自転車活用の観光施策 等【新千葉新聞】
- 2020/10/23
- ニュース
新千葉新聞2020年10月23日発行
自転車活用の観光施策
「サイクルステーション」を開設
万葉の里うまくた店 木更津市が期限付き
木更津市は、市内の豊かな自然を自転車で巡ってもらう、自転車を活用した観光施策「サイクルツーリズム」に取り組んでいる。
市では同施策の一環として10月20日、圏央道木更津東インターチェンジ近くの食事処「万葉の里うまくた店」(木更津市下郡1900-1)の敷地内に、今年12月20日までの期間限定で「サイクルステーション」を開設した。
同ステーションには温水の仮設シャワー室(2基)や、サイクルラック(2基)も設置、空気入れやパンク修理キットなども用意されている。
また施設利用者(サイクリスト)には、アンケート調査への協力も願っており、回答者にはドリンクのプレゼントも行われる。
これは、「木更津市サイクルツーリズム拠点整備調査事業」として実施するもので、アンケート調査の回答を参考にして、サイクリストの動向調査をはじめ、国道・県道・指導などそれぞれの管理者とともに危険個所の点検や回収を行い、より安全・安心なサイクルロードの整備を進めていく予定。
このほか、隣接の市原市や君津市などと連携した広域サイクルイベント、「うまくた発着里やm周遊ツアー」の実施も計画中。
なお同観光施策の事業費約300蔓延は国の新型コロナウイルス対策の地方創生臨時交付金等を充当する方針。
また、11月28日(土)には、「木更津の里山風景や美味しいランチを楽しめるサイクルガイドツアー」を実施する。
ショートコース(25~35キロ)、ロングコース(45~55キロ)が選べる。
両コース合計20人募集。
詳細後日。
免許返納者の支援措置
(有)長谷川モバイルフォン 木更津警察署と協力
(有)長谷川モバイルフォン(木更津市東中央3丁目)は、木更津警察署(阿部義美署長)と交通安全に関する協力体制を確立し、高齢運転者の運転免許証自主返納者に対する「支援措置」を行うことになった。
今年の11月1にちからドコモショップ木更津店、ドコモショップ長浦駅前店の2店舗において、運転経歴証明書を提示することで、機種購入代金の一部を割引する自主返納支援措置を受けることが出来る(但し、一部対象外機種もある)。
(有)長谷川モバイルフォンの石塚直人社長は、「この取り組みを通して地域に貢献することにより、悲惨な交通事故が少しでも減少することを願っています」と期待を寄せている。
この自主返納支援措置は、社会全体で高齢運転者が自主返納社支援措置を構築し、依然として多発している高齢運転者が関係する交通事故を一軒でも減少させるための対策の一つとして、全国警察で取り組んでいる。
千葉県内では、このほかにも、公共交通機関の運賃や物品代金の割引等、様々な自主返納支援措置を受けることが出来る。
詳細は千葉県警察ホームページで公表している。
動物たちの不思議発見
校外学習は友達と協力したグループ活動
波岡小学校2年生 千葉市動物公園へ
木更津市立波岡小学校(校長・増田一秀、児童数213人)では、今月20日に2年生児童35人が、千葉市動物公園での校外学習を行った。
今年度はコロナウイルス感染症予防対策のため、例年とは違った校外学習となっている。
木更津市教育委員会の協力のもと、バスを2台にすることで密の状態を避けたり、乗車する際に手を消毒したり、バス内では静かに過ごしたりするなど、様々な対策を講じての実施となった。
千葉市動物公園では、グループ行動を行い、様々な動物を見学した。
ライオンやレッサーパンダ、ミーアキャットなどを見た子どもたちは、興奮した様子で完成を上げていた。
また、「なんでカメは、動かないの?」「いつも何を食べているんだろう?」などとたくさんの疑問を持つことができ、友達と楽しみながら学習していた。
