食べて学ぶSDGs 他【新千葉新聞】
- 2023/12/6
- ニュース
新千葉新聞2023年12月6日発行
食べて学ぶSDGs
八千代エンジニヤリング(株)とエスビー食品(株)
鎌足中学校 食育の出前授業実施
木更津市立鎌足中学校(校長・佐々木伸司、生徒数44人)で11月28日(火)と同30日(木)、食育の出前授業が行われた。
この授業は、プラントベースフード(植物性食品)を起点に様々一な社会・環境問題に触れながら『SDGs達成のための取り組みを食べて学ぶ』という食育プログラムで、鎌足中では、八千代エンジニヤリング(株)の管理栄養士と、エスビー食品(株)の社員を講師に招いて、全校生徒を対象に実施された。
18日の授業では、授業の前半に家庭科室で映像を使用して「食と環境問題とのつながり」「プラントベースフードとその利点とは」をテーマに、全体講義が行われた。
生徒たちは、講師からの話に耳を傾け、自分たちの食生活が、直接世界の環境問題とつながっていることなどを学び、理解を深めた。
この後、生徒たちはプラントベースのベジミートカレーを試食し生徒からは「大豆ミートの食感や味が本当の肉と同じで驚いた」「他のプラントベースフードも食べてみたい」という感想が寄せられるなど、その食感やおいしさを味わった。
30日の授業では、「プラントペースフードを日々の生活にどのように取り入れていくか」「プラントベースフードを広めるためにはどのような働き方をしていけぱよいか」をテーマにクループディスカッションを行った。
生徒からは「プラントベースフードなら菜食主義や宗教上の理由で肉を食べられない人とも同じ食べ物を食べることができる」「食肉を加工するまでに、水など多くの資源が必薺になる。プラントペースフードは環境にも優しい」「二日間の授業で初めて知ることが多くあった。私達の身近な食べ物を考えることが、環境問題を考えることにもつながることがわかった」など、多くの意見や感想が出されるなど、食を通してSDGsについて学ぶことができる貴重な二日間となった。講師からは、「私たちにはなかったアイデアもあり参考にしたい」と生徒の柔軟な発想に、この食育プログラムの広がりを実感したという。
木更津市教育委会の指導主事や市内小中学校の栄養職員計10人が同授業を参観した。
今後、市内全体の小中学校へのSDGsについての学習の広がりが期待されている。
奥深い着物の世界へ誘う
金沢できものの祭典 木更津からも参加
石川県で44日間にわたり開催された「第38回国民文化祭・いしかわ百万石文化祭2023」が、11月26日にフィナーレを迎えた。
「きものの祭典in金沢」は最終日に石川県文教会館で行われ、十二単などの平安朝の装束や白無垢を舞台上で着付けるショーが、全国から加賀友禅の衣装等を着て染まった来場者を、奥深い着物の世界へと誘った。
主催団体である一般財団法人民族衣裳文化普及協会の木更津支部・泉水俊江委員長は、「木更津からこの文化祭に参加できるようになり、モデルの方々が育ったことに感謝でいっぱいです」と、また、モデルを務めた安部真理子さん(泉水きもの学院)は、「とても光栄です。着物という伝統文化を守っていきたい」と、同日の夜、七尾市和倉温泉の加賀屋で開かれた和装文化交流会で感想を発表していた。
なお、同「きものの祭典・川金沢」には木更津ライオンズクラブの森田恵会長も招待され、出席した。
ウインドカーを作ろう
木更津高専 小中学生が取り組む
木更津工業高等専門学校で11月18日(土)に公開講座「風に向かって進む不思議なウインドカーを作ろう!」が実施された。
同講座は、夏に開催しているキッズーサイエンスーフェスティバルでも実施しており、今回初めて公開講座として行われた。
受講した小中学生は、担当の先生1名と、補助学生3人の補助を受けながら、ウインドカーの製作に熱心に取り組んだ。
講座終了後のアンケートでは、「楽レかった」、「木更津高専の特色が出ている良いイベントだった」などと回答があり、子どもたちにとって満足度の高い講座となったようだ。