全児童生徒に1万円支給 他【新千葉新聞】
- 2023/5/19
- ニュース
新千葉新聞2023年5月19日発行
全児童生徒に1万円支給
臨時県議会 補正予算を可決承認
県議選後初となる五月臨時議会は16日開会し、物価高騰への県独自策として小中学の全児童・生徒と高校の新1年生を対象に、1人一律1万円を支給することなどを盛り込んだ総額209億2900万円追加の令和5年度一般会計袖正予算案が全会一致で可決され、承認された。
県によると、補正後の予算額は2兆2180億5400万円となる。
熊谷俊人知事は補正予算案の提案理由を「習い事などの経費負担の軽減へ県内在住の小中学生を対象に一律1万円の臨時的な給付金を支給し、制服や教材等の購入費負担の大きい新高校1年生も同様の給付を行う」と説明し、理解を求めた。
臨時給付金の事業費は、県の災害復興・地域再生基金計60億円を活用する。
剣士342人熱戦展開
4年ぶりの開催に君津地域4市から
富津市教委 JFTS少年剣道大会
富津市教育委員会主催、富津市スポーツ協会剣道専門部主管「第41回FTS少年剣辺大会」が、14日(日)午前9時から染防止対策を行い、富津市総合社会体育館で開催された。
同大会は長引くコロナ禍で中止され4年ぶりの開催で、君津地域4市から小・中学生剣士342人が参加、個人戦・トーナメント方式で日頃の研鑚成果を競った。
開会式では岡根茂教育長が主催者挨拶、来賓の高橋恭市市長、鈴木充体育協会会長、渡邉まさ子スポーツ推進委員連絡協議会会長が、多くの参加を歓迎し、実り多い大会であるよう願い、指導者や保護者の応援に感謝した。
地元の富津中3年、鈴木大雅選手と鈴木姫華選手が選手宣誓を行った。
試合結果は次の通り。
運動会・体育祭の日程
4市の小中学校 2学期、秋に分かれ
「運動会」「体育祭」を木更津・君津・富津市では多くの小中学校が、袖ケ浦市では中学校が、1学期(5月下旬~6月上旬)に実施、木更津市の一部と袖ケ浦市の小学校は秋季に行う予定となっている。
主な理由として、「2学期(秋)は学校及び地域等でもまつりなどの行事が多い」「1学期に行うことで集団行動・学級づくり・異年齢交流などに効果的」「低学年は残暑による体力的負担の軽減等で1学期に」などのほか、これまで中学校の体育祭は2学期の第1週などに多く実施されてきたが、そのためには夏休み中から練習等を行ってきた経緯もあり、さらに教員などの時間外勤務の増加等を見直す、働き方改革も含み、土曜・日曜の開催を避け、1学期の平日に実施する学校が増えている。
4市各校の実施予定日は次の通り。(予備日等は直接各学校に問合せを)
【木更津市】
▽5月25日(木)=太田中、清川中
▽5月27日(土)=富来田中、畑沢中
▽6月1日(木)=木三中
▽6月3日(土)=木二中
▽6月8日(木)=木一中
▽6月10日(土)=木一小、木二小、東清小、鎌足小、金田小、中郷小、富来田小、請西小、岩根中、鎌足中、金田中
▽9月8日(金)=波岡中
▽9月27日(水)=岩根西中
▽10月7日(土)=岩根小
▽10月14日(土)=酉清小、波岡小、
▽10月20日(金)=祇園小
▽10月21日(土)=南清小、高柳小、畑沢小、八幡台小、真舟小
▽10月28日(土)=清見台小【君津市】
▽5月25日(木)=周南中
▽5月26日(金)=君津中、周西中
▽5月27日(土)=八重原小、外箕輪小、小糸小、清和小、周西南中、上総小櫃中
▽5月30日(火)=周南小
▽6月2日(金)=周西の丘小、周東中
▽6月3日(土)=南子安小、貞元小、北子安小、周西小、小櫃小、上総小
▽6月8日(木)=八重原中
【富津市】
▽5月26日(金)=富津中、大佐和中
▽5月27日(土)=吉野小、佐貝小、天羽小、環小
▽5月31日(水)=飯野小
▽6月2日(金)=天羽中
▽6月3日(土)=青堀小、富津小、大貫小
【袖ケ浦市】
▽5月25日(木)=昭和中、根形中、平川中
▽6月1日(木)=長浦中、蔵波中
▽10月19日(木)=昭和小、奈良輪小、長浦小、根形小、平岡小(予定)
▽10月19日(木)・二十日(金)二日間=蔵波小
▽10月21日(土)=中川小
社説
電気料金の値上げ
大手電力7社(北海道、東北、東京、北陸、中国、四国、沖縄)の家庭向けの規制料金が来月6月1日から値上げされることになった。
これは、政府が16日に開いた物価問題に関する関係閣僚会議で決めたもの。
値上げ幅(標準的な家庭、30アンペア、400キロワット対象)は、最大が沖縄電力の2,771円、次が北陸の2,548円、四国の2,155円、東北、北海道、中国の順で、東京電力は881円。
電力各社は今回の値上げは、ロシアのウクライナ侵攻で火力発電の燃料費が高騰したことをあげている。
このほかにも日常生活の必尉品、食品(調味料・小麦粉・乳製品・菓子類ほか)、水道料金などの値上げラッシュは収まらない。
電気料金は今年冬に跳ね上がった。
舂になり、政府の負担軽減措置もあって、各家庭等では請求額に驚くことは少なくなったが、今度ばかりは直接家計に響く。
「節電をしましょう!」などの呼びかけも行われているが、天候の変化も著しく。
「急に暑くなり、身体がまだ暑さに恨れていないのでエアコン(冷房)などを上手に使い熱中症に注意しましょう」と、気象予報士は注意を促している。
消費電力の大きい電化製品は、①エアコン②冷蔵庫③照明④テレビの順。
特にエアコン(冷房)は、これからフル稼働の日々が続く。
エアコンや冷蔵庫は、平均使用年数は約13年といわれ、ここ10年くらいの間に、省エネ性能が大きくアップしている。
耐用年数を経過していてもまだ十分使えるものも多く、買い替えはもったいないが、修理が発生しても夏はエ事が集中してすぐに対応してもらえない。
買い替えるにしても数週問かかるという。
熱中症の疑いで救急搬送される人は7月から急増し、その半数は室内で発症しており、死亡した人の8割は室内にいて、その8割はエアコンを使用していなかったという。
省エネを考えて、夏が来る前にエアコンの試運転をしておきたい。