事故原因の究明求める 他【新千葉新聞】
- 2023/12/20
- ニュース
新千葉新聞2023年12月20日発行
事故原因の究明求める
渡辺木更津市長 防衛省を訪問し要請
木更津市の渡辺芳邦市長は15日、防衛省を訪れ、木原稔防衛大臣と面会し、鹿児島県・屋久島沖で米空軍輸送機「CV‐22オスプレイ」が墜落した事故の原因究明を求めるとともに、陸上自衛隊の輸送機「V‐22オスプレイ」の木更津駐屯地での暫定配伽期間の順守等を要請した。
市によると、渡辺市長は、「原因究明と日米オスプレイの飛行の安全が確保されるまでの間、飛行を見合わせること、また防衛省において、オスプレイの機体の安全性について、徹底した検証を行ってほしい」と求めた。
木更津市では、木更津駐屯地において、米海兵隊MV-22オスプレイの定期機体穃一備及び陸上自衛隊V‐22オスプレイの暫定配備を受け入れている。
陸上自衛隊オスプレイの暫定配備については令和2年7月に開始されてから、今年7月で3年が経過し、現在、木更津駐屯地には、14機の陸上自衛隊オスプレイが配備されている。
5年以内を目標とする暫定配備期間の順守と共に次の5つの事項について要請した。
①暫定配備の期間の順守、
②騒音等の負担の軽減、
③安全対策と潮干狩り等への配慮、
④情報の適切な提供、
⑤米海兵隊オスプレイの定期機体整備に関する覚書の順守について。
これに対して木原防衛臣は、「墜落事故については、現在、飛行の安全確保を最優先として、米側に情報共有を求めるとともに、緊密に連携し、飛行の安全の確保等について確認作業を行っている最中であり、今後、地域の皆様にその結果をしっかり説明する。また、五年以内を目標とする暫定配備の期間の順守をはじめ、要請された5つの事項については、防衛省として対応する」と発言した。
市としては、地域の不安や懸念の払拭に努め、影響の軽減に向け、必嬰な取り組みを迅速に行っていくとしている。
佐賀駐屯地(仮称)の整備については、陸上自衛隊オスプレイの移駐に必要な施設を令和七年六月までに完成させるようエ事を進めている。
米海兵隊オスプレイの定期機体整備について、平成29年1月19日付で、防衛省、米軍及び富士重工業㈱(現在SUBARU)との問で取り交わされた覚書を順守してほしいと要請した。
また木更津への暫定配備期問は五年以内を目標とすることを踏まえ、引き続き、最大限の努力をすると応じた。
さらに陸上自衛隊オスプレイについては、事故の状況が明らかとなるまでの当面の間は、その飛行を見合わせることとしており、今後の措置については、米軍の情報も踏まえ適切に判断するとした。
暁星国際高が全国出場
第32回全日本高校選手権関東予選
サッカー女子 3位決定戦で勝利
サッカー女子の第32回全日本高校選手権関東予選がこのほど、山梨県の押原公園天然芝グラウンド等で行われ、暁星国際(千葉1位、木更津市)が3位に入賞、上位7校に与えられる同選手権の出場裡を獲得した。
同校は準々決勝で霞ヶ浦(茨城2位)を4-0で破り4強入り。
凖決勝で修徳(東京1位)に1-4で敗れたが、3位決定戦で星槎国際湘南(神奈川1位)を2-1で降し、全日本高校選手権出場を決めた。
同選手権は、今月30日(土)に、兵庫県で開幕、決勝は1月7日(日)にノエビアスタジアム神戸で行われる。
こども食堂にケーキを
サンタクロースやトナカイに扮し配る
木更津ライオンズクラブ 5か所にプレゼント
木更津ライオンズクラブ(会長・森田恵)では、こども食堂等にクリスマスケーキを配る活動を行っている。
今年も一足早く、12月15、16日の両日に、木更津波岡こども食堂(代表・堀切辰也)をはじめ、波岡地域食堂にこハピ(代表・伊藤由紀子)、ライオンズクラブ子ども食堂かずさや(代表・安藤順子)、子ども食堂馬来田ぷらす(代表・金井珠美)、子ども食堂大久保ぷらす(代表・金井太一)のこども達に、クリスマスケーキをプレゼントした。
それぞれの活動場所では、時間前に多くのこども達が集まり、ケーキを手渡すと「うれしい」「おいしそう」と目を輝かせていた。
