来年度の農業施策に関し 他【新千葉新聞】
- 2023/10/14
- ニュース
新千葉新聞2023年10月14日発行
来年度の農業施策に関し
木更津市議会議長にも8項目の要望書
木更津市農業協同組合 市長に要望書を提出
木更津市農業協同組合(代表理事組合長・石渡肇)は13日(金)、木更津市及び木更津市議会に対し『令和6年度木更津市農業施策に関する要望書』の提出を行った。
駅前庁舎内で行われた要望書提出には、石渡組合員、善場稔・石井恵一両常務理事、山口守弘経済・総務委員長、斉藤高根経済・信用委員長、石渡善則営農部長、笹生恵一郎総務部長などが来庁。
木更津市からは渡辺芳邦市長、田中幸子副市長、大岩房之経済部次長、黒川克明農林水産課長など、市議会からは鶴岡大治議長、石井徳亮副議長、池田ゆかり事務局長が出席した。
要望書は、次年度の予算編成や施策などが審議・検討されていくこれからの時期に合わせ、木更津市の主要産業である震業へ格段の理解と支援を願い、例年提出されている。
木更津市農協の令和6年度に向けた要望は8項目で、うち新規は3項目。
石渡組合長が各項目を説明した。
要望項目は次の通り。
①木更津産員畜産物販売施設の設置について
▽東京湾アクアラインの着岸地周辺に木更津産品の販売施設の新規設置の検討を(継続)。
②農業支援センターの設置について(新規)
③「輝け!ちぱの園芸」次世代産地整備支援事業にかかる市単独の補助事業の実施について(継続)
④米の需給調整対策について(継続)
⑤有害鳥獣被害対策について(新規)
▽現行の木更津市有害鳥獣被害防止対策事業には、空からの被害を防ぐための防鳥網が含まれていないので、今後は鳥害を想定した防除資材も補助対象に。
⑥環境保全対策について(継続)
▽園芸作物の栽培で、環境汚染対策にも高い効果がある生分解性マルチフィルムを使用するために補助額の増額を要望する(新規)
⑦農地関連法の改正に伴う新たな「地域計画」の取り組みについて(継続)
⑧食育推進活動について(継続)
▽市の特産品である米・野菜・果樹等の農畜産物について、学校給食の食材として活用し「食の安全・安心」。
「木産木消」など食育推進のPR強化を。
説明の後、要望に関する意見交換では、JAの各役員は、金田地域に直売所や観光用のトイレの設置など、地域の状況に沿った実情が話された。
渡辺市長は、「要望書の内容をよく読ませていただき、項目ごとに調整・検討していきたい」などと話していた。
鎌足桜の保護・育成へ
11月から鎌足桜カレンダーも販売
木更津市鎌足桜保存会 3回目の下草刈り
木更津市指定文化財の鎌足桜の保護・育成や広報活動に取り組んでいる木更津市鎌足桜保存会(会長・田中幸子副市長)では、今月8日(日)に、鎌足さくら公園近くの矢那川ダム沿いに植栽された鎌足桜の今年3回目の下草刈りを行った。
当日は、田中会長はじめ、保存会会員のほか、君津信用組合(本店・東太田支店)から8人のボランティア参加があり、総勢22人で実施した。
貴重な山野草の保護にも留意しながら作業を行い、終了後は、参加者全員できれいになった法面と鎌足桜の説明看板をバックに記念撮影を行った。
また、このほど同会の活動の一つである「鎌足桜カレンダー(B3判1枚)」の令和6年版を制作した。
保存会会員への頒布を中心としているが、1枚100円で一般への販売も可能としている。
同鎌足桜カレンダーは、11月1日(水)から販売するが、購入希望者は鎌足公民館(℡0438-52-3111)まで問い合わせるか、ホームページを参照してほしいとしている。
画家・柳敬助の生涯 没後100年
房総の地域文化講座 講師は渡邉茂男氏
房総の地域文化を学ぷ会(会長・篠田芳夫、元君津地方公民館運営審議会委員連絡協議会会長)主催、「第116回房総の地域文化講座」が、11月5日(日)午後2時から3時20分まで(受付開始は午後1時30分)、木更津市中央公民館(JR木更津駅西口前「スパークルシティ木更津」6階)の第7会議室で開かれる。
テーマは『没後100年、画家・柳敬助の生涯』。
講師は渡邉茂男氏(君津市文化財審議会委員)。
今年は、君津市泉出身の著名な洋画家、柳敬助の没後100年にあたる。
