すべての人・世帯に回答義務 他(国勢調査)【新千葉新聞】
- 2020/9/6
- ニュース
新千葉新聞 2020年9月6日発行
全ての人・世帯に回答義務
総務省総計局 10月基準「国勢調査」
総務省統計局は今年、5年に一度の「国勢調査」を実施する。
第1回国勢調査は、大正9年(1920)に原敬内閣の下で実施され、以後5年毎に行われている、今回でちょうど100年目を迎えた。
同調査には、全国で約80万人の指導員・調査員が任命され、9月上・中旬にかけ、地元君津地域4市でも、総務大臣が任命し、顔写真入りの『調査員証』を携行した調査員が、市内全域を巡回して「調査書類」を全世帯に配布する作業が始められる。
この調査は準民表の届け出の有無に関係なく、2020年10月1日午前零時を基準にして、日本国内に住むすべての人(外国人も含む)・世帯を対象に、普段住んでいるな署で調査するもので、我が国の統計法に基づいて行われる国内最大規模、最も重要な統計調査であり、すべての人・世帯に回答する義務がある。
国勢調査に回答するという事は、自分自身が『私はここにいます』と国に呼びかけることであり、同調査は民主主義の礎ともいえるもの。
調査で回答した項目・個人情報の秘密は厳守され、統計以外に使用されるこはない。
調査する項目は、男女の別、出生年月、就業状態、従業地または通学地、世帯員の数、住居の種類、住宅の建て方等で、日本の人口や世帯の実数を把握する。
この調査結果は、日本の未来の国造りのための各種施策の基礎資料として活用される。
▽行政施策では「少子・高齢化など福祉全般」「防災・雇用・環境などの生活環境整備」等。
▽各種法令に基づく利用では「衆議院議員選挙区(小選挙区の区割り等)の改訂」「地方交付税算定」等。
なお今回の調査では新型コロナウイルス感染予防のため、パソコン、スマートフォンなどのインターネット、郵送での回答を願っている。
今後、国勢調査員を騙り、個人情報を聞き出そうとする不審な電話がかかる場合があるかもしれないが、同調査は電話では行わない。
そのような不審な電話があった場合委は、迷わず、木更津警察署、君津警察署、富津警察署、または各市へ電話連絡を!
地元の各市の問い合わせ先は、
▽木更津市(国勢調査木更津市実施本部)TEL0438-22-4741
▽君津市(総務課)TEL0439-56-1780
▽富津市(総務課)TEL0439-80-1209
▽袖ケ浦市(総務課・統計担当)TEL0438-62-1212。
米新品種「粒つけ」
県が13年かけ開発 知事らデビューPR
県が13年かけて開発したコメ新品種「粒すけ」が3日、「どうも、千葉の新米です」のキャッチコピーでデビューした。
同日、ホテルポートプラザちば(千葉市中央区千葉港)で開かれた@デビューイベント」には、森田健作知事やJA千葉中央会代表理事会長、県農林総合研究センター開発担当者、メニュー考案者(料理研究家等)、チバくんらが出席して、コメ新品種「粒すけ」のデビューを祝い、PRした。
「粒すけ」は、コシヒカリとふさおとめの系統をひき、特徴として、▽大粒で、炊飯名は白く光沢に優れる、▽程より粘りと弾力があり、コシヒカリと同等以上の良食味、▽魚、肉、寿司、どんぶり等いろいろな料理に合うオールマイティな食感、▽コシヒカリと同じ栽培・収穫時期で収量が多い、▽芯が短く倒れづらく、安定生産できる-ことがあげられている。
同イベントを契機に、県では「粒すけ」が多くの県民に親しまれ、愛される品種になるよう、県内のファミリー層をターゲットにしたプロモーションをスタートさせ、「粒すけ」の認知度向上と消費拡大を図る。
また、「粒すけ」デビューキャンペーンを、10月上旬から1か月間程度、飲食店40店舗が参加して繰り広げる。このほか、PRリーフレットを県内小学校などへ配布するほか、PR動画の配信、特設WEBサイトの開設やWEB広告、電車内広告、消費者向け試食用サンプル配布などを実施する予定。
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