木更津マジナーズ2連覇 他【新千葉新聞】
- 2020/12/20
- ニュース
新千葉新聞2020年12月20日発行
木更津マジナーズ2連覇
木更津市民野球大会 C級1部秋季大会
木更津市野球連盟主催「市民野球大会」の『C級1部秋季大会』は6日と13日、市営及び江川球場で1回戦から決勝は出8試合が行われた。
決勝(高松宮賜杯支部代表決定戦)では木更津マジナーズとK・F・Dが対戦。
接戦の末、木更津マジナーズが春季・秋季大会2連覇を達成した。
準決勝は接戦となった。
今季好調な打線で春季大会に続き準決勝に進み、夏季大会優勝に続いて秋季大会も頂点をねらうアールシードッグの思惑を、木更津マジナーズは逆転サヨナラで一掃。
決勝で木更津マジナーズは甲木会長に勝ち上がったK・F・Dに押され、中盤まで打線が沈黙状態だったが、同点で迎えた6回に貴重な2点を追加、投手の力投等で最終回を0点で抑え、「高松宮賜杯千葉県大会」への切符を勝ち取った。
両日の結果と6日に行われた木更津選手権(チャンピオン)大会の結果は次の通り。
【C級1部秋季大会】
◎1回戦
▽木・ウイングス(不戦勝)-ブラザーズ
◎準々決勝
▽アールシードック4-0木・ダイナミックスターズ、
▽木・マジナーズ4-0WINS
▽K・F・D5-2木・市役所
▽航空自衛隊3-2木・ウイングス
◎決勝戦
▽木・マジナーズ5-2アールシードッグ
▽K・F・D4-0航空自衛隊(延長8回)
◎決勝
▽木・マジナーズ3-1K・F・D
【木更津選手権(チャンピオン)大会】
◎1回戦
▽わんちゃんズ11-1MBC(5回コールド)
災害及び感染症対応に
「連携・協力に関する覚書」を締結
日本政策金融公庫 君津信用組合など
君津信用組合と日本政策金融公庫(通称・日本公庫)は18日、「災害及び感染症対応に係る連携・協力に関する覚書」を締結した。
同覚書は、千葉県内の他2信用組合(房総信用組合、銚子商工信用組合)も同時に締結。
3信用組合でこれまで、コロナ関連融資を2394件・38憶7500万円取り扱っている。
調印式は午前11時から日本公庫千葉支店(千葉市中央区)で行われ、日本公庫から齋藤佳子千葉支店長、3信用組合からは宮澤義夫君津信用組合理事長、三谷徹房総信用組合理事長、堀猛銚子信用組合理事長が出席。
3信用組合を代表して挨拶に立った宮澤理事長(県信用組合協会会長)は「第3波のコロナ拡大を迎え、これからが事業者支援の正念場として捉えている。日本公庫と連携することで、互いのノウハウを共有し、資金繰り支援に加えて、伴奏型による本業支援をせっきょきう的に行っていきたい」と述べた。
同締結は、災害及び感染症対応に係る情報共有など協調体制を構築することで、災害の発生や感染症の流行により、経営に影響を受けた中小企業・小規模事業者、農林水産業者等への支援と、今後の万が一への迅速の対応のために締結したもの。
日本公庫が信用組合との感染症対応を含む連携の覚書を締結するのは、全国で2例目。
可決し閉会
4市市議会最終日
今月17日(木)に最終本会議が開かれた木更津市議会とふっち市議会、同18日(金)に最終本会議の君津市議会と袖ケ浦市議会では、上程されていた善義演や、追加上程議案の令和2年度一般会計補正予算等が原案通り可決され、閉会した。
追加議案は、国が令和2年度予算比を活用し給付金を追加で支給する方針を受けた、「ひとり親世帯臨時特別給付事業」に係る費用が盛り込まれている令和2年度一般会計補正予算。各市議会の詳細は後日。
君津で新たに2人感染
18日県判明のコロナ 県は過去最多150人
県の発表によると18日、新たに君津市で2人の新型コロナウイルス感染が確認された。
同市では2日連続の判明。
1人は10代の会社員女性。
既に感染が判明している同市内の10代会社人女性(19日付既報)の濃厚接触者。
14日発症、17日検査確定(陽性判明)。
発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
もう1人は30歳代の会社員男性で無症状。
既に感染が判明している同市内の30歳代会s田印女性(19日付既報)の濃厚接触者。
17日検体採取、同日検査確定。
検体採取2日前からの行動歴は自宅、職場、医療機関。
県では感染者について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っている。
18日、県内では150人の感染が新たに判明。
1日の感染者数としては10日に並び過去最多。
