千葉日報社賞に松本さん 他【新千葉新聞】
- 2020/12/10
- ニュース
新千葉新聞2020年12月10日発行
千葉日報社賞に松本さん
千葉日報書道展 最優秀賞に地元2人
「第47回千葉日報書道展」(千葉書壇秀抜展・新進展・第12回高校生展)の審査会が、このほど千葉日報社で開かれた。
出品総数は秀抜展(36歳以上の書家)が146点、新進展(新進気鋭の若手書家)19点、高校生展74点。
審査で千葉日報大賞、同準大賞各1点と同社賞10点、新進展最優秀賞1点、高校生展最優秀賞5点、各優秀作品83点が選出された。
君津地域関係では1人が千葉日報社賞、新進展と高校生展で各1にんが優秀賞を受賞した。
展覧会は来年2月16~20日、県立美術館で開催され、最終日に表彰式が行われる。
今後の新型コロナウイルス感染状況によっては、千葉日報紙上展に変更される。
当地域の入賞者は次の通り。
【秀抜展】
▽千葉日報社賞=松本寛恵(木更津市)
【新進展】
▽最優秀賞=増田澄靖(富津市)
【高校生展】
▽最優秀賞=綾部紗雪(袖ケ浦高2年)
100年前のパンデミック
房総の地域文化講座 講師は栗原克榮氏
房総の地域文化を学ぶ会(会長・篠田芳夫=元君津地方公民館運営審議会委員連絡協議会会長)主催、『房総の地域文化講座』が今月26日(土)午後2時から3時50分まで(受付午後1時45分~)、木更津市民総合福祉会館/1階市民ホールで開かれる。
テーマは『100年前のパンデミック(感染症市長や新聞報道などをもとに、地域の感染者数・死亡者数。実際に感染した人の体験、町村の対策など、インフルエンザ禍にあった当時の諸相を話す。
定員は先着50人(会員優先)。
コロナ対応で定員が厳守されているため、参加希望者は下院・非会員にかかわらず必ず事前申し込みが必要。
定員になり次第、締め切る。
受講料400円(非会員のみ。会員は無料)。
参加申し込み・問い合わせは同会の筑紫敏夫(つくしとしお)幹事長までEメールか電話で。
TEL090-3431-9483(留守電に伝言メッセージを)。
アドレス toshi-551223@kzh.biglobe.ne.jp
暁星国際高校は
鳴門渦潮高と対戦
1月3日(日)から表技研で開催される『第29回全日本高等学校女子サッカー選手権大会』の組み合わせ抽選がこのほど行われ、初出場の暁星国際高校(木更津市)は、初日3日の1回戦で徳島県の鳴門渦潮高校(鳴門市)と対戦することが決まった。
鳴門渦潮高校(県立)は、同大会に創部から9年連続で出場している強豪。
決勝は1月10日、ノエビススタジアム神戸で行われる。
様々な仕事で新たな発見
富来田小3年生校外学習 カンドゥーでの体験
木更津市立富来田小学校(校長・相場明彦・児童数173人)では、今月3日(木)にコロナ禍の影響で延期にされていた3年生児童の「校外学習」が行われた。
同校では5番目となる。
3年生(24人)は仕事体験を通して、自分たちを取り巻く社会の仕組みや仕事の意味を理解するために幕張イオンモール内にある「カンドゥー」体験学習を行った。
「カンドゥー」とは、子どもたちが憧れの職業人に変身できる日本初上陸体験型テーマパーク。
同校校外学習もほとんどの学年が出かけ、3年生にとっては、ようやく自分たちも好悪外学習に出かけられるとばかりに、朝8時50分、全員元気に学校を出発した。
カンドゥーでの体験学習では、警察官、消防士、モノレールの運転手、アナウンサー、ヘアスタイリストなどその他多数における職業体験を経験することができた。
3年1組担任の久保寺里奈教諭は、「自分の正体の夢に関わる仕事だけでなく、様々な仕事を体験することができ、新たな発見があったようだ。子どもたちのいきいきとした表情が沢山見られてよかった」と話していた。
「平和な世界をつくるには」
県課題図書小中学校読書感想文・千葉市長賞
木更津市立太田中2年 濱田 理乃
イスラエルとパレスチナをへだてている高くて大きい壁。
コンクリートの分断壁、人種の壁、言葉の壁、人種の壁、考え方の壁・・・。
長い間2つの国が超えることができなかったこれらの壁を、タルとナイームは乗りこえた。
それは、憎しみを憎しに出終わらせずに希望にかえて平和な世界を創りたいと願っていたから、そして、そのために相手を知ろうとしたからだろう。
パレスチナとイスラエルの間でおこっている、パレスチナ問題。
パレスチナの地を巡る争いだ。
3つの宗教の聖地だったパレスチナにユダヤの国イスラエルが建国され、多くのパレスチナ難民が生まれた。
イスラエルはパレスチナを武力で攻撃し、支配している。
一方でパレスチナは自爆テロで対抗している。
タルとナイームはイスラエルでおきたテロをきっかけに、8年間イスラエルに暮らしていたヴァレリー氏によって生みだされた。
イスラエルン住むユダヤ人のタル。
パレスチナのガザ地区に住むパレスチナ人のナイーム。
2人をつなげたのはガザの砂浜に埋められていた、タルからの便に入れた手紙だ。
テロへの恐怖を抱えながらも、パレスチナと憎しみ以外の関係を築くことができると信じるタル。
家の近くでパレスチナ人による自爆テロがおきたことをきっかけに自分の思いを伝えようと手紙を書き始めた。
初めはタルがどうして手紙を書こうと思ったのかわからなかった。
そして理由を知って驚いた。
自分だったらできないだろう。
なぜなたば、自分の近くでテロがおこり、知っている人が命を落としたとき、相手のことを知りたいと思えるのは容易なことではないと思うからだ。
タルからの手紙には、「わたしたちがお互いを知り、平和な暮らしを作りだすべきだと-若いわたしたちこそ、そうするべきだと思うなら、どうか返事をちょうだい。」と書かれていた。
ナイームはこの手紙を読んだあと、メールを返した。
皮肉たっぷりで、オレの生活を教える気はない、永遠にさよならだ、と書かれたメールを。
では、なでメールを返したのだろうか。
読み進めていくうちにナイームがイスラエルのことを素人していたことを知った。
和平協議が成功すると信じていたから。
しかし競技は失敗した。
信じていたことを裏切られた。
そんなときに樽の真剣な言葉に心を動かされ、もう一度信じて妙と本当は思っていたのだと思う。
講師て暴力ではなく言葉でつながった2人は、イスラエルとパレスチナの希望の象徴なのだろう。(続)
課題図書『瓶に入れた手紙』(ヴァレリー・ゼナッティ作、文研出版)