また、時間を意識して行動する児童たちが多く、「今何時?」と確認し合う姿が随所で見られた。
グループで距離を空けながら、お弁当をおいしそうに食べている姿もあり、楽しみながらも感染症対策をしっかりと意識して活動していた。
2学年担任の重村教諭は「教室での勉強はもちろん大事ですが、校外で学習することも大事で、そこでしか味わえないこともあると思います。子どもたちの笑顔を見て、私もうれしくなりましたし、体験学習の重要さを改めて感じました」と話していた。
電話de詐欺に注意しよう
NTT東日本千葉 県や県警と協定結ぶ
NTT東日本千葉事業部と県、県警は、電話de詐欺撲滅に向けて協力を図る協定を結んだ。
同社の従業員は、協定の基づき、電話回線の修理などで家庭を訪問する際、啓発チラシを配る。
高齢者らに対し、留守番電話に設定するなどの対策を呼びかける。
また木更津市消費生活センターでは、最近、木更津警察署管内において「特別定額給付金の再給付手続き代行」始めましたなどと書かれたメールが届いているので、注意してほしいと呼びかけている。
不審なメールには反応せず無視してくださいと。
総務省をかたり、特別定額給付金の需給を装って「個人情報」を盗むという手口であるという。
同給付金について政府からめ0るでお知らせすることは絶対にありませんと話している。
また木更津市消費生活センターによると、「保険金の還付」の電話de詐欺も発生している。
電話で市役所職員や、家族、警察官、銀行職員を名乗っても、すぐに信用せず、安易に個人情報や住宅の有無などを答えないようにしてくださいと。
木更津警察署 22-0110。
木、君、富津で各1人
県発表の21日コロナ 濃厚接触者で感染
県の発表によると、21日、木更津市、君津市、富津市で各1にんの新型コロナウイルス感染が新たに確認された。
富津市は1日以来。
木更津市は10日以来で、君津市は2日連続。
各市の新規感染者は次の通り。
【木更津市】
▽50歳代の会社員男性。
13日発症、20日検査確定(陽性判明)。
発症2日前からの行動歴は自宅、職場、医療器万。
感染経路不明。
県では感染者について、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っている。
【君津市】
▽県立木更津高校の女子生徒。
17日発症、20日検査確定。
発症2日前からの行動歴は自宅、学校、医療機関。
女子生徒は既に感染が判明している同市の50歳代会社員男性と40歳代介護士女性(22日既報)の接触者で、19日まで授業や部活に出ており、県は接触した生徒10人の検査を行う。
【富津市】
▽30歳代の無職女性。
無症状。
20日検体搾取、同日検査確定。
検体採取2日前からの行動歴は自宅、医療機関。
助成は既に感染が判明している君津市の40歳代介護士女性(22日既報)の接触者。
21日に県内で新たに感染が判明したのは10代から90歳代の男女49人。
40人以上の判明は2日連続。
少なくとも10人の感染経路が不明。
20歳代が18人で最多。
千葉市によると、クラスター(感染者集団)が初声思惟した同市中央区のナイトクラブ(休業中)で、新たに利用客4人の感染が判明。
同市若葉区の特別養護老人ホーム「更科ホーム」では新たに70歳代と90歳代の入居女性2人の感染が確認され、感染者は12人に増加。
船橋市は、同市内の事業所(物流倉庫業)で従業員の感染が相次いでいることを明らかにした。
15日から20日までに男女17人(20歳代~30歳代)の陽性が判明。
倉庫には700人が勤務しており同市は今後、全従業員にPCR検査を行う。
21日現在における県内の感染者は合計4637人、死亡は76人。
君津地域の感染者は、木更津市が67人、君津市26人、富津市5人。
袖ケ浦市20人は変わらない。
なお、県教育委員会は21日、県立木更津高校が生徒1人の感染判明を受け、同日から当面の間、臨時休校すると発表した。