薬大手ファイザーのワクチンが到着した。
清算供給地のベルギーから、1瓶から6回接種する計算では約42万回分にあたるワクチンが届いた。
初めて到着した2月12日以降、5回目にあたる。
来月12日から高齢者に向けて接種が始まる予定。
河野太郎ワクチン接種担当大臣によると、5月には54000回分の同ワクチンが届くという。
木更津3、君津1人感染
券13日発表コロナ 木更津職員10人目
県によると13日、君津地域では木更津市で3人、君津市で1人の新型コロナウイルス感染が確認された。
新規感染者は次の通り。
①推定感染経路②検査確定日。
【木更津市】
▽30代保育関係者女性①不明②11日
▽30代会社員男性①同居家族②12日
▽10歳未満女児(未就学児)①その他②12日
【君津市】
▽30代会社員男性①不明②12日
地元4市の同日現在の累計感染者数は、木更津市が411人、君津市が143人に増え、袖ケ浦市173人、富津市56人は変わらない。
木更津市は13日、市職員の感染を発表した。
同市職員の陽性確認は10例目となる。
感染したのは吾妻保育園に勤務する、健康こども部保育課の歳代女性職員(市内在住)。
同職員は、11日(木)に同保育園の職員が陽性者と判明=同市職員9例目、当紙13日既報=したことから念のためPCR検査を実施した職員2人の内の1人。
なお、もう1人の職員は陰性だった。
同職員の検体採取2日前からの経過は
▽10日(水)=通常出勤、症状なし
▽11日(木)=通常出勤、症状なし
▽12日(金)=出勤なし、症状なし。
保健所にてPCR検査、陽性判明
▽13日(土)=出勤なし、症状なし。
市は、これまでも感染防止対策を徹底していたが、引き続き、感染防止に努めるとしている。
県内では13日、6人の死亡と129人の感染が判明した。
県における同日現在の感染者は27853人、死者数は508人となっている。