サンタクロースやトナカイに扮したメンバーと写真を撮ったり、握手をしたりして楽しく過むし、一足早いプレゼントに子ども達は大喜びだった。
子ども食堂の財政では、一人ひとりにケーキをプレゼントできないので、ライオンズクラブの活動には心から感謝していると各代表は話していた。
5か所の子ども食堂は、インフルエンザやコロナ禍の中でもそれぞれ工夫をして活動を続けている。
実施の日程や方法、参加費などは、それぞれのフェイスブックや問い合わせ先に。
木更津市内5か所の連絡先は次の通り。
▽木更津波岡こども食堂(堀切辰也代表)℡090-9102-3147
▽波岡地域食堂にこハピ(伊藤由紀子代表)℡090-6198-1811
▽ライオンズクラブ子ども食堂かずさや(安藤順子代表)℡090-2649-0007
▽子ども食堂馬来田ぷらす(金井珠美代表)℡080-9394-8739
▽子ども食堂大久保ぷらす(金井太一代表)℡080-5697-2311
翔凛中女子が優勝飾る
県中学新人バレーボール 昭和女子も健闘
県中学新人バレーボール大会がこのほど、木更津市民体育館や八千代市民体育館等で行われ、翔凛女子が決勝で大網を2-0で降し、優勝を決めた。
君津地域からは男子3校(波岡、八重原、昭和)、女子4校(翔凛、君津、昭和、蔵波)が出場。
昭和女子も健闘し、準々決勝まで進出した。
「医療と税金」
東京国税局管内納税貯蓄組合連合会会長賞
畑沢中1年 平田てな
私には、2歳になる弟がいる。
弟は気管支が弱く、これまでに2回入院している。
2回とも退院の際に、病院から渡される請求書の金額を見て驚いた。
なぜなら、入院といったら何万円もかかると思っていたからだ。
実際には1日200円だけで食事と入院中の看護を受けることができていた。
調べてみると、市によって異なるが木更津市は18歳までの子供に対し「子ども医療費助成受給券」を配布していることが分かった。
この受給券を利用することで、自己負担金が通院ならば1回、入院1日につき200円、保険調剤に至っては無料で提供してもらえる。
そして、私はあることを疑問に思った。
残りのお金はどこから出ているのだろうか。
そこで母に聞いてみると、税金から支払われていることが分かった。
正直、とても驚いた。
税金といえば、消費税や住民税などたくさんある。
けれど自分の身の回りでどのように税金が使われているのか知らなかったからである。
良い制度だと思う。
中には、税金が高すぎるという声や支払いたくないという考えの人もいるが、税金があるおかげで医療サービスを受けることが出来ている。
これが無くなってしまったら一回病院を受診するごとにかかった分の金額を支払うことになる。
そうなると、体調が悪くても受診をあきらめたり、入院したものの支払いが出来なかったりすることもあるだろう。
また、医療現場で活躍する救急車や消防車、最近では学校や公民館など公共の場で必ず目にするAEDなども税金をもとに機能している。
つまり、働くすべての人が収入に応じて税金を納めることを国が義務とすることで、私たち全ての年代は平等にサービスを受けることができている。
これからは私たちの世代も仕事を持ち、税金を払うときが来る。
今の日本は少子高齢化が進んでおり、働く世代の税金で全てのサービスをまかなうことは厳しいと言われている。
しかし、税金という仕組みが今の日本を支えていることは確かだ。
弟が入院した時も母がお金の心配をしなくてよかったので弟の看病に専念できたと言っていたのを覚えている。
このように、税金によって助けられたり救われたりした人は沢山いると思う。
税金を支払うことによって国民が暮らしやすくなり一つでも多くの命が救われるのなら、税金という制度はこれからも必要だと思う。
私たちが大人になった時、きっと税金は今と比ぺて多く納めることになるだろう。
これからは、私たちが多くの人に安心を届ける番だ。
その為にも、私たちは税金に希望をのせて、制度が存続できるよう日々関心を持ち、生活していきたい。