少なくとも60人の感染経路が不明。
県における18日現在の感染者は8808人(自坊104人)。
君津地域の感染者は君津市が41人に増えた。
木更津市92人、袖ケ浦市35人、富津市8人は変わらない。
社会福祉にと
企業や個人が寄付
▽木更津リサイクル(株)は14日、社会福祉事業に役立ててほしいと、3万円を、しゃかいふくしほうじん・木更津社会福祉協議会へ寄付した。
▽吉田恭司氏は14日、社会福祉に役立ててほしいと、2万円を木更津社会福祉協議会へ寄付した。
心を育む学級づくり
戸室明氏を講師に学校生活意欲調査
木更津市清川中 学級満足度の研修会
木更津市立清川中学校(校長・中務公明、生徒数345人)で、15日(火)、元早稲田大学教育・総合化学学術院客員教授の戸室明氏を講師に招き、「心を育むが級づくり」のための研修課を実施した。
授業の基盤となる「学級づくり」に支店をおいた同校の研修会は、今年で5年目(年に2回)を迎える。
戸室氏は、首都圏の学校を中心に、学級満足度・学校生活意欲調査(Q-U検査)をはじめ、学級経営、算数教育研修の講師として幅広く活躍している。
同研修会は、7月・10月に実施した「学級満足を・学校生活意欲調査(Q-U検査)」結果の分析を通して、集団のタイプや傾向変化を明らかにし、互いを尊重し、認め合うことができる関係を築くための、生徒ここへの支援や指導の手立てを探っていくことが大きなねらいである。
学年や学級、また社会情勢、検査時期等によっても大きく異なる集団の特徴に、例年戸惑う職員だが、分析が進み、集団の傾向が明らかになるにつれて、対応策や具体的なアプローチの手立て、個々の生徒に寄り添う支援の在り方について、熱のこもった討議や意見交換がなされることが近年多くなってきた。
学級の担任らは、研修後、「これからの学級経営に向けて、いつも大きなヒントをもらうことができる」と語る。
また、別の担任は、「集団の持つ傾向に応じたアプローチの仕方を工夫することが、ひとりひとりの生徒を生かし、学校生活の充実につながっていくはずだ」と胸を張った。
戸室氏は、最後に笑顔でこう締めくくった。
「学級づくりをする上で大切にするべきことは、何よりもひとりひとりの子どもの『心の有り様』に早く気づき、迅速に対応すること。よき集団がよき個をはぐくむこともあれば、よき個が良き「集団に導くこともある。逆も然り、コロナ禍であっても、Q-U検査は、その一助として必ずやくだつはずだ」。
同校は、令和3年の学習支援指導要領の完全実施に向け、「教師の学級経営力と授業力の向上」をテーマに、全職員が相互授業参観を行い、各教科の授業研究を進めていく予定という。
社説
アクアライン開通23年目
東京湾赤生亜ラインは1997年(平成9年)12月18日開通、今年23年目を迎えた。
調査に約20年、建設に約10年の歳月をかけ、東京湾の中央部を横断し、神奈川県川崎市川崎区浮島から千葉県木更津市中島を結ぶ延長約15.1キロメートルの自動車専用の有料道路。
道路名は「東京湾アクアライン」、路線名は「一般国道409号線」。
車線数は4車線、設計速度は80キロ/h。
総事業費約1兆4400億円。
建設は、設計から施工まで当時の最先端の技術とノウハウを集結し、数多くの新技術・新工法が開発・実用化され、『土木のアポロ計画』とも呼ばれた。
改訂の軟弱地盤、風や潮、地震等の自然条件、東京湾内の船舶の航行、環境保全など多くの困難を乗り越えて完成した。
東京湾アクアラインの構造は、日本初となる海上の休憩施設「海ほたる」(きさらづ人工島)をはさみ、川崎側約10キロが海底トンネル(アクアトンネル)、木更津側約5キロが橋粱(アクアブリッジ)。
さらに海底トンネルの中央部には、トンネル換気施設を有する人工島「風の塔」(川崎人工島)があり、川崎側のトンネル入り口部にはピラミッド型の浮島換気所がある。
木更津側には料金所がある。
特に橋梁部は、海とのハーモニーを重視し、滑らかで連続性のある形状で、橋桁や橋脚にもカーブが取り入れられており、『東京湾アクアライン』の象徴として親しまれ、写真愛好家の被写体となっている。
アクアラインの開通により、それまで東京湾をほぼ半周していた京浜地区と房総地区との移動は大きく短縮され、羽田空港から木更津JDTまでは距離で約60キロ、所要時間は約45分となり千葉県の半島性が解消され、2009年からETC者限定の通行料金値下げ(千葉県が差額分を負担)効果も加わり、経済・流通・観光等の振興に多大な効果が表れている。
今後ますます東京湾アクアラインの有効性が期待される。