日々育まれる親と子の絆やっぱり田舎が好き!(横浜から木更津へ)
- 2019/8/29
- 移住者インタビュー
◇お宅紹介
Kさん(5人+2匹家族)
ご主人・奥様・お子様3人・犬2匹
「都心から一番近いド田舎。
まさに、残されたアイランドですよ。ずっとこのままでいてほしいです」。
Kさんは、木更津のイメージをそう答えた。
福島県出身のご主人は高校を卒業して東京へ上京。同じ大学に通っていた奥様と結婚し、都内でのサラリーマン生活をしながら不動産投資も始めたところ、千葉の物件に魅力を感じたという。自分が育った環境と雰囲気が似ていて、それまで住んでいた横浜(奥様の実家)への行き来もしやすいことが決め手になり、木更津へ引っ越してきた。
東京の会社を辞めてしばらくは畑仕事に従事していたが、以前から興味のあった不動産関係の仕事を選び、地元の会社に就職。
自身の移住経験を活かしつつ、お客様に物件をご案内していくたびに、木更津という土地の素晴らしさと、住みやすさをあらためて再認識しているそうだ。
現在の住まいは山間(やまあい)の一戸建て。
築年数の古さはむしろ、趣(おもむき)を感じて気に入った。
玄関を入ると左右に連なる畳敷きの部屋、土間づくりの台所、タイル貼りのお風呂、昭和の時代にタイムスリップしたかのような佇まいである。
決して最新式で機能的とはいえない暮らしだが、不便さを何ひとつ口にせず家族全員が「楽しい」「面白い」と言う。
植物や生き物の名前は本物に触れながら学び、野山を駆け回り泥んこになって遊ぶ子供たちの姿を見て「そうか。
大人が色々与えなくてもこうやって勝手に育って、勝手に生きる力を得るんだな」と痛感したKさんご夫妻。
背丈だけではなく、人間としての逞しい成長を目の当たりにして気づいたのは、お金を稼ぐことよりも、こうして家族と一緒に土を触りながら、笑って暮らせる幸せ。
田舎が嫌いだった若者が家庭を持ち、憧れだった都会暮らしを経て、いま本当に自分が求めていた場所に辿り着いた。
子供たちが捕まえてきたドジョウを飼育中。生き物のお世話は豊かな心を育てる情操教育
お父さんと一緒に兄妹みんなでお勉強タイム。遊ぶのは「宿題が終わってから」のお約束
本を一部屋にまとめて「こども図書室」に。集中して読書ができ、本も自分たちで整理整頓
昔懐かしい雰囲気のお風呂。背中を流したり歌ったり、コミュニケーションが深まる場所
木造家屋には、日本の四季を快適に暮らす工夫がいっぱい。古き良き風情を現代に伝える