わが国の西洋画黎明期に活躍した朷敬助の生涯や生き方を、房総や京都などに残された新出絵画などを含めて、高村光太郎、荻原碌山、新宿中村屋夫妻などとの出会いの中で話す。
会員でなくても受講できる。
受講料(中学生以上)は非会員のみ400円、会員は無料。
非会員は事前申し込みが必要。
なお、同公民館には駐車場がないが、近くの成就寺境内の市借用無料駐車場が利用できる(周辺に有料駐車場もあり)。
またマスク着用など、コロナ感染防止策に協力を求めている。
参加申し込み・問い合わせは筑紫敏夫(つくしとしお)幹事長までメールか電話で。
℡090-3431-9483(留守電に伝言メッセージを入れてください。折り返し連絡します)。
メールアドレス toshi-551223@kzh.biglobe.ne.jp
中学校ロードレース結果
小中体連木袖支部 富津公園で力走
小中体連木更津・袖ケ浦支部主催の中学校駅伝大会とロードレース大会が富津公園で実施された。
【ロードレース結果】
《男子》
▽1位=岩渕琉雅(太田②)
▽2位=岡夲獅叶(鎌足②)
▽3位=細川壮平(蔵波②)
▽4位=渡邉隼太(波岡③)
▽5位=高石一颯(太田③)
▽6位=大池唯斗(清川③)
▽7位=仲原諷太(波岡②)
▽8位=渡邉良星(清川②)
《女子》
▽1位=古川真悠(昭和③)
▽2位=浅野真歩(木一③)
▽3位=大狹鳳華(波岡①)
▽4位=古場千智(波岡③)
▽5位=大澤香尚 (太田①)
▽6位=伊藤弥那(根形①)
▽7位=鍋田苺佳(岩根①)
▽8位=長倉沙羅(清川②)
基地対策に関する要望書
田中剛市長に北関東防衛局から 口頭による回答
木更津市の田中幸子副市長が10月2日に防衛省北関東防衛局を訪れ「基地対策に関する要望書」を提出したが、次のように口頭による回答があったと木更津市が11日に発表した。
(以下発表文のまま)
1、安全対策の徹底及び基地周辺の生活環境への配慮について
航空機の運用に関する安全対策の徹底については、自衛隊機や米軍機の運用に際して、引き続き、安全対策を徹底するよう自衛隊や米軍に伝えてまいります。
また、騒音等への対応については、ご指摘のあった連続した場周経路の使用、夜間訓練、点検等に係る騒音等についても、地元の皆様に及ぼす影響が最小限となるよう努めているものと承知しているが、改めて、自衛隊に伝えてまいります。
他方で、実際の航空機の運用に際しては、他の航空機との関係であるとか、風や天候、また、夜間訓練については、日没の時間等の運用により様々な影響を受け、それについては、柔軟に対応しなけれぱならないという部隊運用の都合もあることはご理解いただきたいと思います。
2、基地周辺の環境整備等について
まちづくり構想策定支援事業の推進については、来年度に所要の予算の確保に向けて、最大限努力をしてまいります。
引き続き、木更津市と連携を図った上で対応していきたいと考えております。
3、潮干狩り等への配瀘について
木更津駐屯地においても、駐屯地周辺で潮干狩り等のイベントが行われる場合には、上空の飛行を避け、騒音等を含め様々な配慮をしているものと承知していますが、引き続き最大限配慮された運用がされるよう部隊に伝えてまいります。
4、オスプレイに関する覚書等の遵守について
米海兵隊オスプレイの定期機体整備については、引き続き、関係する合意事項を遵守し、周辺住民に及ぼす影響を最小限に留めるよう米側に申し入れてまいります。
陸上自衛隊オスプレイの暫定配備については、令和2年2月に防衛省と木更津市が取り交わした合意文書において、暫定配備の期間については、配備の開始から5年以内を目標とするということを合意しており、引き続き、防衛省として最大限の努力を行ってまいります。
5、適時適切な情報提供について
米海兵隊オスプレイの定期槻体整備や陸上自衛隊オスプレイの暫定配備、また、国内外におけるオスプレイの事故やその原因と再発防止策などの情報については、今後とも情報が得られ次第、速やかに情報提供をしてまいります。
万が一、事故等が発生した場合においては、自衛隊や米軍と連携して、情報提供等、適切な対応に努めてまいります。
低周波音による影響については、環境省による環境基準が定められておらず、調査研究の過程にあると承知しており、今後、必要に応じて対応を検討してまいります。