円滑な閉校事業へ尽力 他【新千葉新聞】
- 2021/1/30
- ニュース
新千葉新聞2021年1月30日発行
円滑な閉校事業へ尽力
富岡小と中郷中の閉校に伴い2代表に
木更津市長から 実行委員会に感謝状
木更津市は28日、同市立富岡小学校と中郷中学校の閉校に伴う実行委員会に対し「市長感謝状」を贈呈し、敬意を表した。
市役所駅前庁舎8階市長応接室で行われた贈呈式には、中郷中学校閉校記念事業実行委員会の委員長を務めた分目茂氏と、富岡小学校閉校事業実行委員会の委員長を務めた三上勝彦氏が来庁。
市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、高澤茂夫教育長、岩埜伸二教育部長など学校教育課職員などが出席した。
木更津市では、少子高齢化など社会の大きな変化により、児童生徒数の減少が進む小規模校に対し、教育環境を整備し、教育効果を高めるための方策として、平成31年4月に、富岡小学校と馬来田小学校、中郷中学校と清川中学校の統合を行い、新たな富来小学校と清川中学校としてスタートした。
感謝状贈呈式席上、両校の閉校に伴う記念事業などが報告された後、渡辺市長から涼実行委員長に感謝状が手渡された。
渡邉市長は、「子どもたちのよりよい教育環境整備に向け取り組んだ事業だが、それぞれに長井歴史と伝統がある学校の閉校に際し、時間をかけ地域住民からの意見集約、市への要望や提言などにより無事遂行できた。両校の児童生徒は、それぞれ新しい学校生活を始めていることに安堵している」などと感謝し、円滑な事業推進への理解と協力に感謝した。
続いて分目氏は、「開港以来72年の歴史を有する中郷中の閉校について、平成29年11月26日に閉校に向けた記念事業実行委員会を結成して取り組んできた。閉校は寂しさもあったが、記念碑を建立したこと、現在ではグラウンドは見事に整備され、夜間照明のもとでたくさんの若い人たちがサッカーを楽しんでいる光景に地域住民もホッとするとともに、元気をもらっている」などと御礼の言葉を述べた。
三上氏も、145年間にわたり地域住民の宝だった富岡小学校へのお思いを大切にしながら取り組んできた閉校事業の集大成としての閉校記念碑建立を行い、木更津市に採納したことを報告し、記念碑は市の財産として今後も富岡小学校の歴史を守ってくれることに安心した」などと挨拶、事業を支えてくれた、地域住民・卒業生・各関係者に深く感謝した。
中郷中学校跡地は現在「房総ローバーズ木更津FC」が活用しており、富岡小学校跡地はグランピング施設として活用されることが決定している。(詳細後日)
シーカヤック体験ツアー
金田みたて海岸で「観光地域づくり」
木更津DMO 市場体験会へ参加者募る
木更津市では地域の魅力を最大限に活用した民主導による地域が自立・自走する観光振興策を推進するため、一般車d何法人木更津市観光協会を母体とし、「観光地域づくり」の推進役となる、観光地域づくり法人「きさらづDMO」による様々な事業が展開されている。
DMOは、Destination Management Organizationの頭文字をとったもの。
同事業の一環として、「新しい旅行スタイル(地域に滞在してその自然、生活文化を楽しむ、より安心で快適な旅行スタイル)」の実現に向けて、きさらづDMOが主体となって準備を進めている~里海アクティビティ事業『きさらづシーカヤック体験ツアー』の「進水式と無料市場体験会」を、3月8日(月)に金田みたて海岸で実施する。
『シーカヤック』とは、小型の船を自力で漕いで進むマリンスポーツ。
きさらづDMOでは、「市場体験会」への参加者を2月1日~15日まで募集する。
募集人員は市内在住者及び市外在住者、それぞれ4組・最大8人(カヤックは2人乗りなので1組2人での応募)。
市内在住者は電話(きさらづDMOTEL0438-38-5575)で申し込む(応募者多数の場合は抽選)。
市外ざくぃ従者は、都内の企業等にウェブ配信を行っている情報サイトに掲載して募集する。
きさらづDMOでは、東京湾アクアラインに近い同地域の地の利をいかした『きさらづシーカヤック体験ツアー』を、「潮干狩り」に並ぶ木更津市の主要観光資源に加えたいと、4月からの本格稼働を目指し準備を進めている。
同ツアーでは横須賀市からのプロのインストラクター及び木更津市観光協会職員2人(インストラクター有資格者)がガイドを行うことになっている。
市場体験会等の詳細は次の通り。
▽開催日時=3月8日(月)午前10時~午後3時(荒天の場合は9日に順延)
▽開催場所=金田みたて海岸(木更津市中島4416)
▽内容=午前10時~進水式、10時30分~使用体験会(関係者)、11時15分~市場体験会(市内在住者対象)、午後1時~市場体験会(市外在住者)
なお、新型コロナウイルス感染症状況等により実施内容の変更または中止の場合がある。
問い合わせは市経済部観光振興課TEL0438-23-8459。
木更津市で7、地元計9人
28日県発表コロナ 富津と袖ケ浦で各1人
県の発表によると28日、君津地域では新たに木更津市で7人、富津市と袖ケ浦市で各1にんの新型コロナウイルス感染が判明した。
同日現在の累積患者数は木更津市が359人、袖ケ浦市が152人、富津市32人に増えた。
君津市は変わらず104人。
クラスター(感染者集団)が発生した木更津市の「特別養護老人ホーム波岡の家」では、新たに入所者2人(共に木更津市在住)の感染が判明。
同施設の感染者は入所者48人、職員17人の計65人となった。
各氏の感染者等は次の通り。(発表順)
①推定完成経路
②発症日
③検査確定日
④発症2日前からの行動歴
【木更津市】
▽40歳代会社員男性
①患者接触
②23日
③27日
④自宅、医療機関
▽60歳代会社員男性
①患者接触
②23日
③27日
④自宅、医療機関
▽10歳代男児(児童)
①患者接触
②14日
③26日
④自宅、学校、医療機関
▽50歳代アルバイト女性
①患者接触
②20日
③26日
④自宅、医療機関
▽50歳代公務員男性
①不明
②23日
③27日
④自宅、職場、医療機関
▽80歳代女性(波岡の家感染者<入所者>)
▽70歳代女性(波岡の家感染者<入所者>)。
【富津市】
▽80歳代女性(鴨川市内の病院におけるクラスターの感染者<入院患者>)。
【袖ケ浦市】
▽40歳代会社員男性
①不明
②18日
③26日
④自宅、職場、医療機関。
県内では28日、感染者4人の死亡と、314人の感染が判明した。
県内の感染者は21448人、死亡は224人。
パソコンで詐欺
富津署が注意呼びかけ
富津警察署は29日、パソコンを使用した詐欺事例が発生していることから注意を呼び掛けている。
詳しい手口は次の通り。
パソコンでインターネットを閲覧中に、いきなり警告音が鳴り「あなたのPCはブロックされています」「お使いのPCはブロックからウイルスとスパイウエアを検出しました」等の画面が表示された後、「当社にすぐお電話ください」の画面が現れ、詐欺グループの電話番号は表示される。
これには絶対に電話しないこと。
電話をするとコンビニで高額な電子マネーなどを買うように指示され、代金の支払いを要求される。
富津署に連絡を。
富津署はTEL0439-66-0110。